「はじめに」の内容は次のとおりです。
Oracle Application Expressリリース5.1のOracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドの変更点は次のとおりです。
トピック:
このリリースの新機能は次のとおりです。
対話グリッド
対話グリッドでは、検索およびカスタマイズ可能なレポートの一連のデータがエンド・ユーザーに表示されます。機能の観点からは、対話グリッドには、対話モード・レポートで使用可能なカスタマイズ機能と、マウスを使用して対話的にレポートを再配置する機能が含まれています。編集可能対話グリッドでは、ユーザーはページ上で直接データ・セットを追加、変更およびリフレッシュすることもできます。
主な機能は次のとおりです。
フル機能を備えたグリッド: 固定ヘッダー、固定列、スクロール・ページ区切り、複数のフィルタ、ソート、集計、計算などの強力なレポート機能が含まれています。固定ヘッダー、固定列、スクロール・ページ区切り、複数のフィルタ、ソート、集計、計算などの強力なレポート機能が含まれています。
拡張可能かつカスタマイズ可能: テキスト、数値データおよびLOVを編集します。対話グリッドは、すべてのアイテム・タイプとアイテム・タイプ・プラグインをサポートしています。
マスター・ディテール: マスター・ディテール関係を作成し、その縦横のレベルの数は任意です。マスター・ディテール関係を作成し、その縦横のレベルの数は任意です。
「レポートの作成」、「対話グリッドの管理」および「マスター・ディテール・フォームの管理」を参照してください。
Oracle JETチャート
Oracle Application Expressリリース5.1のチャートは、Oracle JETチャート作成ライブラリを基盤としています。Oracle JETチャートは、最新のJavaScript、CSS3およびHTML5のデザイン原理と開発原理に基づいたオープン・ソース・ツールキットである、Oracle JavaScript拡張機能ツールキット(JET)のコンポーネントです。Oracle JETチャートは、高速かつカスタマイズ可能で、様々な目的で使用できます。チャートはHTML5に完全に対応し、プラットフォーム、画面サイズまたは機能に関係なく、すべての最新のブラウザで動作します。アプリケーションのアップグレード・ウィザードを使用して、既存のAnyChartチャートを簡単に移行します。
チャートの作成を参照してください。
ウィザードの簡略化
リリース5.1では、ウィザードが効率化および簡略化されています。
アプリケーションの作成ウィザード: デスクトップ・アプリケーションのアプリケーションの作成ウィザードで、レポート、フォームおよびマスター・ディテールとしての対話グリッド・ページの作成がサポートされるようになりました。また、スプレッドシートからアプリケーションを作成する場合、このウィザードでは単一ページまたはレポートとフォーム・ページとしての対話グリッドもサポートされます。
アプリケーションの作成ウィザードの使用を参照してください。
ページの作成ウィザード: ページの作成ウィザードには、一貫性と効率性が向上し、より少ないステップで構成されたインタフェースが備えられています。マスター・ディテール・フォームには、単一ページまたは2つのページに対話グリッド・リージョンが組み込まれました。
データベース・アプリケーションのページの管理を参照してください。
Calendar
このリリースではカレンダに多くの改善が加えられました。
終了日の表示(その日を含む): リリース5.0では、CSSカレンダで終日イベントの終了日がその日を含まないとみなされていました(jQuery FullCalendarプラグインと同様)。リリース5.1では、他のすべてのOracle Application Expressコンポーネントと同様、終了日が含められます。
JavaScriptカスタマイズ: 開発者は、新しい初期化JavaScriptコード属性を使用して、FullCalendar初期化のカスタマイズをサポートするJavaScriptコードを追加できます。
動的アクション・イベント: 開発者がカレンダ内のイベントを取得して、これらのイベントに対する動的アクションを定義できます。
キーボート・サポート: カレンダ・グリッドがフォーカスされている場合、矢印キーを使用してカレンダ内をナビゲートできます。
カレンダの作成を参照してください。
アイテム・タイプ
ファイル参照ページ・アイテムは、複数のファイル・アップロードをサポートするように構成することも、ファイル・タイプによって制限することもできます。
ページ・デザイナ
「コンポーネント・ビュー」タブ: ページ・デザイナへの移行で開発者を支援するために、ページ・デザイナには「コンポーネント・ビュー」タブが含まれています。レガシー・コンポーネント・ビューの外観と同様、ページ・デザイナの「コンポーネント・ビュー」タブには、ユーザー・インタフェース要素とアプリケーション・ロジックがコンポーネント・タイプ別に表示されます。ただし、コンポーネントをクリックすると、プロパティ・エディタの右ペインで対応する属性がハイライトされます。
2ペイン・モード: ページ・デザイナで、開発者が3つではなく2つのペインのみを表示できるようになりました。2ペイン・モードにより、開発者が同時に2つのペインに集中できます。
ドラッグ・アンド・ドロップによるタブの順序変更: 開発者がペイン間でタブを順序変更して、ページ・デザイナをカスタマイズできるようになりました。
プロパティ・エディタのフィルタ・プロパティ検索: 「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力して、プロパティ・エディタのグループまたは属性を検索します。
プロパティ・エディタの変更インジケータ: 変更した属性は、ページが保存されるまで青色のマーカーとともに表示されます。
ページ・デザイナでのページの管理を参照してください。
ページの送信
「送信時にリロード」ページ属性: 開発者が、ページ送信後のページをリロードするタイミングを指定できます。
ユニバーサル・テーマとユーザーの操作性の拡張
フォントAPEX: フォントAPEXは、Oracle Application Expressおよびユニバーサル・テーマ用に特別に設計された新しいアイコン・ライブラリです。フォントAPEXには、1,000を超えるアイコンが含まれています。フォントAPEXの詳細は、ユニバーサル・テーマのサンプル・アプリケーションをインストールしてください。
ライブ・テンプレート・オプション: ライブ・テンプレート・オプションにより、開発者は、ページをリフレッシュすることなくコンポーネントのテンプレート・オプションを変更できます。
テーマ・スタイル: ユーザーが実行中のアプリケーションでテーマ・スタイルを選択できます。
ライブ・テンプレート・オプションを変更するためのクイック編集の使用 およびユーザーによるテーマ・スタイルの選択の可能化を参照してください。
このリリースでの追加変更は次のとおりです。
すべての内容は、新機能に合わせて更新されました。
スクリーンショットやグラフィックは、Oracle Application Expressリリース5.1のユーザー・インタフェースの拡張を反映する形で追加および更新されています。
新しい体系では、レガシー・アプリケーションのコンポーネントが同じグループに編成されました。レガシー・アプリケーション・コンポーネントは、引き続きOracleでサポートされますが、使用することはお薦めしません。
アプリケーション・レガシー・コンポーネントの管理を参照してください。
「付録E: Oracle Application Expressのアクセシビリティ」が削除されました。アクセシビリティに関する情報は、『Oracle Application Expressアクセシビリティ・ガイド』を参照してください。