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SPARC および Netra SPARC S7-2 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2016 年 6 月
 
 

WWN の構文

Oracle Solaris では、論理デバイス名に論理的に一意の tn (ターゲット ID) フィールドではなく、WWN (World Wide Name) 構文を使用しています。この変更によって、特定の SCSI デバイスにデバイス名をマップできる方法に影響が及びます。次に、この変更の影響を理解するために重要な点を示します。

  • WWN 命名法に移行する前は、Oracle Solaris はデフォルトのブートデバイスを c0t0d0 として識別していました。

  • この変更により、デフォルトのブートデバイスのデバイス識別子は c0tWWNd0 のようになり、ここで WWN は全世界においてこのデバイスに一意となる 16 進値になります。

  • この WWN 値はデバイスの製造元によって割り当てられるため、サーバーのデバイスツリー構造との関係はランダムになります。

WWN 値は従来の論理デバイス名構造に準拠しないため、cntWWNdn 値からターゲットデバイスを直接識別することはできません。その代わり、次のいずれかの代替方法を使用して WWN ベースのデバイス名を物理デバイスにマップできます。

  • OS が実行されていないときは、OpenBoot コマンド probe-scsi-all の出力を分析できます。

    たとえば、ブートデバイスを識別するときに、probe-scsi-all 出力を分析します。

  • OS の実行中は、コマンド prtconf -v の出力を分析できます。

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