Oracle VM Server for SPARC の概要

論理ドメインは、単一のコンピュータシステム内に独自の OS、リソース、および識別情報を持つ個別の論理グループです。アプリケーションソフトウェアは論理ドメイン上で実行できます。各論理ドメインは、個々に作成、破棄、再構成、およびリブートできます。

Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアを使用すると、サーバーのハードウェア構成に応じて、サーバー上で数多くの論理ドメインを作成および管理できます。リソースを仮想化し、ネットワーク、ストレージ、およびその他の I/O デバイスをドメイン間で共有できるサービスとして定義できます。

Oracle VM Server for SPARC の構成は、SP に格納されています。Oracle VM Server for SPARC の CLI コマンドを使用して、構成を追加したり、SP 上の構成を一覧表示したり、使用する構成を指定したりできます。Configure the Host Boot Mode (Oracle VM Server for SPARC)で説明するように、Oracle ILOM コマンドを使用して、Oracle VM Server for SPARC のブート構成を指定することもできます。

Oracle VM Server for SPARC は、Oracle Solaris 11.1 以降の Oracle Solaris に含まれています。Oracle Enterprise Manager Ops Center を使用する場合、その管理環境は、使用しているハードウェアと互換性のある Oracle VM Server for SPARC のバージョンを使用してプロビジョニングできます。

関連情報

• 次にある Oracle VM Server for SPARC のドキュメント:

  http://www.oracle.com/goto/vm-sparc/docs

• Oracle Enterprise Manager Ops Center Overview

• Power On a Server With Multiple Active Domains (Oracle VM Server for SPARC)

• Power Off a Server With Multiple Active Domains (Oracle VM Server for SPARC)

• Configuring Boot and Restart Behavior