シミュレーションされた障害の注入方法

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注意  - この手順では、テストの SNMP トラップが返されますが、受け取る値は、実際の SNMP トラップの生成時に表示されることが予期される値と一致しないことがあります。これは、テスト以外の SNMP トラップ機能には影響を与えません。

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1. コマンドプロンプトで、次のように入力します。

   ipmitool -U user -P password -H hostname -v sdr list

   ここで user は root 権限を持つ Oracle ILOM ユーザー名で、password はそのユーザーのパスワードで、hostname は Oracle ILOM SP のホスト名または IP アドレスです。

   返されたリストから、シミュレーションされた障害を注入するセンサーを選択します。この例では、IPMI イベント 'P0/VTT' unc assert を使用します。

2. コマンドプロンプトで、次のように入力します。

   # ipmitool -U user -P password -H hostname event 'P0/VTT' unc assert

   これによって、IPMI イベント 'P0/VTT' unc assert が注入されます。

   次のような SNMP トラップを受け取ります。

   sysUpTime.0 = Timeticks: (4300) 0:00:43.00

   snmpModules.1.1.4.1.1 = OID: sunHwTrapVoltageNonCritThresholdExceeded

   sunHwTrapSystemIdentifier.0 = STRING: sg-prg-x6220-01-sp0

   sunHwTrapChassisId.0 = STRING: 1005LCB-0728YM01R7::0739AL71EA

   sunHwTrapProductName.0 = STRING: SUN BLADE 6000 MODULAR SYSTEM::SUN BLADE X6220 SERVER MODULE

   sunHwTrapComponentName.0 = STRING: /SYS/MB/P0/VTT

   sunHwTrapThresholdType.0 = INTEGER: upper(1)

   sunHwTrapThresholdValue.0 = STRING:

   sunHwTrapSensorValue.0 = STRING:

   sunHwTrapAdditionalInfo.0 = STRING: Upper Non-critical going high

   sunHwTrapAssocObjectId.0 = OID: zeroDotZero

   sunHwTrapSeverity.0 = INTEGER: nonCritical(4)

   syslog レコードを調べることで、SNMP トラップを確認できます。次のような行が含まれています。

   sg-prg-x6250-01 hwagentd[3470]: P0/VTT (Sensor ID: 0x1b) (Record ID: 0x821): Upper Non-critical going high.

   syslog に格納されるメッセージは、SNMP トラップに正確に対応しています。メッセージは、機能 daemon およびレベル notice で記録されます。

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   注 -  SNMP トラップに対応するレコードが Oracle Solaris オペレーティングシステムで格納されない場合、daemon 機能および notice レベルが有効であることを確認してください。

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