Oracle ILOM は、すべてのサーバーにプリインストールされているシステム管理ファームウェアです。このファームウェアを使用すると、サーバーに取り付けられたコンポーネントをアクティブに管理およびモニターできます。Oracle ILOM には、SNMP および IPMI インタフェースのほかに、ブラウザベースのインタフェースや CLI があります。
サーバーの SP では、Oracle ILOM は AC 電源がサーバーに接続されているかぎり、サーバーホストとは独立して、またサーバーの電源状態には関係なく動作します。サーバーを AC 電源に接続すると、SP はただちに起動し、サーバーのモニタリングを開始します。環境のモニタリングと制御はすべて、Oracle ILOM によって処理されます。
-> プロンプトは、Oracle ILOM コマンドを介してサーバーの SP と対話中であることを示します。ホストの電源状態にかかわらず、SER MGT ポートまたは NET MGT ポートを介して ILOM CLI にログインできます。
SP では、サーバーごとの Oracle ILOM の同時セッションがサポートされています。NET MGT ポートでは複数の SSH 接続または Web 接続が可能で、SER MGT ポートでは 1 つの接続が可能です。
Oracle ILOM で管理するすべてのプラットフォームに共通する Oracle ILOM 機能の使用方法に関する詳細は、次の Oracle ILOM ドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/goto/ilom/docs
Oracle ILOM は多くのプラットフォーム上で動作します。ほとんどの機能がすべてのプラットフォームに共通していますが、一部の Oracle ILOM 機能はプラットフォームのサブセットにのみ属します。