Go to main content

Oracle® Developer Studio 12.6: インストールガイド

印刷ビューの終了

更新: 2017 年 7 月
 
 

Oracle Solaris 10 および Linux プラットフォームでのインストーラの使用

使用しているプラットフォーム用の Oracle Developer Studio 12.6 ディストリビューションをまだダウンロードしていない場合は、Oracle Developer Studio Web ページのダウンロードセクションから入手し、/var/tmp などの一時的な download-directory に保存できます。

Oracle Developer Studio 12.6 ソフトウェアをシングルユーザーシステムにインストールできます。または、同じアーキテクチャーのクライアントシステムで使用できるようにサーバーにソフトウェアをインストールできます。


ヒント  -  ネットワークからのインストールにはかなりの時間がかかることがあります。可能であれば、ソフトウェアをインストールする予定の各システムにインストールバンドルのコピーを作成し、インストーラをローカルで実行してください。

インストールする前に、次の表で、考慮の必要なインストーラのインストール条件およびオプションを確認してください。

表 3  Oracle Solaris 10 および Linux での Oracle Developer Studio の特殊なインストール条件
インストール条件
手順
非大域ゾーンでのインストール
Oracle Solaris 10 システムのゾーンにソフトウェアをインストールするには、そのゾーンでインストーラを実行します。
大域ゾーンでインストールを行い、ソフトウェアをそのゾーンのみで使用できるようにするには、コマンド行インストーラまたはグラフィカルインストーラの起動時に --current-zone-only オプションを指定します。
異なるアーキテクチャーのクライアントで使用するための Oracle Solaris サーバーへのインストール
異なるアーキテクチャーのクライアントシステムで使用できるように、Oracle Solaris 10 を実行しているサーバーに Oracle Developer Studio ソフトウェアをインストールできます。x86 ベースのクライアントシステムで使用するために SPARC ベースのサーバーにソフトウェアをインストールできます。あるいは、SPARC ベースのクライアントシステムで使用するために x86 ベースのサーバーにソフトウェアをインストールすることもできます。SPARC ベースシステム用のソフトウェアを x86 ベースシステムにインストールするには、またはその逆を行うには、インストーラの起動時に --ignore-arch オプションを指定します。
複数システムへのインストール
ソフトウェアを複数システムにインストールするには、グラフィカルインストーラを起動するときに --record state_file.xml オプションを使用してインストールを記録できます。これにより、コマンド行インストーラで --state state_file.xml オプションを指定して、インストールを繰り返すことができます。
代替ルートディレクトリへのインストール
代替ルートディレクトリを使用してソフトウェアをインストールするには、--use-alternative-root directory オプションを指定してコマンド行インストーラを使用します。

注 -  --use-alternative-root オプションは Oracle Solaris でのみサポートされています。

デスクトップシステムへの IDE および他のグラフィカルツールのインストール
グラフィカルインストーラを使用すると、ほぼすべてのオペレーティングシステムのデスクトップシステムでのインストール用に構成された IDE、dbxtool、およびコードアナライザのディストリビューションを格納した zip ファイルを生成するオプションを選択できます。グラフィカルツールを使用して zip ファイルを作成するには、グラフィカルインストーラでチェックボックス「インストール時にデスクトップ配布を生成」を選択することも、コマンド行インストーラで –-generate-desktop-distr オプションを使用することもできます。
Oracle Solaris 10 または Linux システムに Oracle Developer Studio 12.6 ソフトウェアをインストールしたあとで、IDE 内の devstudio --generate-desktop-distr コマンドまたはメニュー項目を使用して、同じデスクトップディストリビューションを生成できます。
デスクトップシステムでこのディストリビューションファイルを解凍できます。デスクトップシステムでツールを実行すると、これらのツールはディストリビューションを生成したサーバーをリモートホストとして認識し、Oracle Developer Studio サーバーインストール内のツールコレクション (コンパイラ、make ツール、およびデバッガ) にアクセスします。

すべてのコマンド行オプションの詳細は、Oracle Solaris 10 および Linux プラットフォームのインストーラ、アンインストーラ、install_patches ユーティリティーのコマンド行オプションを参照してください。