Go to main content
Oracle® ZFS Storage Appliance RESTful API ガイド、Release OS8.6.x

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 9 月
 
 

SAN の概要

SAN には次の基本的なコンポーネントがあります。

  • ネットワークストレージにアクセスするクライアント

  • ネットワークストレージを提供するストレージアプライアンス

  • クライアントをストレージにリンクするネットワーク

これらの 3 つのコンポーネントは、ネットワーク上で使用されているプロトコルには関係なく同じです。場合によっては、ネットワークがイニシエータとターゲットの間のケーブルであることもありますが、ほとんどの場合、何らかの種類の切り換えが含まれます。RESTful API SAN サービスは、サポートされるプロトコルごとに 4 つのタイプの SAN リソースを管理します。

  • イニシエータ - SCSI セッションを開始し、SCSI コマンドと入出力リクエストを送信することができるアプリケーションまたは本番システムエンドポイント。イニシエータは、一意のアドレス指定方式によっても識別されます。

  • イニシエータグループ - イニシエータのセット。イニシエータグループが論理ユニット番号 (LUN) に関連付けられている場合は、そのグループのイニシエータだけがその LUN にアクセスできます。

  • ターゲット - イニシエータからの SCSI コマンドと入出力リクエストを処理するサービスを提供するストレージシステムエンドポイント。ターゲットはストレージシステム管理者によって作成され、一意のアドレス指定方式によって識別されます。構成されたターゲットは、0 個以上の論理ユニットから構成されます。

  • ターゲットグループ - ターゲットのセット。LUN は、1 つの特定のターゲットグループ内のすべてのターゲットにエクスポートされます。