webui-dashboard - Oracle Solaris WebUI ダッシュボード
SunOS 5.12 ダッシュボードは Oracle Solaris WebUI のメイン画面です。通常、これはユーザーがログイン後に表示される最初の画面です。(ただし、ユーザーはログインして、ダッシュボードを迂回してほかの WebUI アプリケーションに直接移動できます。)ここでの「ダッシュボード」という用語は、メインの WebUI ヘッダー領域および関連付けられたメニューとボタンを含まないチャートとテーブルで構成される「システムステータス」パネルを指しています。このパネルについては、webui(7) のマニュアルページで説明されています。
ダッシュボードの目的は、システムの現在の状態と最近の状態の概要をユーザーに示し、注意が必要な可能性があるすべての異常を強調表示するランディングページを Oracle Solaris WebUI 内に表示することです。
ダッシュボードには、WebUI の基本 URL https://<hostname>:6787/solaris/ に移動することでアクセスします
ダッシュボードの「システムステータス」パネルは、ツールバーと、テーブルとチャートを含む一連のタイルで構成されます。
ツールバーには、「チャートの一時停止/再開」と「障害とアクティビティー」の 2 つのボタンが含まれています。「チャートの一時停止/再開」ボタンを使用すると、チャートの更新済みデータを取得するための sstore(7) のポーリングが一時停止されて再開されます。「障害とアクティビティー」ボタンは、「障害/直近のアクティビティー」テーブル (次を参照) の表示と非表示を切り替えます。「障害/最近のアクティビティー」テーブルを非表示にすると、ブラウザウィンドウが小さい場合にチャートのスペースが広くなります。
このテーブルは、表示されているときは、常に「システムステータス」セクションの最初のタイルです。ここには、システムで発生した最近のイベントが、2 つのタブに分かれて表示されます。「障害」タブには FMA の障害が表示され、「直近のアクティビティー」タブにはその他すべてのイベントが表示されます。両方のタブに、表示されるイベントのリストを絞り込むために使用できる選択フィールドとフィルタフィールドが含まれています。表示するイベントがある場合、各イベントのサマリーが次のテーブルに表示されます。イベントをクリックすると、イベントに関する詳細が示されたポップアップダイアログが開きます。
「障害/最近のアクティビティー」テーブルでは、表示されるイベントの合計は過去 7 日間の 100 件までに制限されます。表示するイベントが 100 を超える場合、またはイベントが 1 週間より前に発生した場合、リストから切り捨てられます。
使用可能なダッシュボード領域の残りの部分は、多数の異なるカテゴリの最近のシステムアクティビティーが、そのときににシステムで発生した関連イベントで重ね合わされて表示された、一連のチャートで占められています。これらのチャートは、重要なシステムリソースの使用率、飽和、およびエラーを示しています。パフォーマンスの方法の詳細は、analytics(7) のマニュアルページを参照してください。
ユーザーがブラウザウィンドウのサイズを変更すると、これらのチャートは、使用可能な領域を最大限活用するために自動的に流れが変更されて並べ替えられることがあります。
各チャートには、その内容を説明する簡単なタイトルがあります。チャートの上にマウスのポインタを置くと、チャートの内容を説明する詳細なツールチップが表示されます。
チャートにイベントが含まれている場合、チャート内に小さい三角形が付いています。イベントマーカーの上にマウスのポインタを置くと、イベントに関する詳細を示すツールチップが表示されます。
チャートタイルをクリックするとダッシュボードが閉じて、関連する統計の詳細ビューが表示され、ユーザーとのさらなる対話が可能な関連シートが analytics(7) アプリケーションでユーザーに表示されます。