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移行方法の選択

移行には様々な方法があり、各移行方法にはそれぞれ異なる利点、使用機会、要件および制限があります。

移行の考慮事項

移行方法の多くは、ソース(オンプレミス)とターゲット(Exadata Cloud Machine)のデータベースの特定の特性が適合するか互換性がある場合にのみ適用されます。 さらに、移行シナリオに技術的に適用可能な方法からどの方法を移行に選択するかに、その他の要因が影響することもあります。

たとえば、Exadata Cloud Machineではリトルエンディアン・プラットフォームを使用するため、ビッグエンディアン・プラットフォームから移行する場合、物理的な移行方法は適していないか、実現するのに追加処理が必要になります。 また、マテリアライズド・ビューやオブジェクト・データ・タイプなどの特定のデータベース機能が使用されていると、移行方法が制限される可能性があります。

移行方法の選択時に考慮する特性および要因の一部を次に示します。

  • ソースおよびターゲット・データベースのバージョン

  • ソース・プラットフォームおよびオペレーティング・システム

  • ソース・データベースの文字セット

  • データ量(索引を含む)

  • データのトランスポートに使用可能な方法

  • 使用されているデータベースの機能およびデータ型

  • データ・ステージング用のストレージ

  • システム機能停止の許容される長さ

  • ネットワーク・バンド幅

正しい移行方法を選択するには、何を移行する必要があるかを明確に定義する必要があります。 たとえば、移行する必要があるのはデータベース全体ですか、表領域全体ですか、選択したデータベース・オブジェクトのみですか。 これによって、ターゲット・データベースで必要ないデータを移行するために多大な労力を無駄に費やす必要のない方法を選択できます。

移行の短期的要件と選択した移行方法を使用した場合の長期的な影響を比較評価する必要もあります。 特に、結果のデータベース構成が最適でないか、なんらかの妥協を要する場合、簡単で便利に見える移行方法であっても除外する必要があります。 たとえば、Exadataは、ASM AUサイズが4MBでデータベース・エクステントが4MBの倍数の場合に最もパフォーマンスがよくなります。 ソース・データベースのエクステント・サイズが4MBの倍数でなく、移行前にデータベースを再編成できない場合、移行時にデータベースを再編成できる移行方法を選択します。 エクステントを再編成できない方法を選択した場合、移行は短時間で簡単に行えますが、結果としてパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。

さらに言えば、追加のデータ処理を行ったり、複数の移行方法を組み合せて移行方法を拡張すると、最善の結果が得られる場合もあります。 たとえば、状況としては、トランスポータブル表領域がExadata Cloud Machineにデータを移行するのに便利な方法であるとします。 ただし、トランスポータブル表領域のデータの物理的な編成がデータベース・マシンにとって最適ではないため、一連のCREATE ... AS SELECT SQLコマンドを使用して表を再定義するか、Data Pumpを使用して新規セグメントにデータをリロードするよう選択します。

移行方法の決定の一環として、データをExadata Cloud Machineに物理的にトランスポートする方法も考慮する必要があります。 データ・セットが小さい場合、ソース・システムとExadata Cloud Machineとの間のネットワーク・リンクでデータを転送できます。 しかし、データ・セットが大きい場合は時間がかかりすぎるため、これは実行可能ではありません。 このような状況に対応するために、Oracle Public Cloudデータ転送サービスを使用して、大規模データ・セットをOracle Public Cloudに物理的に送信できます。 Oracle Public Cloudデータ転送サービスを使用する場合、OracleではZFSストレージ・アレイをデータ・センターに配送します。 データがストレージ・アレイにロードされて戻された後、OracleではExadata Cloud Machine環境からアクセス可能なOracle Storage Cloud Serviceコンテナにデータを転送します。 「Exadata Cloud MachineのOracle Databaseへのデータのロード」を参照してください。

最後に、オラクル社は、Exadata Cloud Machineへのデータの移行のあらゆる局面をサポートするプロフェッショナル・サービスを提供できます。 移行作業の特定の支援をオラクル社に依頼することも、移行の計画および実行をオラクル社に依頼することもできます。

適用可能な方法の決定

移行シナリオに適用可能な移行方法を決定するには、次の情報を収集します。

  1. ソース・データベースのデータベース・バージョン:

    • Oracle Database 11gリリース2の11.2.0.3より前のリリース

    • Oracle Database 11gリリース2の11.2.0.3以降のリリース

    • Oracle Database 12cリリース1の12.1.0.2より前のリリース

    • Oracle Database 12cリリース1の12.1.0.2以降のリリース

  2. Oracle Database 12cリリース1のソース・データベースの場合、データベースのアーキテクチャ:

    • コンテナ・データベース(CDB)。 CDBでは1つ(シングルテナント)または複数(マルチテナント)のプラガブル・データベース(PDB)がサポートされます。

    • 非CDB

  3. ソース・データベース・ホストのプラットフォームおよびエンディアン形式:

    V$DATABASEの問合せを実行し、ソース・データベースのプラットフォーム名を特定します。

    プラットフォームは、使用するバイト・オーダーに応じてリトルエンディアンまたはビッグエンディアンです。 V$TRANSPORTABLE_PLATFORMの問合せを実行し、クロスプラットフォームの表領域のトランスポートをサポートするすべてのプラットフォームおよび各プラットフォームのエンディアン形式を表示します。

    Exadata Cloud MachineではLinux x86-64を使用しますが、これはリトルエンディアンです。

  4. ソース・データベースのデータベース文字セット:

    デフォルトでは、データベースはExadata Cloud MachineでAL32UTF8データベース文字セットを使用するよう構成されています。

  5. Exadata Cloud Machine上の移行先のターゲット・データベースのバージョン:

    • Oracle Database 11gリリース2

    • Oracle Database 12cリリース1

    Exadata Cloud Machineでは、Oracle Database 12cリリース1データベースはCDBアーキテクチャを使用するよう構成されています。

この情報を収集したら、次の表をガイドとして使用して移行シナリオに適用可能な移行方法を確認します。 適用可能な移行方法の情報を検討して、特定のシナリオに対する各方法の実行可能性を判断します。

注意:

このガイドでは、使用可能な移行方法をすべて取り上げているわけではありません。 むしろ、Oracle Databaseで簡単に使用可能なツールおよびテクノロジを利用して使用可能な最も一般的で、適用可能な方法を中心に取り上げます。 データ統合テクノロジやカスタム・コードなどを使用する代替方法は対象としません。
移行方法 11gソースから11gターゲット 11gソースから12cターゲット 12cのCDBソースから12cターゲット 12cの非CDBソースから12cターゲット ソース・プラットフォーム ソース・データベースの文字セット

通常のRMANバックアップおよびリカバリ

はい

 

はい

 

Linux x86-64

任意ですが、ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用することをお薦めします。

通常のData Pump ExportおよびImport

はい

はい

はい

はい

任意

任意

トランスポータブル表領域

はい

はい

はい

はい

ほぼすべて

ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用する必要があります。

Data Pumpフル・トランスポータブル・エクスポートおよびインポート

 

はい

はい

はい

ほぼすべて

ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用する必要があります。

クロス・プラットフォーム増分バックアップを使用したトランスポータブル表領域

はい

はい

はい

はい

ほぼすべて

ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用する必要があります。

トランスポータブル・データベース

はい

 

はい

 

リトルエンディアン

任意ですが、ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用することをお薦めします。

Data Guardフィジカル・スタンバイ

はい

 

はい

 

Linux x86-64および互換性のあるリトル・エンディアン・プラットフォーム

任意ですが、ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用することをお薦めします。

PDBの切断および接続

   

はい

 

リトルエンディアン

ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用する必要があります。

非CDBのプラグイン

     

はい

リトルエンディアン

ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用する必要があります。

リモートPDBまたは非CDBのクローニング

   

はい

はい

リトルエンディアン

ターゲット・データベースの文字セットを適合させるか、互換性のあるサブセットを使用する必要があります。