Oracle Solaris 10 および Linux プラットフォームでのインストーラの使用
使用しているプラットフォーム用の Oracle Developer Studio 12.6 ディストリビューションをまだダウンロードしていない場合は、Oracle Developer Studio Web ページのダウンロードセクションから入手し、/var/tmp などの一時的な download-directory に保存できます。
Oracle Developer Studio 12.6 ソフトウェアをシングルユーザーシステムにインストールできます。または、同じアーキテクチャーのクライアントシステムで使用できるようにサーバーにソフトウェアをインストールできます。
ヒント -
ネットワークからのインストールにはかなりの時間がかかることがあります。可能であれば、ソフトウェアをインストールする予定の各システムにインストールバンドルのコピーを作成し、インストーラをローカルで実行してください。
インストールする前に、次の表で、考慮の必要なインストーラのインストール条件およびオプションを確認してください。
表 3 Oracle Solaris 10 および Linux での Oracle Developer Studio の特殊なインストール条件
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非大域ゾーンでのインストール
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Oracle Solaris 10 システムのゾーンにソフトウェアをインストールするには、そのゾーンでインストーラを実行します。
大域ゾーンでインストールを行い、ソフトウェアをそのゾーンのみで使用できるようにするには、コマンド行インストーラまたはグラフィカルインストーラの起動時に --current-zone-only オプションを指定します。
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異なるアーキテクチャーのクライアントで使用するための Oracle Solaris サーバーへのインストール
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異なるアーキテクチャーのクライアントシステムで使用できるように、Oracle Solaris 10 を実行しているサーバーに Oracle Developer Studio ソフトウェアをインストールできます。x86 ベースのクライアントシステムで使用するために SPARC ベースのサーバーにソフトウェアをインストールできます。あるいは、SPARC ベースのクライアントシステムで使用するために x86 ベースのサーバーにソフトウェアをインストールすることもできます。SPARC ベースシステム用のソフトウェアを x86 ベースシステムにインストールするには、またはその逆を行うには、インストーラの起動時に --ignore-arch オプションを指定します。
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複数システムへのインストール
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ソフトウェアを複数システムにインストールするには、グラフィカルインストーラを起動するときに --record state_file.xml オプションを使用してインストールを記録できます。これにより、コマンド行インストーラで --state state_file.xml オプションを指定して、インストールを繰り返すことができます。
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代替ルートディレクトリへのインストール
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代替ルートディレクトリを使用してソフトウェアをインストールするには、 --use-alternative-root directory オプションを指定してコマンド行インストーラを使用します。
注 -
--use-alternative-root オプションは Oracle Solaris でのみサポートされています。
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デスクトップシステムへの IDE および他のグラフィカルツールのインストール
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グラフィカルインストーラを使用すると、ほぼすべてのオペレーティングシステムのデスクトップシステムでのインストール用に構成された IDE、 dbxtool、およびコードアナライザのディストリビューションを格納した zip ファイルを生成するオプションを選択できます。グラフィカルツールを使用して zip ファイルを作成するには、グラフィカルインストーラでチェックボックス「インストール時にデスクトップ配布を生成」を選択することも、コマンド行インストーラで –-generate-desktop-distr オプションを使用することもできます。
Oracle Solaris 10 または Linux システムに Oracle Developer Studio 12.6 ソフトウェアをインストールしたあとで、IDE 内の devstudio --generate-desktop-distr コマンドまたはメニュー項目を使用して、同じデスクトップディストリビューションを生成できます。
デスクトップシステムでこのディストリビューションファイルを解凍できます。デスクトップシステムでツールを実行すると、これらのツールはディストリビューションを生成したサーバーをリモートホストとして認識し、Oracle Developer Studio サーバーインストール内のツールコレクション (コンパイラ、make ツール、およびデバッガ) にアクセスします。
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すべてのコマンド行オプションの詳細は、Oracle Solaris 10 および Linux プラットフォームのインストーラ、アンインストーラ、install_patches ユーティリティーのコマンド行オプションを参照してください。