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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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8.4.1 ページ・デザイナでの対話モード・レポートの編集

デフォルトでは、対話モード・レポートの各行の最初の列には、検索バー、「アクション」メニュー、「列ヘッダー」メニューおよび「編集」アイコンがあります。ユーザーは、これらのコントロールを使用して、列の選択、フィルタの適用、ハイライトおよびソートを実行し、レポート・データのレイアウトを変更できます。開発者は、ページ・デザイナで対話モード・レポートをカスタマイズして、これらのコントロールの表示を構成できます。

トピック:

8.4.1.1 ページ・デザイナでの対話モード・レポート・リージョン属性の編集

ページ・デザイナでリージョン・属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを選択します。

    プロパティ・エディタの右ペインにリージョン属性が表示されます。

    GUID-6DDC11DB-C3AE-434A-ACD7-426B256EDAF3-default.pngの説明が続きます
    図GUID-6DDC11DB-C3AE-434A-ACD7-426B256EDAF3-default.pngの説明

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  3. グループまたは属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワードを入力します。その用語を含むグループと属性が表示されます。
  4. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.2 ページ・デザイナでの対話モード・レポート列属性の編集

列属性を編集して、レポート・レイアウトを詳細に制御します。たとえば、これらの属性を使用して、列ヘッダーの変更、列の位置の変更、列の非表示化またはユーザーが列を操作できる方法の制御を行うことができます。

列属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを見つけて「列」ノードを展開します。
    「レンダリング」タブに列が表示されます。
  3. 編集する列を選択します。

    プロパティ・エディタにその列の属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワード検索を入力します。
    その用語を含むグループと属性が表示されます。
  5. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  6. 列ヘッダーを編集するには、次のステップを実行します。
    1. 「ヘッダー」を見つけて展開します。
    2. 「ヘッダー」属性と「位置合せ」属性を編集します。
  7. ユーザーが列を操作する方法を制御するには、次のステップを実行します。
    1. 「ユーザーの有効化」を見つけて展開します。
    2. 「ユーザーの有効化」で、属性ごとに「はい」または「いいえ」を選択して、ユーザーがレポートを操作する方法を制御します。
  8. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.3 対話モード・レポートの列での条件付きリンクのフィルタ処理について

対話モード・レポートにリンクである列値があり、かつ、レポート問合せにリンク・マークアップが構成されている場合は、列ヘッダー・メニューからこの値に対するフィルタを定義しようとすると、失敗します。Oracle Application Expressでは列ヘッダー・メニューでリンクを正しくレンダリングすることはできません。これは、列値自体が、フィルタの適用先として選択できるように、リンクとしてレンダリングされるためです。開発者が問合せロジックに基づいて条件付きでリンクをレンダリングする必要がある場合に、そのリンクが、宣言的列リンク・サポートを使用しないで、レポート問合せで定義されていることがあります。

列の条件付きリンクに対するフィルタ処理を機能させるために、開発者には次の2つのオプションがあります。

  • オプション1: HTML式列を使用します。

    1. リンクからリンク・テキストと同等のテキストを選択する問合せに別の列を追加し、my_link_displayの列の別名を定義します。この列の別名は、列ヘッダー・メニューで使用される値になります。

    2. my_link列を「非表示列」タイプに変更します。

    3. my_link_display列で、列ヘッダーをmy_link列と同じに設定し、「HTML式」#MY_LINK#に設定します。デフォルトの「特殊文字をエスケープ」「はい」のままにします。

    4. ページを実行します。

      必要に応じて、列の順序を変更して、新しい列が古い列と同じ位置になるようにします。「アクション」メニューを選択し、「列の選択」を選択します。

    5. 新しいデフォルト・レポートを保存します。「アクション」メニューを選択し、「レポートの保存」デフォルトのレポート設定として保存の順に選択します。

    リンクはレポートで適切にレンダリングされ、フィルタを正しく設定するmy_link_display値が列ヘッダー・メニューでレンダリングされるようになりました。

  • オプション2: リンク・テキストに対して問い合せることができるリンク列にカスタム列フィルタを使用します。

8.4.1.4 ページ・デザイナでの対話モード・レポート属性の編集

対話モード・レポート属性では、レポート機能を制御します。たとえば、これらの属性を使用して、ページ区切りの構成、エラー・メッセージの作成、検索バー、「アクション」メニューおよびダウンロード・オプションの構成、ユーザーがレポートを保存するかどうかとその方法の制御、サポートされるビューの構成を行うことができます。

ページ・デザイナで対話モード・レポート属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.5 ページ・デザイナでの対話モード・レポート・ページ区切りの制御

ページ区切りによって、結果セット内の行数および現在の位置に関する情報が提供されます。プロパティ・エディタの属性ページの「ページ区切り」属性から選択することによって、ページ区切りの表示方法を制御します。

対話モード・レポートのページ区切りを編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「ページ区切り」属性を構成します。
    1. 「ページ区切り」を見つけて展開します。
    2. タイプ - このレポートのページ区切りタイプを選択します。多くの場合、ページには、レポートの特定数の行のみが表示されます。それ以上の行を表示するには、アプリケーション・エンド・ユーザーはレポートの次のページにナビゲートする必要があります。
    3. 表示位置 - レポートのページ区切りの表示位置を選択します。
      ページ区切りを表示できるのは、レポートの上または下(あるいは両方)で、位置は左または右に設定できます。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.6 対話モード・レポートの検索バーのカスタマイズ

すべての対話モード・レポートには、そのページの上部に検索バーがあります。開発者は、どのコントロールが表示されるかカスタマイズしたり、検索バーを削除できます。

トピック:

8.4.1.6.1 対話モード・レポートの検索バー

すべての対話モード・レポートのページ上部には検索バーがあり、そこに、「検索列の選択」アイコン、「テキスト」領域、「実行」ボタンおよび「アクション」メニューの各コントロールが含まれています。

複数のレポートを保存した場合は、保存したレポートの選択リストが「実行」ボタンの右に表示されます。このリストを使用して、保存された特定のレポートを選択できます。複数のビューが構成されている場合、ビュー選択ボタン・グループも表示され、エンド・ユーザーはビューを切り替えることができます。プロパティ・エディタでレポート属性を構成することによって、ページ・デザイナで検索バーを削除したりカスタマイズすることができます。

8.4.1.6.2 ページ・デザイナでの検索バーのカスタマイズ

検索バーをカスタマイズするには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「検索バー」を見つけて展開します。
  5. 「検索バー」の下のオプションを構成します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

    表8-5に、「検索バー」属性を示します。

    表8-5 プロパティ・エディタの「検索バー」属性

    属性 説明

    検索バーを含める

    レポートの上部に検索バーを含めるには、「はい」を選択します。また、検索バーを含める場合は、表示する機能を完全にカスタマイズすることもできます。検索バーを含めない場合は、「いいえ」を選択します。

    検索フィールド

    検索条件の入力に使用するテキスト・フィールドが検索バーに表示されます。「はい」または「いいえ」を選択します。

    ファインダ・ドロップ・ダウン

    「検索」フィールド内に組み込まれており、表示される列のドロップダウン・リストを表示します。列を選択すると、検索は選択した列の値に対してのみ実行されます。「はい」または「いいえ」を選択します。対話モード・レポート内では、このオプションは「検索列の選択」として識別されます。

    レポート選択リスト

    プライマリ・レポート、代替レポート、パブリック・レポート、プライベート・レポートなど、ユーザーに使用可能なすべてのレポートのリストが表示されます。このリストは、プライマリ・レポート以外のレポートにユーザーがアクセス可能な場合にのみ表示されます。「はい」または「いいえ」を選択します。

    関連項目: 対話モード・レポートの保存

    ページごとの行数セレクタ

    1ページに表示する行数の選択に使用する選択リストが表示されます。「はい」または「いいえ」を選択します。

    関連項目: 対話モード・レポートの保存

    検索ボタン・ラベル

    検索ボタン・ラベルとして使用するテキストを指定します。

    最大行数/ページ

    「ページごとの行数セレクタ」に表示する最大数を入力します。

  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.6.3 ページ・デザイナでの対話モード・レポートの検索バーの削除

対話モード・レポートから検索バーを削除するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「検索バー」を見つけて展開します。
  5. 「検索バーを含める」で、「いいえ」を選択します。
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.7 ページ・デザイナでの「アクション」メニューのカスタマイズ

ヒント:

対話モード・レポートの「アクション」メニューの構造は、対話グリッドと一貫するように変更されました。以前の(またはレガシー)構造を使用するように対話モード・レポートの「アクション」メニューを変更するには、「共有コンポーネント」「コンポーネント設定」に移動し、「対話モード・レポート」コンポーネントを構成します。対話モード・レポートの「アクション」メニューの構造の構成を参照してください。

「アクション」メニューは、対話モード・レポートの検索バーの「実行」ボタンの右側に表示されます。ユーザーは、「アクション」メニューを使用して、レポート情報の表示方法をカスタマイズします。開発者は、対話モード・レポートの「アクション」メニューに表示するオプションをカスタマイズできます。

「アクション」メニューをカスタマイズするには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「アクション・メニュー」を見つけて展開します。
  5. 「はい」または「いいえ」を選択することによって、「アクション・メニュー」の下のオプションを構成します。
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.8 ページ・デザイナでの「アクション」メニューのダウンロード・オプションの構成

「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションを追加すると、ユーザーが対話モード・レポートをカンマ区切りファイル(CSV)形式、HTML、Microsoft Excel (XLS)形式、Adobe Portable Document Format (PDF)、Microsoft Word Rich Text Format (RTF)、または電子メール添付のHTMLとしてダウンロードできます。Microsoft Excel (XLS)、Microsoft Wordリッチ・テキスト形式(RTF)、Adobe Portable Document Format(PDF)の各形式では、印刷サーバーの構成が必要です。Microsoft ExcelおよびMicrosoft Word形式ではBI Publisherも必要です。

警告:

レポートからPDF、XLS、Wordなどの拡張形式へのダウンロードには、32Kの制限があります。エンド・ユーザーが表示している列の数が多すぎる場合は、これらの拡張形式にデータをダウンロードしようとすると、エラーが発生することがあります。また、大きいデータ・セットでは、ダウンロードが完了するまでかなりの時間がかかる場合があります。

注意:

グループ化ビューおよびピボット・ビューでは、XLS、PDF、RTFのダウンロード形式は、有効化され、レポート・サーバーが構成されている場合でもサポートされません。

トピック:

8.4.1.8.1 ダウンロード形式の有効化

ダウンロード形式を構成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. プロパティ・エディタですべての属性を縮小します。「すべて閉じる」アイコンをクリックします。
  5. 次の属性を編集します。
    1. 検索バー、検索バーを含める - 「はい」を選択します。
    2. アクション・メニュー、ダウンロード - 「はい」を選択します。

      ヒント:

      「ダウンロード」で「いいえ」を選択すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

    3. ダウンロード、ダウンロード形式 - ダウンロード形式を選択します。
      • CSV

      • HTML

      • Email

      • XLS

      • PDF

      • RTF

      ヒント:

      「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションが表示されるのは、ファイル形式を選択した場合のみです。「インスタンス管理」内でレポート・サーバーが定義されていない場合は、特定のオプションが表示されません。詳細は、『Oracle Application Express管理ガイド』のレポート出力の構成に関する説明を参照してください。

  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.8.2 CSVダウンロードの有効化

CSVダウンロードのサポートを有効にするには、まずグローバリゼーション属性の編集ページで自動CSVエンコーディングを有効にする必要があります。グローバリゼーション属性のページへのアクセスおよび自動CSVエンコーディングを参照してください。

対話モード・レポートでCSVダウンロードを有効にするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 検索バー検索バーを含める - 「はい」を選択します。
  5. アクション・メニューダウンロード - 「はい」を選択します。

    ヒント:

    「ダウンロード」で「いいえ」を選択すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

  6. ダウンロードダウンロード形式:
    1. ダウンロード形式 - 「CSV」を選択します。

      ヒント:

      「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションが表示されるのは、ファイル形式を選択した場合のみです。

    2. CSVセパレータ - 列セパレータを定義します。値が入力されていない場合は、現行のNLS設定に応じて、カンマまたはセミコロンが使用されます。
    3. CSV囲み文字 - デリミタ文字を入力します。この文字は、データ値の開始境界および終了境界を区切ります。デフォルトのデリミタは二重引用符(" ")です。
    4. ファイル名 - ダウンロードされたドキュメントの名前を入力します。ファイル拡張子は指定しないでください。拡張子は自動的に追加されます。これを空白のままにすると、リージョン名がファイル名として使用されます。
  7. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.8.3 電子メール・ダウンロードの有効化

特定の電子メール・アドレスに静的HTMLレポートを送信するように「ダウンロード」オプションを構成します。

ヒント:

電子メール・ダウンロードは、認証済ページでのみサポートされています。公開ページで電子メール・ダウンロードを有効にする場合、「ダウンロード」ダイアログには電子メール・ダウンロード・オプションは表示されません。

電子メール・ダウンロードのサポートを有効にするには、Oracle Application Express管理者はインスタンス・レベルで電子メールを構成する必要があります。『Oracle Application Express管理ガイド』のメールの構成についての説明を参照してください。

電子メール・ダウンロードを有効にするには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 検索バー検索バーを含める - 「はい」を選択します。
  5. アクション・メニューダウンロード - 「はい」を選択します。

    ヒント:

    「ダウンロード」で「いいえ」を選択すると、「アクション」メニューに「ダウンロード」メニューが表示されなくなります。ユーザーがデータを完全にダウンロードできなくするには、次のステップで説明するすべてのダウンロード形式の選択を解除します。

  6. ダウンロード形式 - 「電子メール」を選択します。

    ヒント:

    「アクション」メニューに「ダウンロード」オプションが表示されるのは、ファイル形式を選択した場合のみです。

  7. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

    注意:

    電子メール・ダウンロードから送信される電子メールには、電子メールの送信者を識別するシステム生成電子メール署名が含まれています。この署名は削除できません。

8.4.1.9 ページ・デザイナでのリンク列の管理

対話モード・レポートの左側には、「リンク列」が表示されます。開発者は、単一行ビュー、カスタム・ターゲットにリンクするようにリンク列を構成したり、レポートからリンク列を除外できます。

ヒント:

エンド・ユーザーはリンク列のソート、非表示、移動を行うことはできず、リンク列は列属性ページに定義されている標準の列リンクとは関係ありません。

トピック:

8.4.1.9.1 単一行ビューへのリンクの設定

対話モード・レポートで単一行ビューにリンクするには:

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 「リンク」属性を構成します。
    1. 「リンク」を見つけて展開します。
    2. リンク列 - 「単一行ビューへのリンク」を選択します。
    3. 一意に行を識別する基準 - 「ROWID」または「一意列」を選択します。

      「一意列」を選択した場合、「一意列」フィールドに列を指定します。

    4. リンク・アイコン - デフォルトを使用するか、別のアイコンへのパスを指定します。
    5. リンク属性 - 必要に応じて、<a href= >タグに含まれる追加の列リンク属性を指定します(リンク・ターゲット、クラス、スタイルなど)。
    6. 認可スキーム - 認可スキームを選択して、リンク列と関連付けます。この認可スキームは、リンク列をレポートでレンダリングするためにTRUEと評価される必要があります。
    7. 条件タイプ - このリンクをレンダリングするために満たす必要がある条件タイプをリストから選択します。
  5. 「単一行ビュー」属性を構成します。
    1. 「単一行ビュー」を見つけて展開します。
    2. NULL値の除外 - 単一レコード・ビューでNULL列を非表示にするかどうかを指定します
    3. 表示されている列のみ - 現在表示されている列のみを単一レコード・ビューに表示するかどうかを指定します。「いいえ」を指定すると、非表示のレポート列も単一レコード・ビューに表示できます。
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

ヒント:

対話モード・レポートが単一行ビューにリンクされており、リンク・アイコンにALTテキストがないか、ALTテキストが空である場合、アクセシビリティを改善するために alt="単一行ビュー"が自動的に含められます。これは、ALTテキストを行に固有なものにすることで(たとえば、alt="View Row: #COLUMN_NAME#"COLUMN_NAMEは現在の行を一意に識別する列である必要があります)、さらに改善できます。

8.4.1.9.2 特定のページへのリンク

特定のページにリンクするには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 「リンク」属性を構成します。
    1. 「リンク」を展開します。
    2. リンク列 - 「カスタム・ターゲットへのリンク」を選択します。
    3. ターゲット -
      • 「ターゲット」フィールドをクリックします。

        「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログが表示されます。

      • ターゲット・タイプ: 「このアプリケーションのページ」を選択します。

      • ページ: ターゲット・ページ番号を選択します。

      • アイテムの設定: 「名前」および「値」を選択して、アイテムのセッション・ステートを指定します。

      • セッション・ステートのクリア、キャッシュのクリア: キャッシュをクリアするページ番号を指定します。複数ページを指定するには、ページ番号のカンマ区切りリストを入力します。

      • セッション・ステートのクリア、ページ区切りのリセット - このページのページ区切りをリセットするには、「ページ区切りのリセット」で「はい」を選択します。

      • 詳細、リクエスト: 使用するリクエストを指定します。

      • 「OK」をクリックします。

    4. リンク・アイコン - デフォルトを使用するか、別のイメージを指定します。
    5. リンク属性 (オプション) - <a href= >タグに含まれる追加の列リンク属性を指定します(リンク・ターゲット、クラス、スタイルなど)。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.9.3 URLへのリンクの設定

URLにリンクするには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 「リンク」属性を構成します。
    1. 「リンク」を展開します。
    2. リンク列 - 「カスタム・ターゲットへのリンク」を選択します。
    3. ターゲット -
      • 「ターゲット」フィールドをクリックします。

        「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログが表示されます。

      • ターゲット・タイプ: 「URL」を選択します。

      • 「OK」をクリックします。

    4. リンク・アイコン - デフォルトを使用するか、別のイメージを指定します。
    5. リンク属性 (オプション) - <a href= >タグに含まれる追加の列リンク属性を指定します(リンク・ターゲット、クラス、スタイルなど)。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.9.4 リンク列の除外

列リンクを除外するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 「リンク」属性を構成します。
    1. 「リンク」を展開します。
    2. リンク列 - 「リンク列の除外」を選択します。
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.10 対話モード・レポートでの列 リンクの作成

レポートからアプリケーション内の別のページまたはURLへのリンクを作成するには、「列属性」を使用します。

別のページへの列リンクを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを見つけて「列」ノードを展開します。
    「レンダリング」タブに列が表示されます。
  3. 編集する列を選択します。

    プロパティ・エディタにその列の属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  4. 「指定」を展開します。「タイプ」から、「リンク」を選択します
  5. 「リンク」を展開して、「リンクが定義されていません」をクリックします。
    「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログが表示されます。
  6. 別のページへのリンクを作成するには、「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログで次のステップを実行します。
    1. タイプ: 「このアプリケーションのページ」を選択します。
    2. ページ - ターゲット・ページ番号を指定します。
    3. アイテムの設定: 「名前」および「値」を選択して、アイテムのセッション・ステートを指定します。
    4. セッション・ステートのクリア、キャッシュのクリア: キャッシュをクリアするページ番号を指定します。複数ページを指定するには、ページ番号のカンマ区切りリストを入力します。
    5. ページ区切りのリセット - 「はい」を選択して、このページのページ区切りをリセットします。
    6. 詳細、リクエスト: 使用するリクエストを指定します。
    7. 「OK」をクリックします。
  7. URLへのリンクを作成するには、「リンク・ビルダー - ターゲット」ダイアログで次のステップを実行します。
    1. タイプ: 「URL」を選択します。
    2. URL: URLアドレスを入力します。
    3. 「OK」をクリックします。
  8. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.11 対話モード・レポートの条件付き表示

リージョン属性を編集することによって、対話モード・レポートを条件付きで表示するように指定できます。

対話モード・レポートを条件付きで表示するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけて選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. サーバー側の条件を構成します。
    1. 「サーバー側の条件」を見つけて展開します。
    2. 「タイプ」で、条件タイプを選択して、画面に表示される手順に従います
      ページ・デザイナは、ページを保存する前に対処する必要があるエラーおよび警告を通知します。「メッセージ」タブに、対処する必要があるメッセージの数を示した赤または黄色のバッジが表示されます
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

ヒント:

Asynchronous JavaScript and XML (AJAX)が対話モード・レポート全体で使用されています。AJAXは非同期であるため、条件付き表示用に評価される値はセッション内に含まれている必要があります。指定した値に基づいて対話モード・レポートを条件付きで表示するには、:REQUEST値のかわりにページ・アイテムを使用します。条件付き表示で:REQUESTを使用した場合、対話モード・レポート機能が正しく動作しません。

8.4.1.12 対話モード・レポートでのLOVとしての列定義

対話モード・レポートでは、LOVを使用して組込みフィルタ・ツールの速度を向上できます。

レポート列をLOVとして定義するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「レンダリング」タブで「列」ノードを展開して、必要な列を選択します。
  4. 列フィルタを構成します。
    1. 「列フィルタ」を見つけて展開します
    2. 「タイプ」で、レポート列ドロップ・ダウン・リストに表示されるフィルタの導出方法を選択します。オプションは次のとおりです。
      • なし: LOVのフィルタが無効になります。

      • 列タイプに基づくデフォルト: STRINGおよびNUMBERの列では固有の列値からLOVを導出します。DATE列では、事前定義された日付範囲からLOVを導出します。

      • 「単語を含む」のフィルタ処理に定義済LOVを使用: 定義済LOVのSQL問合せからLOVを導出してcontainsフィルタを作成します。

      • 完全一致のフィルタ処理に名前付きLOVを使用: 名前付きLOVからLOVを導出してequalフィルタを作成します。

      • 「単語を含む」のフィルタ処理に名前付きLOVを使用: 名前付きLOVからLOVを導出してcontainsフィルタを作成します。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.13 対話モード・レポートでの列の書式設定

対話モード・レポートでHTML式を使用して、列の表示をさらにカスタマイズできます。

列の書式設定を定義するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「レンダリング」タブで「列」ノードを展開して、必要な列を選択します。
  4. 列フィルタを構成します。
    1. 「列の書式」を見つけて展開します
    2. 「HTML式」で、列に表示するHTML式を指定します。HTMLで列値を示すには、#COLUMN#構文を使用します。

      例1: 背景およびテキストの色の変更

      <span style="background-color: yellow; color: red;">#EMPLOYEE_STATUS#</span>
      

      例2: ヘッダー2の使用

      <h2>#EMPLOYEE_NAME#</h2>
      

      例3: SQL問合せからの動的クラスの使用

      <span class="#COLUMN_CLASS#">#EMPLOYEE_STATUS#</span>
      

      この例で#COLUMN_CLASS#および#EMPLOYEE_STATUS#に代入されるのは、レポートSQL問合せで選択された列です。

      例4: イメージの表示およびカーソルをあわせたときのツールチップの表示

      <img src="#IMAGE_NAME#" alt="#EMPLOYEE_NAME#" title="#EMPLOYEE_NAME#">
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.14 ページ・デザイナでのアイコン・ビューの有効化

デフォルトでは、ほとんどの対話モード・レポートはレポートとして表示されます。必要に応じて、列をアイコンとして表示できます。列をアイコンとして表示するように構成すると、「アイコンの表示」アイコンが検索バーに表示されます。

アイコン・ビューを利用するには、アイコン、ラベルおよびターゲット(つまり、リンク)を識別するために使用する列を指定します。これらの列は通常エンド・ユーザーには役立たないため、非表示になるように設定することをお薦めします。

トピック:

8.4.1.14.1 「アイコンの表示」ボタンの追加

対話モード・レポートにアイコン・ビューを追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「アイコン・ビュー」を構成します。
    1. 「アイコン・ビュー」を見つけて展開します。
    2. 「アイコン・ビュー」属性を構成します。

      ヒント:

      属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

      1. 表示: 「はい」を選択します。

      2. カスタム・アイコン・ビュー: アイコン・ビューのカスタム・リンクを定義するかどうかを指定します。このオプションでは、複数列を使用できるなど、アイコン・ビューのコンテンツをより柔軟に定義できます。「はい」または「いいえ」を選択します。

      3. 1行当たりの行数: アイコン・ビューの1行当たりに表示するアイコンの数を選択します。値を5にすると、レポートの1行当たり5つのアイコンが表示されます。

      4. リンク列: アイコンのリンク・ターゲットを返す列を選択します。

      5. イメージ・ソース列: イメージ・ソースを返す列を指定します。

      6. ラベル列: イメージ・ラベルを返す列を選択します。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.14.2 カスタム・アイコン・ビュー・リンクの追加

カスタム・アイコン・ビュー・リンクでは、複数列を使用できるなど、アイコン・ビューのコンテンツをより柔軟に定義できます。

カスタム・アイコン・ビュー・リンクを追加するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「アイコン・ビュー」を見つけて展開します。
  5. 「アイコン・ビュー」属性を構成します。
    1. 表示: 「はい」を選択します。
    2. カスタム: 「はい」を選択します。
    3. 1ページ当たりの列数 - アイコン・ビューの1行当たりに表示するアイコンの数を選択します。値を5にすると、レポートの1行当たり5つのアイコンが表示されます。
    4. カスタム・リンク - アイコン・ビューの列リンクを入力します。次の例のように、列名に置換文字列を使用します。
      <a href="#EMP_LINK#"><img src="#EMP_IMG#" title="#ENAME#" alt=""><br>#ENAME#</a>
  6. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.15 ページ・デザイナでの詳細ビューの有効化

デフォルトでは、ほとんどの対話モード・レポートはレポートとして表示されます。必要に応じて、各列の詳細を表示できます。構成すると、検索バーに「詳細の表示」アイコンが表示されます。

対話モード・レポートに詳細ビューを追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「詳細ビュー」属性を構成します。
    1. 「詳細ビュー」を見つけて展開します。
    2. 表示: 「はい」を選択します。
    3. 行の前: レポート行の前に表示するHTMLを入力します。次に例を示します。
      <table>
    4. 各行: 詳細ビューのレポート行の本体を入力します。列名および列ラベルに#COLUMN_NAME#置換文字列を使用します。次に例を示します。
      <tr><td class="u-textRight">#ENAME_LABEL#:</td><td>#ENAME#</td></tr>
      <tr><td class="u-textRight">#JOB_LABEL#:</td><td>#JOB#</td></tr>
    5. 行の後: レポート行の後に表示するHTMLを入力します。次に例を示します。
      </table>
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.16 対話モード・レポートの詳細属性の構成

詳細対話モード・レポート属性を構成することによって、開発者はリージョンの別名の定義、保存したレポートのIDを格納する値を持つアイテムの指定および対話モード・レポートのサブスクリプションまたは電子メール・ダウンロードの送信者アドレスの定義を行うことができます。

トピック:

8.4.1.16.1 ページ・デザイナでの詳細属性の構成

詳細属性を構成するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、レポートを含むリージョンを見つけます。
  3. 「リージョン」で、「属性」ノードを選択します。

    プロパティ・エディタに、プロパティ・エディタのレポート属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  4. 「詳細」を見つけて展開します。

    表 8-6に、使用可能な詳細属性を示します。

    表8-6 詳細属性

    属性 説明

    リージョン別名

    対象の対話モード・レポート・リージョンの英数字の別名を入力します。別名は、アプリケーション内で一意である必要があります。カスタムAPIコールでは、別名を使用して対話モード・レポート・リージョンを参照できます。たとえば、APEX_APPLICATION_PAGE_IRビューでALIAS列を問い合せることによって、INTERACTIVE_REPORT_IDを返すファンクションを記述できます。INTERACTIVE_REPORT_IDの値は、アプリケーションを別のインスタンスにエクスポートまたはインポートするときに変わる可能性があるため、別名を使用して対話モード・レポート・リージョンを参照する方法は有益です。

    レポートIDアイテム

    保存されたレポートIDを格納する値を持つページまたはアプリケーション・アイテムを選択します。対話モード・レポートでは、このアイテム値を使用して保存済のレポートにリンクします。たとえば、定義されたアイテム名のリンク、および保存されたデフォルト・レポート、パブリックまたはプライベート・レポートにリンクする値として保存されたレポートIDとともに、保存されたレポートのリストを定義できます。保存されたレポートIDは、APEX_APPLICATION_PAGE_IR_RPTビューから取得できます。

    電子メール送信者アドレス

    このレポートから電子メールを送信するときに送信者アドレスとして使用する有効な電子メール・アドレスを入力します。電子メールは、電子メール・タイプおよびサブスクリプション・タイプのダウンロードの場合にこのレポートから送信されます。値は、有効な電子メール・アドレスを含むリテラル文字列、または置換構文を使用してアプリケーションで定義された静的置換参照です。

    アイテムの置換は、電子メール・ダウンロードでのみ機能し、サブスクリプションでは機能しないため、アプリケーションまたはページレベルでのアイテムの置換の使用はお薦めしません。

    次に例を示します。

    john.doe@abc.com
    &MY_APP_EMAIL_FROM.
    &APP_EMAIL.
    
  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.4.1.16.2 対話モード・レポートからの電子メール送信について

次の2つの方法で、対話モード・レポートから送信された電子メールの送信元アドレスを定義できます。

  • アプリケーションレベル - アプリケーション定義の編集ページで、「アプリケーションの電子メール送信元アドレス」属性を編集します。

  • レポートレベル — レポート属性にアクセスします。「詳細」で、「電子メール送信者アドレス」属性を編集します。

いずれの場合も、値には、有効な電子メールを含むリテラル文字列、アプリケーションレベルで定義したアプリケーションの電子メール送信元アドレスを返す置換構文または&APP_EMAIL.置換を使用してアプリケーションレベルで定義されたアプリケーション置換を指定できます。次に例を示します。

john.doe@abc.com
&MY_APP_EMAIL_FROM.
&APP_EMAIL.

注意:

アイテムの置換は、電子メール・ダウンロードでのみ機能し、サブスクリプションでは機能しないため、アプリケーションまたはページレベルでのアイテムの置換の使用はお薦めしません。