Oracle Site Studioで最初に行うことは、コンテンツ・サーバーに接続してアセットを作成することです。これは、Oracle Site Studio Designerで接続マネージャを使用して行います。接続マネージャを使用して、コンテンツ・サーバーを識別し、該当するサーバー上にWebサイト(より具体的にはプロジェクト・ファイル)を作成して、Oracle Site Studio Designerでサイトに接続するために使用する接続名を作成します。
これが完了したらすぐに、サイト階層を使用して情報の配置を定義し、サイト・アセットをWebサイトに構成できるようになります。サイト階層は、Products、ServicesおよびAbout Usなど、サイトの個別のセクションで構成されています。各セクションには通常、そのセクションのメイン・ページとして使用されるプライマリ・ページがあります。通常はセカンダリ・ページも使用されます。
次に説明するサイトおよびサイト階層の設定には十分な時間をかけてください。
サイト階層は、サイトの構造を構成する個別のセクションおよびWebページの集合です。フォルダ階層のフォルダと同様に、サイト階層のセクションは関連情報を格納するために使用されます。サイト階層は、すべてのセクションが最上位に配置されたフラットな階層にすることも、他のセクション内に多数のセクションが配置された深い階層にすることもできます。
ユーザーはサイト階層を使用してWebサイトのコンテンツを編成および分類しますが、Oracle Site Studioはサイト階層を使用して、ナビゲーション・リンクの生成やページ・テンプレートの編成といった、多数のバックグラウンド・タスクを実行します。
サイト・ナビゲーション: サイト階層は、サイト・ナビゲーション全体の基礎となります。Oracle Site Studioがサイト階層を読み取って各セクションをリンクに変換し、このリンクが、ユーザーがナビゲーション・フラグメントを使用するときにユーザーに対して表示されます(第C.1項「ナビゲーション・フラグメント」を参照)。サイト階層に、Products、ServicesおよびContact Usという名前のセクションがある場合、これらがユーザーがクリックする名前としてナビゲーション・メニューに表示されます。
ページ・テンプレート: サイト階層は、ページ・テンプレートに表示するコンテンツ(コントリビュータ・データファイル、ネイティブ・ドキュメント、フラグメントなど)の編成にも使用されます。Webサイトのセクション内に多数のWebページを作成するのではなく、1つのプライマリ・ページと1つのセカンダリ・ページのみを作成します。Oracle Site Studioでは、サイト階層の構成に応じて、プライマリ・ページまたはセカンダリ・ページのいずれかにコンテンツを構成します。
一般的に、サイト階層について次のタスクを実行します。
マネージャ・アプリケーションを有効にすることで、これらのサイト階層タスクの多くをサイト・マネージャに委任できます(第16章「Managerの設定」を参照)。
Designerのサイト階層ペインを使用して、Webサイトにセクションを追加します。
セクションを追加するには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、Webサイトを右クリックし、「新規セクションの追加」を選択します。
これにより、「新規セクション」ダイアログが開きます(第A.8項「「新規セクション」ダイアログ」を参照)。
「ラベル」に値を入力します。サイト階層ペインおよびサイトのナビゲーション・メニューにラベルが表示されます。
「URL」に値を入力します。URLはサイト・アドレスおよびこのセクションをターゲットとするすべての(パスベースの)リンクで使用されます。
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注意: Oracle Site Studioでは、空白および特殊文字が含まれていない値を自動的に挿入します。 |
このセクションの識別方法を選択します。セクションID (ノードIDとも呼びます)は、このセクションをターゲットとするすべての(IDベースの)リンクで使用されます。
Oracle Site Studioで自動的にIDを生成する場合は、「セクションIDの自動生成」を選択します。
独自のIDをセクションに指定する場合は、「セクションIDの手動入力」を選択します。提示された領域にIDを入力します。
重要: セクションIDは、Webサイト内で一意である必要があります。
「OK」をクリックしてこのダイアログを閉じ、サイト階層に戻ります。
サイトのナビゲーション・メニューに新しいセクションが表示されるようにするには(ナビゲーション・フラグメントにより生成されます)、第12.1.8項「サイト・ナビゲーションでのセクションの表示」を参照してください。
サブセクション(セクション内のセクション)を追加するには、サイト階層内の既存のセクションを右クリックし、「新規セクションの追加」を選択します。
サイト階層ペインを使用して、セクションの名前を変更できます。ID、URLおよびセキュリティなどの他の値は、プロパティ・ペインを使用して編集できます(第12.1.11項「Webサイトとセクション・プロパティの表示および編集」を参照)。
サイト階層でセクションの名前を変更するには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、目的のセクションを右クリックし、「セクションの名前の変更」を選択します。
セクションの新しい名前を入力し、キーボードの[Enter]を押すか、サイト階層ペインの任意の場所をクリックします。
サイトのナビゲーションを更新して、変更が即時に有効になるようにするには、サイト・ツールバーの「ナビゲーションの更新」アイコン(図12-1)をクリックします。ナビゲーションを更新しない場合は、サイトをプレビューするときに、更新を求めるプロンプトが表示されます。
サイトのサイト・ナビゲーションでの表示順序に影響する、サイト階層でのセクションの表示順序を変更できます。これは、Designerのサイト階層ペインで、右クリックとドラッグ・アンド・ドロップのマウス・アクションを使用して行います。
サイト階層の新しい場所にセクションを移動するには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、目的のセクションを右クリックします。マウスを押したままにした状態で、サイト階層の新しい場所にセクションをドラッグし、マウスを離します。
表示されるポップアップ・メニューで、「前に移動」、「後に移動」または「中に移動」をクリックし、マウス・ボタンを離したときにハイライトされていたセクションの前、セクションの後またはセクションの中にセクションを移動します。
移動の警告メッセージに対して、「OK」をクリックします。
ドラッグ・アンド・ドロップを左マウス・ボタンとともに使用すると、前の手順の「中に移動」と同じアクションが実行されます。
ナビゲーションを更新するとすぐに、Webサイトのナビゲーションで新しい順序のセクションが表示されます。ページ・テンプレートをプレビューするときに、ナビゲーション・ファイルの更新を求めるプロンプトが表示されます。サイト・ツールバーの「ナビゲーションの更新」アイコン(図12-2)をクリックして、このファイルを手動で更新することもできます。
Designerのサイト階層ペインを使用して、Webサイトからセクションを削除できます。
セクションを削除するには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、削除するセクションを右クリックし、「セクションの削除」をクリックします。
「OK」をクリックして、削除を確定します。
このセクションがサイト・ナビゲーションにも含まれていた場合は、ナビゲーションを更新するときに、Webサイトからリンクが削除されます。ページ・テンプレートをプレビューするときに、ナビゲーション・ファイルの更新を求めるプロンプトが表示されます。サイト・ツールバーの「ナビゲーションの更新」アイコン(図12-3)をクリックして、このファイルを手動で更新することもできます。
Webサイトのホームページは入口です。Webサイトを閲覧する全員が、通常はホームページから開始します。
セクションのホームページとして使用するページ・テンプレートを割り当てるには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、Webサイトを右クリックし、ポップアップ・メニューから「ホームページの選択」を選択します。
「ホームページ・テンプレートの選択」ダイアログ(第A.11項「「ホームページ・テンプレートの選択」ダイアログ」を参照)で、ホームページの作成方法を選択します。
新規ページ・テンプレートの作成: 新しいページ・テンプレートが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされ、このセクションに関連付けられます。ファイル拡張子として、hcsp、jspまたはaspを選択します。
使用可能な拡張子は、サイトの作成時に選択したサイト・タイプによって異なります。
コンテンツ・サーバーから既存のページ・テンプレートを選択: コンテンツ・サーバーの既存のページ・テンプレートがこのセクションに関連付けられます。メニューでページ・テンプレートを選択するか、このダイアログを終了した後で、「サーバーから選択」を選択してコンテンツ・サーバー内でページ・テンプレートを参照します。
既存のページ・テンプレートから新規ページ・テンプレートを作成: 別のページ・テンプレートに基づいて新しいHCSP、JSPまたはASPページが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされ、Webサイトに関連付けられます。新しいページ・テンプレートの作成に使用されるページ・テンプレートのソースは、次の2つのいずれかです。
コンテンツ・サーバーに格納済: コンテンツ・サーバーに格納されているページ・テンプレートが使用されます。ページ・テンプレートが最近作成したものである場合は、メニューから選択し、それ以外の場合は、このダイアログを終了した後で、「サーバーから選択」を選択してコンテンツ・サーバー内でページ・テンプレートを参照します。
ファイル・システムに格納済: ファイル・システムに格納されているページ・テンプレートが使用されます。このオプションは、(通常はサードパーティ・エディタを使用して)ファイル・システム上にページ・テンプレートが作成してあり、その設計をこのページ・テンプレートで使用する場合に有用です。適切なファイル拡張子(.hcsp、.jspまたは.asp)のファイルである必要があります。
この同じページ・テンプレートを、このセクションより下にあるWebサイトのすべてのセクションに使用するには、「すべてのサブセクションに再帰的に適用」ボックスを選択します。(これにより、サイト階層全体でページ・テンプレートを再利用した場合と同じアクションが実行されます。)
「OK」をクリックして、「ホームページ・テンプレートの選択」ダイアログを閉じます。
先に行った選択によっては、既存のページ・テンプレートを選択するか、新しいページ・テンプレートにメタデータを割り当てるためのコンテンツ・サーバー画面が表示されることがあります。
サイト階層のルートに、コントリビュータによって追加された新しいファイルのバックドロップとして機能するセカンダリ・ページを追加することもできます。
Oracle Site Studioによって自動的にWebサイトにHomeという値が割り当てられ、これによりユーザーにこのページが表示されます。この値を変更するには、サイト階層ペインでWebサイトを選択し、プロパティ・ペインを開き、「ラベル」に異なる値を入力します。
ホームページがプライマリ・ページまたはセカンダリ・ページと異なる1つ目の点は、ホームページはセクションではなくサイトのルートに関連付けられていることです。2つ目は、一部のナビゲーション・フラグメントのホームページ・リンクにより、このページがユーザーに表示され、その他のページ・テンプレートは表示されないことです。3つ目は、コンテンツ・サーバーの「Webサイト」メニューにより、Webサイトのこのページがユーザーに表示されることです。
ページ・テンプレートに割り当てる名前およびメタデータ値(「コンテンツID」、「タイプ」、「タイトル」、「セキュリティ・グループ」など)には、十分注意する必要があります。こうすることで、特にサイト階層でページ・テンプレートを再利用し始める場合に、ページ・テンプレートをより適切に管理できるようになります。
プライマリ・ページは、Webサイトの各セクションの最初のページまたはデフォルト・ページとして機能します。ユーザーがそのセクション(たとえば、Products)に移動するリンクをクリックすると、そのセクションに関連付けられているプライマリ・ページが表示されます。
プライマリ・ページとセカンダリ・ページの両方が、拡大するWebサイトに真の拡張性を提供します。サイトのサイズに関係なく、わずかな数のページ・テンプレートを使用して、サイト全体のルック・アンド・フィールを管理できます。
セクションのプライマリ・ページとして使用するページ・テンプレートを割り当てるには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、目的のセクションを右クリックし、「プライマリ・ページの選択」を選択します。
「プライマリ・ページ・テンプレートの選択」ダイアログ(第A.12項「「プライマリ・ページ・テンプレートの選択」ダイアログ」を参照)で、このセクションのプライマリ・ページの作成方法を選択します。
新規ページ・テンプレートの作成: 新しいページ・テンプレートが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされ、このセクションに関連付けられます。ファイル拡張子として、hcsp、jspまたはaspを選択します。使用可能な拡張子は、サイトの作成時に選択したサイト・タイプによって異なります。
コンテンツ・サーバーから既存のページ・テンプレートを選択: コンテンツ・サーバーの既存のページ・テンプレートがこのセクションに関連付けられます。メニューでページ・テンプレートを選択するか、このダイアログを終了した後で、「サーバーから選択」を選択してコンテンツ・サーバー内でページ・テンプレートを参照します。
既存のページ・テンプレートから新規ページ・テンプレートを作成: 別のページ・テンプレートに基づいて新しいHCSP、JSPまたはASPページが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされ、このセクションに関連付けられます。新しいページ・テンプレートの作成に使用されるページ・テンプレートのソースは、次の2つのいずれかです。
コンテンツ・サーバーに格納済: コンテンツ・サーバーに格納されているページ・テンプレートが使用されます。ページ・テンプレートが最近作成したものである場合は、メニューから選択し、それ以外の場合は、このダイアログを終了した後で、「サーバーから選択」を選択してコンテンツ・サーバー内でページ・テンプレートを参照します。
ファイル・システムに格納済: ファイル・システムに格納されているページ・テンプレートが使用されます。このオプションは、(通常はサードパーティ・エディタを使用して)ファイル・システム上にページ・テンプレートが作成してあり、その設計をこのページ・テンプレートで使用する場合に有用です。適切なファイル拡張子(.hcsp、.jspまたは.asp)のファイルである必要があります。
外部URLの使用: ページ・テンプレートのかわりに、別のWebサイトのWebページを使用します。その結果、このセクションを選択した閲覧者には、ここで指定するWebページURLが表示されます。(このオプションはプライマリ・ページにのみ適用され、ホームページまたはセカンダリ・ページでは使用できません。)
「OK」をクリックして、「プライマリ・ページ・テンプレートの選択」ダイアログを閉じます。
先に行った選択によっては、既存のページ・テンプレートを選択するか、新しいページ・テンプレートにメタデータを割り当てるためのコンテンツ・サーバー画面が表示されることがあります。
デフォルトでは、デフォルトURLページのファイル名はindex.htmです。config.cfgファイルの構成フラグを変更することで、管理者はデフォルトURLページ名に任意の値を選択できます。また、プライマリ・ページを配信するために他のファイル名を追加することもできます。これは、以前のデフォルトURLページ名を使用したパスベースのリンクに既存のデータ・ファイルがある場合に有用です。詳細は、Oracle Site Studioのテクニカル・リファレンスを参照してください。
セクションでプライマリ・ページもセカンダリ・ページも使用されない唯一の例は、「レイアウトの選択」ダイアログで外部URLを使用することを選択した場合です。このオプションでは、ページ・テンプレートではなく、別のWebサイトのURLがセクションに挿入されます。このセクションのリンクをクリックした閲覧者には、指定したWebサイトが表示されます。(このオプションは、パートナ・サイトや同じ組織内の部門レベル・サイトにリンクする場合に有用です。)
コントリビュータがWebサイトに新しいファイル(データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)を追加できる場合は、サイトのルートを含め、サイト階層の各セクションにセカンダリ・ページが必要です。セカンダリ・ページは、コントリビュータによってサイトに追加された新しいコンテンツのバックドロップとして機能します。
プライマリ・ページとセカンダリ・ページの両方が、拡大するWebサイトに真の拡張性を提供します。サイトのサイズに関係なく、わずかな数のページ・テンプレートを使用して、サイト全体のルック・アンド・フィールを管理できます。
セカンダリ・ページを使用する場合、各セクションのセカンダリ・ページは、動的に配置されるコンテンツを持つことができるページのテンプレートになります。セカンダリ・ページは、コントリビュータによってサイトに追加された新しいファイルのバックドロップとして機能します。ページ・テンプレートは、サイトに追加されたそれぞれの新しいデータファイルまたはネイティブ・ドキュメントで再利用されるため、各セクションで複数のWebページを作成する必要はなく、1つのプライマリ・ページと1つのセカンダリ・ページを作成するだけで済みます。
セクションのセカンダリ・ページとして使用するページ・テンプレートを割り当てるには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、目的のセクション(またはルート)を右クリックし、「セカンダリ・ページの選択」を選択します。
「セカンダリ・ページ・テンプレートの選択」ダイアログ(第A.13項「「セカンダリ・ページ・テンプレートの選択」ダイアログ」を参照)で、このセクションのセカンダリ・ページの作成方法を選択します。
新規ページ・テンプレートの作成: 新しいページ・テンプレートが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされ、このセクションに関連付けられます。ファイル拡張子として、hcsp、jspまたはaspを選択します。使用可能な拡張子は、サイトの作成時に選択したサイト・タイプによって異なります。
コンテンツ・サーバーから既存のページ・テンプレートを選択: コンテンツ・サーバーの既存のページ・テンプレートがこのセクションに関連付けられます。メニューでページ・テンプレートを選択するか、このダイアログを終了した後で、「サーバーから選択」を選択してコンテンツ・サーバー内でページ・テンプレートを参照します。
既存のページ・テンプレートから新規ページ・テンプレートを作成: 別のページ・テンプレートに基づいて新しいHCSP、JSPまたはASPページが作成され、コンテンツ・サーバーにチェックインされ、このセクションに関連付けられます。新しいページ・テンプレートの作成に使用されるページ・テンプレートのソースは、次の2つのいずれかです。
コンテンツ・サーバーに格納済: コンテンツ・サーバーに格納されているページ・テンプレートが使用されます。ページ・テンプレートが最近作成したものである場合は、メニューから選択し、それ以外の場合は、このダイアログを終了した後で、「サーバーから選択」を選択してコンテンツ・サーバー内でページ・テンプレートを参照します。
ファイル・システムに格納済: ファイル・システムに格納されているページ・テンプレートが使用されます。このオプションは、(通常はサードパーティ・エディタを使用して)ファイル・システム上にページ・テンプレートが作成してあり、その設計をこのページ・テンプレートで使用する場合に有用です。適切なファイル拡張子(.hcsp、.jspまたは.asp)のファイルである必要があります。
この同じセカンダリ・ページを、このセクションより下にあるWebサイトのすべてのセクションに使用するには、「すべてのサブセクションに再帰的に適用」ボックスを選択します。(これにより、サイト階層全体でページ・テンプレートを再利用した場合と同じアクションが実行されます。)
「OK」をクリックして、「セカンダリ・ページ・テンプレートの選択」ダイアログを閉じます。
先に行った選択によっては、既存のページ・テンプレートを選択するか、新しいページ・テンプレートにメタデータを割り当てるためのコンテンツ・サーバー画面が表示されることがあります。
Oracle Site Studioでは、サイト階層の各セクションが、サイトのナビゲーション・メニュー(ナビゲーション・フラグメントにより作成される)のハイパーリンクに変換されます。これは、サイト・ナビゲーションにセクションを含めるときに自動的に行われます。
デフォルトでは、新しいセクションはサイト・ナビゲーションに含まれないため、Webサイトに自動的にリンクとして追加されることはありません。サイト階層ペインでは、空のフォルダ・アイコンを持つセクション(図12-5)はサイト・ナビゲーションに含まれず、色付きのフォルダ・アイコン(図12-6)を持つセクションはサイト・ナビゲーションに含まれます。
サイト・ナビゲーションにセクションを表示するには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、目的のセクションを右クリックし、「セクションをナビゲーションに含める」をクリックします。
サイト・ツールバーの「ナビゲーションの更新」アイコン(図12-7)をクリックし、サイト・ナビゲーションにこのセクションへのリンクを追加します。
また、ページ・テンプレートのプレビュー時にnavigation.jsファイルの再生成を求めるプロンプトが表示されたときに「はい」をクリックしても、サイト・ナビゲーションを更新できます。
プロパティ・ペインを使用してサイト・ナビゲーションにセクションを含めるかどうかを指定することもできます(第12.1.11項「Webサイトとセクション・プロパティの表示および編集」を参照)。
ツールボックスの一部のナビゲーション・フラグメントは、階層内の2番目または3番目のレベルのセクションのみを表示するように設計されています(例は、第C.1.8項「垂直方向のナビゲーション・プレーン」を参照)。これらのフラグメントのいずれかを使用しているが、階層に2番目または3番目のレベルの深さがない場合、ナビゲーション・メニューにセクションが表示されないことがあります。
サイト・ナビゲーションにセクションを使用しない方がよい理由
サイト・ナビゲーションにセクションを含めない方がよい、いくつかの理由があります。次に例を示します。
サイトに検索機能を追加する場合、検索ボックス(第C.1.11項「検索ボックス・プレーン」を参照)をページ・テンプレートに追加する必要があり、検索結果を含む検索結果ページ・テンプレート(第C.1.13項「検索結果プレーン」)を指定する必要があります。検索結果ページは、サイト・ナビゲーションに含まれていないセクション内に配置する必要があり、そうしないと、ユーザーはサイト・ナビゲーションでリンクをクリックして検索結果ページに直接移動できますが、そのページは空になります。
カスタム・エラー・ページを作成する場合、カスタム・エラー・ハンドラとして機能するセクションをサイト階層に作成します(第12.1.9項「エラー・ハンドラとしてのセクションの指定」を参照)。次に、カスタム・エラー・メッセージを表示するページ・テンプレートをそのセクションに作成します。このセクションはサイト・ナビゲーションに含めないでください。含めると、ユーザーがサイト・ナビゲーションでリンクをクリックすると、カスタム・エラー・ページに直接移動できますが、そのページはユーザーにとっては意味がありません。
新しい機能やページ・テンプレートを導入する場合、サイト・ナビゲーションに含まれないセクションにそれらを配置して、未完成の作業が他のユーザーに表示されないようにしてください。機能またはページ・テンプレートと関連するサイト・アセットが完成するまで、それらのテストを続けることができます。その後、サイト・ナビゲーションにそのセクションを含めることができます。
サイト・ナビゲーションにセクションを含めないかわりに、コントリビュータ専用セクションを作成して、コントリビューション・モードでのみセクションが表示されるようにすることもできます。
いくつかの状況で、サイトの閲覧者またはコントリビュータにエラー・メッセージが表示されます。
たとえば、コントリビュータ・データファイルが格納されているセクションにセカンダリ・ページ・テンプレートがない場合、セカンダリ・ページが見つからなかったことを示すメッセージが表示されることがあります。または、コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントがサイトから削除されたが、サイトの別の部分からまだリンクされている場合、ファイルの欠落メッセージが表示されることがあります。
そのようなエラーが表示されないようにするには、セクションをエラー・ハンドラとして指定し、そのセクションに対してカスタム・エラー・ページ(ページ・テンプレート)を作成します。
セクションをエラー・ハンドラとして指定するには、次のタスクを実行します。
Webサイトに新しいセクションを追加します(第12.1.1項「サイト階層へのセクションの追加」を参照)。
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注意: 使用するラベルは、サイトのどこにも表示されません。 |
セクションを右クリックし、「セクションをエラー・ハンドラとして設定」を選択します。
セクションのアイコンは、赤色で感嘆符付きで表示されます(図12-8)。
セクションを再度右クリックし、「プライマリ・ページの選択」を選択して、セクションにページ・テンプレートを追加する手順に従います(第12.1.6項「プライマリ・ページの割当て」を参照)。
次に、ページ・テンプレートで、カスタム・エラー・メッセージを作成するか、ツールボックスで提供されているサンプル・フラグメントを使用します(第C.4.4項「エラー・ハンドラ・メッセージ」を参照)。
セクションをエラー・ハンドラとして指定した場合は、サイト・ナビゲーションにそのセクションを含めないでください。
データファイルでのエラー・ハンドラの使用方法
ページを表示するユーザーに対して、そのページで使用される1つ以上のデータファイルに対するセキュリティ・アクセスがない場合に、ページでエラーを表示するかまたは単にデータを表示しないかを選択できます。コントリビュータがアクセスを持っていない場合は、データファイル用に指定された領域にエラー・メッセージを表示できます。これは、config.cfgファイルの設定フラグを使用してデータ・アクセス・チェックを制御することにより制御されます。詳細は、Oracle Site Studioのテクニカル・リファレンスを参照してください。
必要に応じて、特定のセクションまたはサイト全体のセキュリティを変更できます。サイトのセキュリティでは、コンテンツ・サーバーのセキュリティ・モデルが使用されます。
これは、組織のどのユーザーがサイト階層にアクセスできるかを指定し、未許可のユーザーがサイト階層を変更できないようにするために役立ちます。
セクションまたはサイトのセキュリティを変更するには、次のタスクを実行します。
プロパティ・ペインを使用して、すべてのプロパティを表示し、サイトまたは各セクションの特定のプロパティを変更できます。これは、サイト階層の管理および編集に役立ちます。
サイトまたはサイトのセクションのプロパティを表示するには、次のタスクを実行します。
サイト階層ペインで、サイトのルートまたはサイトの目的のセクションを選択します。
プロパティ・ペインを開き、サイトおよび各セクションに関連付けられているプロパティを表示します。
グレー表示(淡色表示)されているプロパティは、プロパティ・ペインで変更できません。その他のプロパティはすべて直接変更できます。各プロパティの値は異なる場合があります。
| プロパティ | 定義 |
|---|---|
| サイトID | サイトのID。これは、コンテンツ・サーバー内にあるサイトの一意の識別子です。サイトにアクセスするためにフォルダベースのアドレスを使用している場合は、サイト・アドレスにもこの値が表示されます。 |
| サイト・ラベル | Webサイトの名前(およびわかりやすい説明)。サイト・ラベルは、Designerおよびコンテンツ・サーバーの「Webサイト」メニューに表示されます。 |
| サイト・タイプ | サイトのスクリプト・フォーマット(HCSP/JSPまたはASP)。 |
| CgiUrl | サイトをホストするコンテンツ・サーバーのCgi URLアドレス。 |
| エラー・ハンドラ | サイトのエラー・ハンドラとして機能するセクションの名前(第12.1.9項「エラー・ハンドラとしてのセクションの指定」を参照)。 |
| 停止サイト・ページ | サイトが停止されたときに表示されるページ(第12.2項「フラグメントの操作」を参照)。 |
| セキュリティ | サイトのセキュリティを制御します(第12.1.10項「サイトまたはセクションのセキュリティの変更」を参照)。 |
|
注意: 「URLディレクトリ名」に値を入力して、選択したサイトのルートで「サイトID」の値をオーバーライドできます。これにより、フォルダベースのサイト・アドレスに表示される名前を変更できます。 |
| プロパティ | 定義 |
|---|---|
| セクションID | セクションのID (ノードIDとも呼ばれます)。これは、サイトのセクションを呼び出すためにOracle Site Studioにより使用されます。 |
| ラベル | セクションに選択した名前。これは、サイト階層ペインまたはサイト・ナビゲーションに表示されます。 |
| ナビゲーションに含める | 「True」に設定すると、サイト・ナビゲーションにセクションが表示されます。「False」に設定すると、サイト・ナビゲーションにセクションは表示されません。詳細は、第12.1.8項「サイト・ナビゲーションでのセクションの表示」を参照してください。 |
| URLページ名 | このセクションのプライマリ・ページを表すURL。名前を指定しない場合は、index.htmが使用されます。 |
| URLディレクトリ名 | Webサイト・アドレスでこのセクションを表すURL。 |
| プライマリ・ページ | このセクションに関連付けられているプライマリ・ページ。 |
| プライマリ・ページ・パラメータ | プライマリ・ページにコントリビューション・リージョンが含まれている場合は、そのリージョンの名前およびそのリージョンに割り当てられているコントリビュータ・データファイルがここに表示されます。 |
| プライマリ・ページ・リージョン・テンプレート | このセクションのプライマリ・ページに指定されているテンプレート・オーバーライド。 |
| プライマリ・ページ・プレースホルダー定義マッピング | Webサイトのこのセクションのプライマリ・ページに対するプレースホルダ定義マッピング。
プレースホルダ・マッピングの詳細は、第9.8項「プレースホルダ定義の操作」を参照してください。 |
| セカンダリ・ページ | このセクションに関連付けられているセカンダリ・ページ。 |
| セカンダリ・ページ・パラメータ | セカンダリ・ページにコントリビューション・リージョンが含まれている場合は、そのリージョンの名前およびそのリージョンに割り当てられているコントリビュータ・データファイルがここに表示されます。 |
| セカンダリ・ページ・リージョン・テンプレート | このセクションのセカンダリ・ページに指定されているテンプレート・オーバーライド。 |
| セカンダリ・ページ・プレースホルダー定義マッピング | Webサイトのこのセクションのセカンダリ・ページに対するプレースホルダ定義マッピング。
プレースホルダ・マッピングの詳細は、第9.8項「プレースホルダ定義の操作」を参照してください。 |
| 置換可能なリージョン | ページ・テンプレートに置換可能なリージョンが含まれている場合、そのリージョンの名前がここに表示されます。 |
| コントリビュータ専用セクション | 「True」に設定すると、Webページがコントリビューション・モードで表示されたときに、サイト・ナビゲーションにそのセクションが表示されます。「False」に設定すると、そのセクションは常にサイトに表示されます。 |
| レプリケート準備完了 | 「True」に設定すると、セクションがレプリケートされます。「False」に設定した場合は、セクションはレプリケートされません。
このセクションは、「詳細」サブメニューで「セクション・レベル・レプリケーションの有効化」が選択されている場合にのみ表示されます。「詳細」サブメニューの詳細は、第5.9.1項「「ファイル」メニュー」を参照してください。 |
| 最大有効期間(キャッシュ) | プライマリ・ページをキャッシュできる時間の最大数を指定します。
このオプションは、サイトにリバース・プロキシ・キャッシュを設定する場合に役立ちます。 |
| セカンダリ最大有効期間 | セカンダリ・ページをキャッシュできる時間の最大数を指定します。
このオプションは、サイトにリバース・プロキシ・キャッシュを設定する場合に役立ちます。 |
| セキュリティ | セクションのセキュリティを制御します(第12.1.10項「サイトまたはセクションのセキュリティの変更」を参照)。 |
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注意: セカンダリ・ページに使用される名前(「URLページ名」に相当)は、そのページに表示されるデータファイルまたはネイティブ・ドキュメントのコンテンツID (dDocName)から導出されます。この値の変更の詳細は、Oracle Site Studioのテクニカル・リファレンスを参照してください。 |
カスタム・セクション・プロパティ
サイト階層で1つ以上のカスタム・セクション・プロパティを作成している場合に、この3つ目のプロパティのカテゴリが表示されます。カスタム・セクション・プロパティを作成する場合、サイト階層のセクションごとに一意の値を指定して、ページ・テンプレートおよびフラグメントでそのプロパティを参照できます(第12.1.12項「セクションのカスタム・プロパティの定義」を参照)。
サイト階層の各セクションには、ラベル、セクションに関連付けられているページ・テンプレートの名前、セキュリティなどの複数のプロパティが含まれています(第12.1.11項「Webサイトとセクション・プロパティの表示および編集」を参照)。
これらの値に加えて、サイト階層の各セクションに独自のカスタム・プロパティを定義し、それらの値を読み取って実行するようにWebサイトを変更できます。これは、ナビゲーション・フラグメントでセクションのハイパーリンクが表示される方法を変更する場合など、サイト階層の特定のセクションの外観および動作をカスタマイズする必要がある場合に特に役立ちます。
カスタム・セクション・プロパティを定義するには、次のタスクを実行します。
ツールバーの「カスタム・セクション・プロパティ」アイコン(図12-12)をクリックします(または、「ツール」をクリックして「カスタム・セクション・プロパティの定義」を選択します)。
「カスタム・セクション・プロパティの定義」ダイアログ(第A.9項「「カスタム・セクション・プロパティ」ダイアログ」を参照)で、「追加」をクリックします。
「カスタム・セクション・プロパティの定義」ダイアログが開きます(図12-13)。詳細は、第A.10項「「カスタム・セクション・プロパティの定義」ダイアログ」を参照してください。
「名前」フィールドに名前を入力します。この名前は、サイト階層でセクションを選択すると、プロパティ・ペインに表示されます。
「タイプ」の値を選択します。これにより、実行するアクションが決定されます(各タイプの説明は、第A.10項「「カスタム・セクション・プロパティの定義」ダイアログ」を参照)。
「説明」フィールドに説明を入力します(オプション)。これは、プロパティ・ペインの下部にある説明領域に表示されます。
「OK」を2回クリックして、両方のダイアログを閉じ、Designerに戻ります。
サイト階層の各セクションのカスタム・プロパティがプロパティ・ペインに表示されます(第12.1.11項「Webサイトとセクション・プロパティの表示および編集」を参照)。
カスタム・セクション・プロパティを定義した後、サイト階層全体を調べて各セクションの値を入力する必要があります。その後、追加したカスタム・プロパティを読み取って実行するために必要なコードを、フラグメントまたはページ・テンプレートに追加する必要があります(第C.1.26項「CSPサンプル・ナビゲーション(クライアント)」を参照)。
サイト階層ペインでサイト階層を展開および縮小して、すべてのセクションおよびページ・テンプレートを一度に表示したり、ビューで非表示にできます。これを行うには、Designerのツールバーを使用します。
サイト階層を展開および縮小するには、次のタスクを実行します。
Designerでの作業中、サイト階層がコンテンツ・サーバー上のプロジェクト・ファイルと非同期になることがあります。これら2つを同期し、最新のプロジェクト・ファイルを使用していることを確認するには、Designerでサイト階層をリフレッシュします。
Designerでサイト階層をリフレッシュするには、次のいずれかのタスクを実行します。
Designerツールバーで、「リフレッシュ」アイコン(図12-16)をクリックします。
サイト階層ペインでサイトのルートを右クリックして、「サイト階層のリフレッシュ」を選択します。
Designerの右下隅にあるアイコンが「同期化済」アイコン(図12-17)に変わり、サイト階層がプロジェクト・ファイルと同期されたことが示されます。
フラグメントは、Webサイトを構築およびメンテナンスするための追加ツールを提供します。フラグメントは、追加前および追加後の両方に、ページ・テンプレートとは別に管理できるパッケージ化された機能または1つの機能のようなものです。
フラグメントは、動的である必要があり、頻繁な更新が必要で、1つまたは複数のWebサイトを通じて再利用されるコンテンツ向けのオプションです。単純なテキスト行からサーバー側スクリプトまで、あらゆる種類のコンテンツをフラグメントに変換できます。
フラグメントは、Oracle Site Studioの強力な機能です。詳細は、第13章「フラグメントの操作」を参照してください。
サイトを構築した後に完成したものは、コンテンツが欠落しているWebサイトのフレームワークです。コントリビュータ・データファイルはコンテンツを含むもので、コントリビュータによって編集されます。コントリビュータ・データファイルを追加する1つの方法は、コンテンツの追加タスクをコントリビュータに任せることです。もう1つは、設計者がコンテンツを追加する方法です。リージョン内の現在のコンテンツ・ファイルを異なるコンテンツ・ファイルに切り替えることもできます。コンテンツの追加、コンテンツの編集またはコントリビュータ・データファイルの切替えは、コンテンツの切替えウィザードを使用して行います。
設計者がコントリビュータ・データファイルにコンテンツを追加したり、コントリビュータ・データファイルを切り替えるには、次の手順に従います。
右クリックして「コンテンツの割当」を選択するか、サイト階層でページ・テンプレートをハイライトして、ツールバーの「コンテンツの割当」アイコンをクリックするかのいずれかの方法で、「コンテンツの割当」ウィンドウを開きます(第A.54項「「コンテンツの割当」ダイアログ」を参照)。
割り当てられているコンテンツがない場合は、コントリビューション・グラフィック(図12-18)に緑色のプラス記号が表示されます。
プラス記号が示された「編集」アイコンをクリックすると、コンテンツの切替えウィザードが起動します(第A.76項「コンテンツの切替えウィザード」を参照)。コンテンツがすでに割り当てられている場合は、緑色のプラス記号のかわりに、黄色の矢印がコントリビューション・グラフィックに表示されます(図12-19)。
コンテンツの切替えウィザードを使用すると、新しいコンテンツの作成や割当てまたはサーバー上に存在するコンテンツの割当てを簡単に実行できます。ローカルに保存されているコンテンツを割り当てることもできます。
コンテンツを割り当てるには、次の手順に従います。
サイト階層でページ・テンプレートを右クリックし、「コンテンツの割当」ウィンドウを開きます(第A.54項「「コンテンツの割当」ダイアログ」を参照)。
コントリビューション・グラフィックを示すページがダイアログに表示されます。
コンテンツが割り当てられているかどうかに応じて、緑色のプラスまたは黄色の矢印が示されているコントリビューション・グラフィックをクリックします。
コンテンツの切替えウィザードが開きます(第A.76項「コンテンツの切替えウィザード」を参照)。
使用可能なオプションは、プレースホルダ定義にリストされているリージョン定義およびサブテンプレートによって異なります。
サブテンプレートを選択すると、ウィザードは終了します。サブテンプレート内にプレースホルダがある場合は、プレースホルダごとにウィザードを実行する必要があります。
リージョン定義を選択した場合は、ウィザードが続行されます。
ウィザードの次の画面で、新しいコントリビュータ・データファイル、新しいネイティブ・ドキュメント、コンテンツ・サーバー上の既存ファイルまたはローカル・コンピュータ上のファイルを追加できます。
サーバー上に存在しないファイルを選択した場合は、コンテンツを関連付ける前にサーバーにファイルをチェックインするよう求められます。
サーバー上のファイルを選択した場合は、コンテンツ・サーバーから検索結果を示すウィンドウが表示されます。ファイルを選択すると、そのファイルが関連付けられます。
ウィザードの完了後、「コンテンツの割当」ウィンドウ内でページが再ロードされるだけではなく、ウィザードを使用して関連付けられたデータが表示されます。
リンクは、閲覧者がWebページ間をナビゲートするのに便利な方法を提供します。リンクが最も一般的に使用されるのは、トップ・メニュー、サイド・メニュー、ブレッドクラムなどのサイト・ナビゲーションです。Oracle Site Studioでは、ナビゲーション・フラグメントを使用してこれらのメニューをすぐに作成できます(第C.1項「ナビゲーション・フラグメント」を参照)。
ただし、場合によっては、ユーザーに特定のコンテンツを表示するための追加リンクを作成する必要があります。リンクは、サイトの別のセクション、サイト上のコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント、別のWebサイトなどに追加できます。これを行うには、リンク・ウィザードを使用します。
Designerでリンクを作成することに加えて、コントリビュータにContributorでのリンクの作成および編集を許可できます。これは、コントリビューション・リージョンに要素を追加するときに設定します。
リンク・ウィザードでは、様々なリンクを作成できます。
自分のWebサイトの別のセクションやコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイトへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。
リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。
ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図12-20)をクリックします。
リンク・ウィザードが起動します(第A.18項「リンク・ウィザード」を参照)。
「セクションへのリンク」を選択します。
「次」をクリックします。
|
注意: 使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。 |
リンク先のセクションを選択します。これは、現在のWebサイトのセクションでも、コンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイトのセクションでもかまいません。サイト階層でターゲット・セクションを選択します。
「次」をクリックします。
サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。
パスベースのURL: ターゲットの場所へのパスがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:
絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->products/index.htm (<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->は、Webサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。
相対パス: フルパスのかわりに、相対パスを生成します。たとえば、../products/index.htmなどです。
コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをターゲット・セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。
IDベースのURL: パスに基づく名前ではなく、ターゲットの場所をコード化したIDがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:
クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:nodelink('10024');などです。
サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、[!--$wcmUrl('nodelink','10024')--]などです。
URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、ssNODELINK/10024などです。
リンクがクリックされたときに、新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにターゲットの名前を直接入力することもできますが、ターゲットが有効でないとリンクが機能しません。
「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。
「次」をクリックします。
リンクのURLを検証します。
「終了」をクリックします。
コンテンツ・サーバーの現在のサイトまたは別のサイト上の既存のコンテンツ・ファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)へのリンクを作成できます。
コンテンツ・サーバー上の既存のファイルへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。
リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。
ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図12-21)をクリックします。
リンク・ウィザードが起動します(第A.18項「リンク・ウィザード」を参照)。
「ファイルへのリンク」を選択します。
「次」をクリックします。
|
注意: 使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。 |
「サーバーからの既存のファイル」を選択し、「次」をクリックします。
コンテンツ・サーバーの標準検索結果ページが表示され、Webサイトに関連付けられているすべてのコンテンツ・ファイルが表示されます。
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注意: リンク・ウィザードからのコンテンツ・サーバーの問合せは、Designerの制限のない問合せです。Contributorでは、問合せはより制限されています。 |
リンク先のファイルの横にある「選択」をクリックします。
リンクのターゲット・セクションを選択します。次のオプションから選択できます:
Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、そのコンテンツ・ファイルの「Webサイト・セクション」メタデータ・フィールドに現在指定されているWebサイト・セクションに表示されます。
Webサイト・セクションの選択: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、選択したWebサイト・セクションに表示されます(実際には、コンテンツ・ファイルのデフォルトのターゲット・セクションが上書きされます)。このセクションは、現在のWebサイト内でもコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイト内でもかまいません。
コンテンツ・アイテムのURLへのリンク: このオプションを選択すると、ファイルはWebサイトのフレームワーク内ではなく、コンテンツ・サーバーに格納されているとおりに表示されます。このことは、PDFファイルなどのネイティブ・ドキュメントにリンクする場合に役立ちます。
「次へ」をクリックして続行します。
サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。
パスベースのURL: ターゲットの場所へのパスがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:
絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->Menus/switched_region_CDF (<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->はWebサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。
相対パス: フルパスではなく、相対パスを生成します。たとえば、../Menus/switched_region_CDFなどです。
コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをターゲット・セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。
IDベースのURL: パスに基づく名前ではなく、ターゲットの場所をコード化したIDがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:
クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:link('switched_region_CDF');などです。
サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、<!--$wcmUrl("link","switched_region_CDF")-->などです。
URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、ターゲットの場所へのリンクを構築します。たとえば、ssLINK/switched_region_CDFなどです。
「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログが表示されます。
リンクがクリックされたときに、新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにターゲットの名前を直接入力することもできますが、ターゲットが有効でないとリンクが機能しません。
「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。
「次」をクリックします。
リンクのURLを検証します。
「終了」をクリックします。
インターネットWebサイトまたはコンテンツ・サーバー上のファイル(PDFファイル、メディア・ファイル、ZIPファイルなどのコントリビューションで使用されないファイル)など、特定のURL (Webアドレス)にリンクを作成できます。
特定のURLにリンクを作成するには、次のタスクを実行します。
リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。
ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図12-22)をクリックします。
リンク・ウィザードが起動します(第A.18項「リンク・ウィザード」を参照)。
「次のURLへのリンク」を選択します。
表示されたフィールドにWebアドレス(http://www.oracle.comなど)を入力します。
URLを入力するまでウィザードで先に進むことはできません。
「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログが表示されます。
リンクがクリックされたときに、新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにターゲットの名前を直接入力することもできますが、ターゲットが有効でないとリンクが機能しません。
|
注意: 「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」オプションを指定して別のWebサイトへのリンクを作成すると、ユーザーがリンクをクリックしたときに元のWebサイトを誤って閉じることが防止されるため便利です。 |
「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。
「次」をクリックします。
リンクのURLを検証します。
「終了」をクリックします。
管理対象サイト・アセットとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされる、新しいコンテンツ・ファイル(コントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメント)へのリンクを作成できます。
新しいコンテンツ・ファイルへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。
リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。
ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図12-23)をクリックします。
リンク・ウィザードが起動します(第A.18項「リンク・ウィザード」を参照)。
「ファイルへのリンク」を選択します。
「次」をクリックします。
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注意: 使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。 |
追加するファイルのタイプに応じて、「新規コントリビュータ・データファイル」または「新規ネイティブ・ファイル」を選択します。新しいネイティブ・ドキュメントの場合は、メニューからファイル・フォーマットも選択します。新規ネイティブ・ドキュメントに許可されるファイル・フォーマットはサイト設計者が決定します。
「次」をクリックします。
コンテンツ・サーバーの標準コンテンツ・チェックイン・ページが表示されます。
アイテムをコンテンツ・サーバーにチェックインするための適切なコンテンツ情報(メタデータ)を入力します。情報の多くは自動的に入力されます。フィールド名が赤でマークされている場合、そのフィールドは必須です(つまり、そのフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。新しいコントリビュータ・データファイルまたはネイティブ・ドキュメントは、(通常はコントリビュータによって)編集されるまで空であることに注意してください。
完了したら、「次へ」をクリックします。
リンクのターゲット・セクションを選択します。次のオプションから選択できます:
Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、そのコンテンツ・ファイルの「Webサイト・セクション」メタデータ・フィールドに現在指定されているWebサイト・セクションに表示されます。
Webサイト・セクションの選択: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、選択したWebサイト・セクションに表示されます(実際には、コンテンツ・ファイルのデフォルトのターゲット・セクションが上書きされます)。このセクションは、現在のWebサイト内でもコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイト内でもかまいません。
コンテンツ・アイテムのURLへのリンク: このオプションを選択すると、ファイルはWebサイトのフレームワーク内ではなく、コンテンツ・サーバーに格納されているとおりに表示されます。このことは、PDFファイルなどのネイティブ・ドキュメントにリンクする場合に役立ちます。
「次へ」をクリックして続行します。
サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。
パスベースのURL: ターゲットの場所へのパスがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:
絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->Menus/switched_region_CDF (<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->はWebサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。
相対パス: フルパスではなく、相対パスを生成します。たとえば、../Menus/switched_region_CDFなどです。
コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをターゲット・セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。
IDベースのURL: パスに基づく名前ではなく、ターゲットの場所をコード化したIDがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:
クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:link('switched_region_CDF');などです。
サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、<!--$wcmUrl("link","switched_region_CDF")-->などです。
URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、ターゲットの場所へのリンクを構築します。たとえば、ssLINK/switched_region_CDFなどです。
「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログが表示されます。
リンクがクリックされたときに、新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにターゲットの名前を直接入力することもできますが、ターゲットが有効でないとリンクが機能しません。
「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。
「次」をクリックします。
リンクのURLを検証します。
「終了」をクリックします。
管理対象サイト・アセットとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされる(自分のコンピュータ上の)既存のローカル・ファイルへのリンクを作成できます。
既存のローカル・ファイルへのリンクを作成するには、次のタスクを実行します。
リンクにするテキスト(またはイメージ)をハイライトします。
ツールバーの「ハイパーリンクの作成」アイコン(図12-24)をクリックします。
リンク・ウィザードが起動します(第A.18項「リンク・ウィザード」を参照)。
「ファイルへのリンク」を選択します。
「次」をクリックします。
|
注意: 使用するオプションの左側の青色矢印をクリックすると、ウィザードのステップを早く実行できます。これにより、オプションが自動的に選択され、ウィザードが次のステップに移動します。 |
「既存のローカル・ファイル」を選択し、「次」をクリックします。
コンテンツ・サーバーの標準コンテンツ・チェックイン・ページが表示されます。
コンテンツ・サーバーにアイテムをチェックインするための適切なコンテンツ情報(メタデータ)を入力します。情報の多くは自動的に入力されます。フィールド名が赤でマークされている場合、そのフィールドは必須です(つまり、そのフィールドが空の場合はアイテムをチェックインできません)。「プライマリ・ファイル」フィールドの横にある「参照」ボタンを使用してコンピュータ上のファイルにナビゲートし、そのファイルを選択します。タイトルも必ず指定してください。
完了したら、「次へ」をクリックします。
リンクのターゲット・セクションを選択します。次のオプションから選択できます:
Webサイト・セクションのデフォルト・メタデータを使用: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、そのコンテンツ・ファイルの「Webサイト・セクション」メタデータ・フィールドに現在指定されているWebサイト・セクションに表示されます。
Webサイト・セクションの選択: このオプションを選択すると、ハイパーリンクが設定されたコンテンツ・ファイルが、選択したWebサイト・セクションに表示されます(実際には、コンテンツ・ファイルのデフォルトのターゲット・セクションが上書きされます)。このセクションは、現在のWebサイト内でもコンテンツ・サーバー上の別のOracle Site Studioサイト内でもかまいません。
コンテンツ・アイテムのURLへのリンク: このオプションを選択すると、ファイルはWebサイトのフレームワーク内ではなく、コンテンツ・サーバーに格納されているとおりに表示されます。このことは、PDFファイルなどのネイティブ・ドキュメントにリンクする場合に役立ちます。
「次へ」をクリックして続行します。
サイトの構成によっては、リンクの次のURLフォーマットを選択するように求められることがあります。
パスベースのURL: ターゲットの場所へのパスがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が2つあります:
絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->Menus/switched_region_CDF (<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->はWebサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。
相対パス: フルパスではなく、相対パスを生成します。たとえば、../Menus/switched_region_CDFなどです。
コンテンツ・ファイルのデフォルトのWebサイト・セクションをターゲット・セクションとして使用することを選択した場合は(前のステップを参照)、このオプションを使用できない点に注意してください。
IDベースのURL: パスに基づく名前ではなく、ターゲットの場所をコード化したIDがリンクに含まれます。このタイプのリンクには選択肢が3つあります:
クライアント側のスクリプト・フォーマット: クライアント側のJavaScriptを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、javascript:link('switched_region_CDF');などです。
サーバー側のスクリプト・フォーマット: サーバー側のIdocスクリプトを使用して、リンク先の場所へのリンクを作成します。たとえば、<!--$wcmUrl("link","switched_region_CDF")-->などです。
URLトークン・フォーマット: サーバー上のリダイレクトを使用して、ターゲットの場所へのリンクを構築します。たとえば、ssLINK/switched_region_CDFなどです。
「リンク・ターゲットのオプション」ダイアログが表示されます。
リンクがクリックされたときに、新しいWebブラウザ・ウィンドウに表示されるようにする場合は、「新規ウィンドウでリンク・ターゲットを開く」チェック・ボックスを選択し、メニューでターゲットを選択します(_blank)。希望する場合は、テキスト・ボックスにターゲットの名前を直接入力することもできますが、ターゲットが有効でないとリンクが機能しません。
「OK」をクリックするか、「取消」をクリックしてウィザードに戻ります。
「次」をクリックします。
リンクのURLを検証します。
「終了」をクリックします。
ハイパーリンクを追加した後で、そのハイパーリンクをハイライトし、リンク・ウィザードを開いて、リンクを編集できます。
ハイパーリンクを編集するには、次のタスクを実行します。
ページ・テンプレートで、ハイパーリンクとして機能するテキストまたはグラフィックにカーソルを置きます。
「フォーマット・ツールバー」の「ハイパーリンクの作成」アイコン(図12-25)をクリックします。
これにより、追加したときと同じ方法でハイパーリンクを確認および変更できるリンク・ウィザードが開きます。
「終了」をクリックしてウィザードを閉じ、ページ・テンプレートに戻ります。
リンクとして機能するテキストまたはグラフィックにカーソルを置き、プロパティ・ペインでhref属性を編集することでもハイパーリンクを編集できます。
リンク・ウィザードを使用してリンクを追加した後、次のタスクを実行していつでも簡単にリンクを削除できます。
ハイパーリンクが指定されたテキストの任意の場所にカーソルを置きます(またはテキストをハイライトします)。
ツールバーの「ハイパーリンクの削除」アイコン(図12-26)をクリックします。
テキストからハイパーリンクが削除されます。
リンク・ウィザードを使用してハイパーリンクを作成する場合、リンクのフォーマットに関して数多くの選択肢が用意されています。フォーマットは、リンクの構成方法です。リンクでは、ターゲットの場所を指定するために、パスベースのURLまたはIDベースのURLを使用できます。
各フォーマット内には、さらに多くの選択肢があります(たとえば、相対パス、クライアント側ID、サーバー側IDなど)。それぞれに長所と短所があります(第12.4.9項「ハイパーリンク・フォーマット」を参照)。そのため、デフォルト・フォーマットを選択し、リンク・ウィザードでこのオプションを設計者とコントリビュータの両方に対して非表示にした方がよい場合があります。
デフォルト・リンク・フォーマットを選択するには、次のタスクを実行します。
「ファイル」をクリックし、「サイト」→「詳細」→「デフォルト・リンク・フォーマットの設定」を選択します。
これにより、「デフォルト・リンク・フォーマットの選択」ダイアログが開きます(第A.6項「「デフォルト・リンク・フォーマットの選択」ダイアログ」を参照)。
ターゲットの場所のパスをリンクで使用する場合は、「パスベースのURL」を選択します。
絶対パス: フルパスを生成します。たとえば、<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->products/index.htm (<!--$ssServerRelativeSiteRoot-->は、Webサイトのルートのパスに置き換えられます)などです。
相対パス: フルパスのかわりに相対パスを生成する場合にこれを選択します。たとえば、../products/index.htmなどです。
セクション名もラベルも参照しないターゲットの場所のハードコードされたIDをリンクで使用する場合は、「IDベースのURL」を選択します。
クライアント側JavaScriptおよびターゲットの場所のIDをリンクで使用する場合は、「クライアント側javascript:link() / javascript:nodelink()フォーマット」を選択します。
サーバー側Idocスクリプトおよびターゲットの場所のIDをリンクで使用する場合は、「サーバー側wcmUrl()フォーマット」を選択します。
Oracle Site Studioトークンおよびターゲットの場所のIDをリンクで使用する場合は、「URLトークンssLINK / ssNODELINKフォーマット」を選択します。
Designerでリンクを作成するときにこのオプションが表示されないようにするには、リンク・ウィザードで「フォーマットの選択」ページを非表示を選択します。
Contributorでリンクを作成するときにこのオプションが表示されないようにするには、リンク・ウィザードで「フォーマットの選択」ページを非表示を選択します。
「OK」をクリックします。
いくつかの理由(たとえば、ユーザーの混乱を避けるため、ユーザーが不適切なリンクの設定を選択しないようにするため、サイトのハイパーリンクに一貫性を持たせるためなど)で、リンク・ウィザードで「フォーマットの選択」画面を非表示にした方がよい場合があります。
ハイパーリンクを作成する場合、リンクのフォーマットに関して数多くの選択肢が用意されています。フォーマットは、リンクの構成方法です。リンクには、パスベースのURLまたはIDベースのURLを選択できます。
パスベースを選択した場合は、フルパスまたは相対パスのいずれかを選択できます。IDベースを選択した場合は、クライアント側スクリプト、サーバー側スクリプトまたはOracle Site Studioにより提供される特別なトークンの中から選択できます。
それぞれに長所と短所があります。次の表で、対照比較を参照してください。
| 長所 | フルパス | 相対パス | サーバー側ID | クライアント側ID | URLトークン |
|---|---|---|---|---|---|
| 自然なサイト・アドレス | はい | はい | はい | いいえ | いいえ |
| 暗号化されたサイトIDおよびノードID値の非表示 | はい | はい | はい | いいえ | いいえ |
| 検索エンジンによる索引付けが可能 | はい | はい | はい | いいえ | はい |
| サイト階層の変更が影響しない | いいえ | いいえ | はい | はい | はい |
| 再利用されたページ・テンプレートで機能する | はい | いいえ | はい | はい | はい |
| サーバー側スクリプトが不要 | はい | はい | いいえ | はい | はい |
| クライアント側スクリプトが不要 | はい | はい | はい | いいえ | はい |
| サーバーでのリダイレクトが不要 | はい | はい | はい | いいえ | いいえ |
| ブックマーク・リンクが作成可能 | はい | はい | はい | いいえ | いいえ |
| パラメータの引渡しをサポート | はい | はい | いいえ | いいえ | はい |
| ポップアップ・ウィンドウで表示可能 | はい | はい | はい | いいえ | はい |
| ネイティブ・ドキュメントで使用可能 | はい | はい | いいえ | はい | はい |
各カテゴリの説明
| カテゴリ | 説明 |
|---|---|
| 自然なサイト・アドレス | わかりやすい、パスベースのアドレスがURLに表示されます。 |
| 暗号化されたサイトIDおよびノードID値の非表示 | サイトを表示する閲覧者およびコントリビュータに、Oracle Site Studioの暗号テクノロジがURLに表示されません。 |
| 検索エンジンによる索引付けが可能 | 検索エンジンにより、サイトに索引を付けることができます。 |
| サイト階層の変更が影響しない | リンクに影響を与えずに、サイト階層を変更できます(たとえば、セクションの名前変更や別のセクションへのセクションの移動など)。 |
| 再利用されたページ・テンプレートで機能する | サイト全体でページ・テンプレート、データファイルまたはネイティブ・ドキュメントを再利用でき、リンクが引き続き機能します。 |
| サーバー側スクリプトが不要 | Webサイトがサーバー側スクリプト(たとえば、Idocスクリプト)に依存する必要がありません。 |
| クライアント側スクリプトが不要 | Webサイトがクライアント側JavaScriptに依存する必要がありません。 |
| サーバーでのリダイレクトが不要 | Webサイトが、IDベース・アドレスをパスベース・アドレスにポイントし、それによってサイトのパフォーマンスが低下する可能性のある、サーバー側リダイレクトに依存する必要がありません。 |
| ブックマーク・リンクが作成可能 | ユーザーがWebページの任意の部分にリンクできる、ブックマーク・リンクのリンクを使用できます。 |
| パラメータの引渡しをサポート | 必要な結果を実現するために、URLにパラメータを追加するか、または渡すことができます。 |
| ポップアップ・ウィンドウで表示可能 | リンクを使用して新しいポップアップ・ウィンドウを開くことができますが、スクリプトの作成が必要です。 |
| ネイティブ・ドキュメントで使用可能 | この同じリンクのフォーマットをネイティブ・ドキュメントで使用できます。 |
サイト階層でページ・テンプレートを編集する際、そのページを自分(または他のユーザー)が編集した前後で、特定のページで変更された内容を確認する必要がある場合があります。たとえば、どの程度の量のテキストが削除または新規追加されたか、どの箇所が重点的に編集されたかなどです。
これを行うには、Oracle Site Studioのドキュメント比較機能を使用します。この機能を使用して、Designerでページ・テンプレートを比較したり、Webページのコントリビューション・グラフィックからWebページを比較できます。いずれを使用するかによって、比較する結果が異なります。
Designerでページ・テンプレートを比較する場合は、ページ・テンプレートの2つのバージョン(メモリーに保存されているバージョンとコンテンツ・サーバーにチェックインされた最新バージョン)を比較します。つまり、保存前にページに対して行った変更を確認することになります。
コントリビューション・グラフィックを使用してWebページを比較する場合は、データファイル、ネイティブ・ドキュメント、ページ・テンプレート、フラグメントなどで構成されている、完全なWebページの2つのバージョンを比較します。このようにWebページを比較する場合、ページの最新バージョンとコンテンツ・サーバーでの最新リリース・バージョンを比較しています。
リリース日が将来の時点に設定されている場合、またはページがワークフローの一部であり、まだ承認されていない場合は、Webページの現在のバージョンと最新リリース・バージョンの間の差分のみが表示されます。詳細は、第15章「ワークフローの使用方法」を参照してください。
次の項で、この機能について詳しく説明します。
Designerのページ・テンプレートまたはWebサイトのWebページの2つのバージョンを比較する場合、実際の差分を確認するためになんらかの色分け規則が必要です。Oracle Site Studioでは、次の規則を使用して変更されたコンテンツを示します。
新しいテキストは緑色のハイライトで示されます。
削除されたテキストは、取消線付きで赤色で示されます。
変更されていないテキストは黒のままです。
Designerのページ・テンプレートに行われた変更およびWebサイトのWebページに行われた変更を比較できます(第12.5項「Webページの変更の比較」を参照)。
Designerのページ・テンプレートに行われた変更を比較するには、次のタスクを実行します。
ページ・テンプレートを変更したら、サイト・ツールバーの「変更の比較」アイコン(図12-29)をクリックします。
ページ・テンプレートの2つのバージョン間の差分を示す新しいウィンドウが表示されます(第12.5.1項「Webページを比較するときの差分の色分け」を参照)。
これにより、ページ・テンプレートのコンテンツ・サーバーに保存されているバージョンと保存されていないバージョンが比較されます。変更内容を控え、ウィンドウを閉じます。
WebサイトのWebページに行われた変更を比較するには、次のタスクを実行します。
Webページの2つのバージョン(最新バージョンと最新リリース・バージョン)を比較するには、コントリビューション・モードでページ上部にある「メニュー」アイコン(図12-30)をクリックし、「差分の表示」を選択します。
Webページの2つのバージョン間の差分を示す新しいウィンドウが表示されます(第12.5.1項「Webページを比較するときの差分の色分け」を参照)。
Webページの最新バージョンとコンテンツ・サーバーの最新リリース・バージョンの間に差分がある場合にのみ、新しいウィンドウに変更内容が表示されます。通常、このような状況が発生するのは、ページのリリース日が将来の日付であるか、ページがワークフローに含まれている場合のみです(第15章「ワークフローの使用方法」を参照)。変更内容を控え、ウィンドウを閉じます。
Webページの2つのバージョンを比較する場合、データファイル、ネイティブ・ドキュメント、ページ・テンプレート、フラグメントなどを含む、Webページ上のすべてのものを比較しています。
この機能では、コンテンツの変更は比較されますが、フォーマットの変更は比較されません。たとえば、テキストのフォント・サイズを変更したり、テキストを太字にしても、差分は表示されません。ただし、ある単語を別の単語で置き換えた場合は、その差分が表示されます。イメージをサイズ変更した場合またはイメージを置き換えた場合は、差分が表示されます。