Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド 12c (12.2.1.4.0) E96099-04 |
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ここでは、ピクセル対応のレポートを作成および編集する方法について説明します。
新しいレポートを作成する際の最初のステップは、レポートのデータのソースを選択することです。データ・モデルでは、レポートで使用されるデータを定義します。
レポートは通常、次のコンポーネントで構成されます。
データ・モデル
レイアウト
プロパティ
翻訳
データ・モデルには複数のデータセットを組み込むことができ、データ・フィールドが互いにどのように組み立てられるかが定義されます。また、どのようにデータがレポートに提供されるかを決定する、値、バースティング定義、他の構造やプロパティのリストを含むパラメータが含まれています。
データソースとしてOracle Business Intelligenceサブジェクト・エリアを使用するレポートでは、別のデータ・モデルは必要ありません。「サブジェクト領域への直接接続の使用によるレポートの作成」を参照してください。
次のステップでは、レポート・データのレイアウトを設計します。レイアウトによって、どのようにデータがレポートに提示されるかが定義されます。レイアウトは、テンプレート・ファイルおよびテンプレート・ファイルを表示する1組のプロパティから構成されています。BI Publisherは、Microsoft Word、Adobe Acrobat、Microsoft Excel、Adobe Flash、BI Publisherのレイアウト・エディタなど、様々なソースから作成されたテンプレートをサポートしています。レポートは、複数のレイアウトを含むことができます。
次に、レポートのプロパティを構成します。レポート・プロパティによって、レポート生成、書式設定、および表示の様々な側面を制御できます。
オプションで、レポートに翻訳を追加します。BI Publisherの翻訳サポートにより、個々のレイアウトの翻訳またはレイアウト、データ・モデルおよびレポート・メタデータにおけるすべての翻訳可能な文字列の翻訳を含めることができます。
ここでは、レポート・エディタを使用してデータ・モデルの選択、レイアウトの追加、プロパティの構成によって、レポートを作成するプロセスについて説明します。
トピック | 詳細情報の参照先 |
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データ・モデルの作成 |
『Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイド』を参照してください。 |
レイアウト・タイプの選択 |
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特定のレイアウト・テンプレート・タイプの作成 |
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レポートの翻訳 |
「レポートの作成」プロセスでは、基本的なレポートの作成ステップが示されます。基本的なレポートの作成後は、レポート・エディタを使用してレポートを構成し、追加のレイアウトを作成します。
「レポートの作成」プロセスによって次のステップが指示されます。
「レポートの作成」ガイドを起動してデータソースを選択し、基本的なレポートを作成します。このガイドを使用して単純なレイアウトを作成するか、または後でレイアウトを追加することもできます。
「レポートの作成」を参照してください。
「レポートの作成」ガイドを使用して作成した単純なレポート・レイアウトを編集するか、新しいレイアウトを作成します。
詳細は、「レポート定義へのレイアウトの追加」を参照してください。
レイアウトのプロパティを構成します。
「リスト・ビューを使用したレイアウトの構成」を参照してください。
レポートのパラメータを構成します。
「レポートのパラメータ設定の構成」を参照してください。
レポートのプロパティを構成します。
「レポート・プロパティの構成」を参照してください。
レイアウトの翻訳を追加します。レポートに複数言語のサポートが必要な場合は、このステップを実行してください。
「翻訳サポートの概要と概念」を参照してください。
次のいずれかの方法で、「レポートの作成」ガイドを起動します。
グローバル・ヘッダーで、「新規」をクリックしてから「レポート」をクリックします。
「ホーム」ページの「作成」リージョンで「レポート」をクリックします。
カタログ・ツールバーで、「新規」→「レポート」をクリックします。
「データ・モデル」エディタ・ページで、「レポートの作成」をクリックします。
ノート:
ユーザー・インタフェース・プリファレンスが、双方向の言語に設定されている場合、「レポートの作成」ガイドですべてのコンポーネントが右から左への方向で表示されるわけではありません。
レポートの作成は、データソースの選択から始まります。
次のオプションのいずれか1つを選択し、レポートの作成を開始します。
データ・モデルの使用
カタログから既存のデータ・モデルを選択します。
「次」をクリックして、「ガイド」または「レポート・エディタの使用の選択」に進みます。
スプレッドシートのアップロード
Microsoft Excelファイル(ファイル形式.xlsまたは.xlsx)をアップロードします。アップロードしたスプレッドシートに複数のシートが含まれている場合は、データソースとして使用するシートを選択します。1つのシートからのデータのみを組み込むことができます。
ワークブックで複数のシートを使用するには、まずデータ・セットとして各スプレッドシートを含むデータ・モデルを作成し、次にそのデータ・モデルをレポートのデータソースとして使用します。
「次」をクリックして、「ガイド」または「レポート・エディタの使用の選択」に進みます。
サブジェクト領域の使用
Oracle BIリポジトリからサブジェクト・エリアを選択します。このオプションにより、Oracle BIサーバーに直接問い合せることが可能になり、BI Publisherにデータ・モデルを作成する必要がなくなります。「レポートの作成」ガイドではサブジェクト・エリアが1つに制限されますが、レポート・エディタを使用すると複数のサブジェクト・エリアに対するレポートを作成できます。「複数のサブジェクト・エリアに対するレポートの作成」を参照してください。
「次」をクリックして、「ガイド」または「レポート・エディタの使用の選択」に進みます。
「レポートの作成」ページでは、ガイドを選択するか、レポート・エディタを使用するかを選択できます。
次の表では、「レポートの作成」ページのオプションについて説明します。
オプション | 説明 |
---|---|
ガイド |
このオプションでは、共通の事前定義済レポート・スタイルでのデータのレイアウトの定義が示されます。次の操作を行うには、このオプションを選択します。
レポート・レイアウトの選択を続行します。「レポート・レイアウトの選択」を参照してください。 |
レポート・エディタの使用 |
このオプションを使用すると、レポートを保存してからレポート・エディタで開くように求められます。レポートの構成を続行するか、より複雑なレイアウトを作成するには、このオプションを選択します。「レポートの編集」を参照してください。 |
「ガイド」を選択すると、レポート・ページ・オプションの選択を求められます。
レポートのデータソースを選択した後は、レポート・ページ・オプションおよびレポート・レイアウトを選択して、レポートでのデータの表示方法を定義します。
レポート・レイアウトを選択するには:
「レイアウトの選択」ページで選択したレイアウトにより、レポートを作成するために完了する必要がある残りのページが決定されます。
たとえば、「表」レイアウトを選択すると、次のページに「表の作成」が表示されます。
レイアウトを選択した後は、レポートに追加するデータソース列を選択します。列を選択すると、ページに列のサンプル・データが表示されます。選択した列は、選択した順番で表示されます。
サンプル・データについては次の点に注意してください。
データ・モデルの場合: 「レポートの作成」プロセスでは、データ・モデルに対して保存されたサンプル・データが使用されます。サンプル・データがデータ・モデルに連結されていない場合、選択された列のヘッダーにデータが表示されません。
アップロードされたスプレッドシートの場合: 選択したスプレッドシートからサンプル・データが表示されます。
サブジェクト・エリアの場合: サブジェクト・エリア内の列から直接サンプル・データが表示されます。
「表の作成」ページでレイアウトに列を追加するには、「データソース」ペインから表領域に列をドラッグ・アンド・ドロップします。
単純な表形式で列が表示され、次の図に示すように、選択された列数に基づいて列幅が自動調整されます。
表から列を削除するには、列ヘッダーの右上隅にマウスを合せて「削除」をクリックします。
「総計行の表示」オプションがデフォルトで選択されていて、すべての列の集計された要約行が自動表示されます。このオプションを選択解除すると、表からその行が削除されます。
「レポートのプレビュー」をクリックして、レポート・ビューアにレポートを表示します。
「次へ」をクリックして、「レポートの保存」に進みます。
チャート・レイアウト・ページでは、3種類のチャートがサポートされています。チャート・タイプを選択するには、「棒」、「折れ線」または「円」のアイコンをクリックします。チャートに列を追加するには、「データソース」ペインからチャート領域に列をドラッグ・アンド・ドロップします。
次の図に、「チャートの作成」レイアウトを示します。チャートの「値」、「系列」および「ラベル」に表示する2つの値をそれぞれ指定できます。
レイアウト・エディタでは、より複雑な様々なチャートがサポートされています。このチャートにさらに値を追加したり、別のチャート・タイプを作成したりするには、レポートの保存後に、レイアウト・エディタでそのレイアウトを編集します。レイアウト・テンプレートの作成の詳細は、「BI Publisherレイアウト・テンプレートの作成」を参照してください。
チャートから値を削除するには、アイテム・ラベルの右上隅にマウスを合せて「削除」をクリックします。
「レポートのプレビュー」をクリックして、レポート・ビューアにレポートを表示します。
「次へ」をクリックして、「レポートの保存」に進みます。
チャートと表のレイアウトを選択するときは、まず「チャートの作成」ページに列を追加し、「次へ」をクリックします。すると、「表の作成」ページに、そのチャートに対して選択済の列が表示されます。
このページでは、さらなる列の追加および列の削除も可能です。
「次へ」をクリックして、「レポートの保存」に進みます。
ピボット・テーブル・レイアウトの列を選択すると、「表の作成」ページに列が表示されます。
次の図は、表示された列を示しています。
「行総計の表示」オプションがデフォルトで選択されています。このオプションを選択解除すると、各列の総計を含む表でその行が非表示になります。
「列総計の表示」オプションがデフォルトで選択されています。このオプションを選択解除すると、各行の総計を含む表でその列が非表示になります。
「行と列の切替」をクリックすると、行軸および列軸が反転します。
「レポートのプレビュー」をクリックして、レポート・ビューアにレポートを表示します。
「次」をクリックして、「レポートの保存」に進みます。
チャートとピボット・テーブルのレイアウトを選択するときは、まず「チャートの作成」ページに列を追加し、「次へ」をクリックします。すると、「表の作成」ページに、そのチャートに対して選択済の列が表示されます。このページでは、さらなる列の追加および列の削除も可能です。
「次へ」をクリックして、「レポートの保存」に進みます。
2つのチャートおよび表レイアウトを選択する場合、「チャートの作成」ページに列を追加してから、「次」、「2番目のチャートの作成」の順にクリックします。
「2番目のチャートの作成」ページに列を追加したら、「次」をクリックして「表の作成」ページを表示します。「表の作成」ページには、第1のチャートですでに選択済の列が表示されます。このページでは、さらなる列の追加および列の削除も可能です。
「次へ」をクリックして、「レポートの保存」に進みます。
レポート・レイアウトと追加した列を保存できます。
次の図に示すように「レポートの保存」ページを使用します。
次のいずれかのオプションを選択します。
作成したレポートを実行するには、「レポートの表示」→「終了」をクリックします。最後のページで、レポートを保存するように求められます。保存すると、BI Publisherでレポートが実行され、レポート・ビューアでレポート表示されます。
レポート・レイアウトをカスタマイズするには、「レポート・レイアウトのカスタマイズ」→「終了」をクリックします。最後のページで、レポートを保存するように求められます。保存すると、レイアウト・エディタでレポートが開きます。
追加のレポート・オプションおよびレイアウトの詳細は、「レポートの編集」を参照してください。
サブジェクト領域レポートにはOracle BIサーバーに直接発行される問合せが含まれるため、このレポートではBI Publisherデータ・モデルは使用しません。
データソースとしてサブジェクト領域を使用するレポートを実行すると、Oracle BIサーバーでは、レポートに選択された列に基づいてデータベースに実際に発行される問合せの数が最適化され、決定されます。
サブジェクト・エリア・レポートの作成時には次の点に注意してください。
「レポートの作成」ガイドを使用して、サブジェクト・エリア・レポートを作成する必要があります。
サブジェクト・エリア・レポートに作成されるデータ・モデルはありません。BI Publisherでは、Oracle BI Enterprise Editionの定義に従ってサブジェクト領域の問合せを実行し、レポート・データを取得します。
「レポートの作成」ガイドでは、レポートごとに1つのサブジェクト・エリアのみを選択できます。複数のサブジェクト・エリアを使用するレポートを作成するには、まず「レポートの作成」ガイドを使用して単一のサブジェクト・エリアに対するレポートを作成し、次にレポート・エディタでレポートを編集してサブジェクト・エリアを追加します。「複数のサブジェクト・エリアに対するレポートの作成」を参照してください。
サブジェクト領域を使用するレポートでは、BI Publisherにより、BIサーバーから送信された(サマリー作成済の)データに基づいて小計と合計が計算されます。BI Publisherではサマリー計算が実行されないため、個別のカウントおよび平均など、元の列データへのアクセスが必要な一定の関数では、BI Publisherに異なる結果が出力される可能性があります。
Oracle BI Enterprise Editionで使用可能な階層列は、BI Publisherのサブジェクト領域レポートでは使用できません。
グラフ、表またはピボット・テーブルなどの単一レポート・コンポーネントにおいて関連しないサブジェクト・エリアから複数のフィールドをリンクする場合は、データの適切な関連付けができないためにコンポーネントのレンダリングに失敗する可能性があることに注意してください。
パラメータは通常、BI Publisherレポートのデータ・モデル内で定義されます。サブジェクト・エリアに対して直接実行されるレポートではデータ・モデルを使用しないため、レポート・エディタを使用して、サブジェクト・エリア・レポートのパラメータ定義を設定する必要があります。
Oracle BI Enterprise Editionダッシュボードのサブジェクト・エリア・レポートを使用する場合は、パラメータを使用する必要がある場合があります。
サブジェクト領域レポートへのパラメータの追加
「レポートの作成」プロセス・フローを利用するか、カタログ内のレポートの「編集」リンクをクリックして、レポート・エディタに移動します。
次の図に、レポート・エディタを示します。
レポート・エディタは、次の操作に使用します。
レイアウトの追加
レイアウトの構成
レポートのパラメータの構成
レポート・プロパティの構成
レポートと関連付けられているデータ・モデルの更新
この手順では、リストされている順にこれらのオプションが処理されます。
3つのオプションのいずれかによって、レポートにレイアウトを追加できます。
新しいレイアウトを追加するには、レポート・エディタの「新規レイアウトの追加」をクリックします。次の図に、レイアウトの追加ページを示します。
レポートにレイアウトを追加するには、次の3つのオプションがあります。
「レイアウトの作成」: 基本的なテンプレートまたは共有テンプレートのいずれかを選択してレイアウト・エディタを起動します。
「レイアウトのアップロード」: サポートされているファイル・タイプの1つで設計されたテンプレート・ファイルのレイアウトをアップロードします。
レイアウトの生成: シンプルなRTFレイアウトを自動的に生成します。
レイアウト・エディタを使用してレイアウトを追加するには、次のステップに従います。
テンプレート・ファイルのアップロードでは、テンプレート・ファイルの作成について、このガイドの指示に従っているものと想定しています。
テンプレート・ファイルをアップロードしてレイアウトを追加するには:
Template Builder経由でBI Publisherに接続されている場合は、クライアント・ツールからレイアウト・ファイルを直接アップロードできます。
レポートのレイアウトを作成またはアップロードした後は、「リスト・ビュー」からレイアウトの設定を構成できます。
次の図に、リスト・ビューを示します。
スタイル・テンプレートには、レポートの段落、見出し、表およびヘッダーとフッターに適用されるスタイル定義が含まれています。スタイル・テンプレートはオプションであり、RTFテンプレート・ファイルにのみ適用できます。
「スタイル・テンプレートの作成および実装」を参照してください。
この表は、レイアウト・ツールバーのボタンを使用して実行できるアクションについて説明しています。
次の表に、レイアウト・ツールバーのボタンの説明を示します。
ツールバーのボタン | 説明 |
---|---|
作成 |
新しいレイアウトをアップロードまたは作成するために、レイアウトの追加ページを開きます。 |
編集 |
選択したレイアウトに対してレイアウト・エディタを起動します。このボタンはBI Publisherレイアウト(.xpt)のみに対して有効になります。 |
プロパティ |
このレイアウトに関連付けるためにローカライズされたテンプレートおよびXLIFFファイルのアップロードを有効にするために、「プロパティ」ページを開きます。このボタンは、RTF(.rtf)およびBI Publisherレイアウト(.xpt)のみに対して有効になります。 テンプレートのローカライズの詳細は、「翻訳サポートの概要と概念」を参照してください。 |
削除 |
選択されているレイアウトを削除します。 |
リスト・ビューを使用して、これらのレイアウト設定を構成します。
次の表で、設定について説明します。
設定 | 説明 |
---|---|
名前 |
レイアウトに新しい名前を入力するには、テキスト・ボックスにカーソルを合せます。 |
テンプレート・ファイル |
レポート定義に保存されたファイルの名前が表示されます。ダウンロードするには、テンプレート・ファイル名をクリックします。 |
タイプ |
テンプレート・ファイル・タイプが表示されます。 |
出力フォーマット |
このレイアウトに対して有効にする出力タイプを選択します。デフォルトでは、レイアウトに対して有効なすべての出力タイプが有効化されます。レイアウト・タイプによって、利用できる出力タイプが決定されます。完全なリストについては、「出力フォーマットの選択」を参照してください。 |
デフォルト・フォーマット |
表示またはスケジュールするときは、このレイアウトのデフォルト出力フォーマットを選択します。 |
デフォルト・レイアウト |
オンラインでの表示時またはスケジュール時に、このレポートがデフォルトで使用するレイアウトを選択します。この列のボックスを1つだけ選択できます。 |
スタイル・テンプレートの適用 |
スタイル・テンプレートをこのレイアウトに適用するには、このボックスを選択します。スタイル・テンプレートは、RTFテンプレート・ファイルにのみ適用できます。「レイアウトへのスタイル・テンプレートの適用」を参照してください。 |
アクティブ |
デフォルトでは、レイアウトはアクティブです。レポート定義の一部としてレイアウトを維持しながら、利用できない状態にする場合は、このボックスをクリアします。レイアウトが非アクティブの場合は、レポート・ビューアまたはスケジューラに表示されません。 |
オンライン表示 |
デフォルトでは、レイアウトは、レポート・ビューアでレポートを開いたレポート利用者が利用できます。このレイアウトがスケジュール・レポートに対してのみの場合は、このボックスをクリアします。 |
ロケール |
レイアウトがアップロードされたときに選択されたロケールが表示されます。このフィールドは更新できません。 |
BI Publisherは、広範な出力フォーマットをサポートしています。
レイアウトのタイプによって、サポートされる出力のタイプは異なります。最初の表は、使用可能なすべての出力タイプを示しています。2つ目の表は、各レイアウト・タイプで有効な出力フォーマットを示しています。
出力フォーマット | 説明 |
---|---|
データ(CSV) |
値がカンマで区切られた出力を生成するには、このオプションを有効にします。 |
データ(XML) |
XML出力を生成するには、このオプションを有効にします。 |
Excel (mhtml) |
レポート・コンシューマがMicrosoft Excel 2003を持っているときに、Excelでレポートを表示するには、この出力タイプを有効にします。このオプションでは、Excel 2003以降で開くことのできるMHTML形式ファイルが生成されます。このオプションでは、チャートやロゴなどの埋込みイメージはサポートされますが、ネストされた表はサポートされません。 |
Excel (html) |
レポート・コンシューマが以前のバージョンのMicrosoft Excel 2000または2002を実行している場合のみ、この出力タイプを有効にします。このオプションでは、Excelで開くことのできるHTMLが生成されます。埋込みイメージまたはネストされた表はサポートされません。 |
Excel (*.xlsx) |
レポートをExcel .xlsx(Excel XMLフォーマット)で生成するには、このオプションを有効にします。レポート・コンシューマでExcel 2007以降がインストールされている場合、このオプションを使用すると、レイアウトやフォーマットを最適な状態で保持できます。 この出力フォーマットでは、BI Publisherは数値や日付のフォーマットを適用しません。BI Publisherは、書式設定マスクおよび実際の値(日付または数値)をXLSX出力ファイルに保存します。この書式設定はMicrosoft Excelによって処理されます。次に例を示します。
|
FO形式のXML |
このオプションでは、XSL-FO(Extensible Stylesheet Language Formatting Objects)ファイルを生成します。この出力タイプは、テンプレートのデバッグに役に立ちます。 |
HTML |
ブラウザでの表示を必要とするレポートのHTML出力を有効にします。 |
インタラクティブ |
この出力は、BI Publisherのレイアウト・エディタを使用して設計されたレイアウトでのみ使用できます。インタラクティブ出力を使用すると、レポートでチャートの値のポップアップ表示、スクロールおよびフィルタが可能な表などの対話型機能を使用できます。 |
MHTML |
Mime Hyper Text Markup Languageを有効にします。これにより、レポート・コンシューマは、Webページとそのリソースを単一のMHTMLファイル(.mht)として保存できるようになり、このファイルには、イメージやリンク・ファイルのすべてが単一のエンティティとして保存されます。レポート・コンシューマがこのオプションを使用すると、HTML出力を送信または保存して、埋込みイメージやスタイルシートの書式設定を保持できます。 |
Portable Document Formatは、一般に、印刷や共有を必要とするレポートで使用されます。 |
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PDF/A |
長期の保存やアーカイブを必要とするレポートに使用します。PDF/AはPDF標準の特殊なサブセットで、自己完結型ドキュメントとしてファイルを保存することを妨げる可能性のある要素が禁止されます。 詳細は、「PDF/A出力の生成」を参照してください。 |
PDF/X |
印刷前のグラフィック交換用書式設定が必要なレポートに使用されます。PDF/XはPDF標準の特殊なサブセットで、高品質印刷生成出力に対応するようにドキュメントを効率化し、署名やコメント、埋込みマルチメディアなど、印刷の生成に寄与しないコンテンツを制限します。 詳細は、「PDF/X出力の生成」を参照してください。 |
PowerPoint (mhtml) |
この出力タイプを有効にすると、Microsoft PowerPoint 2003との互換性を持つPowerPointファイルを生成できます。Microsoft PowerPoint 2010ではこの出力タイプをサポートしないことに注意してください。かわりにPowerPoint(*.pptx)を選択してください。 |
PowerPoint (*.pptx) |
この出力タイプを有効にすると、Microsoft Office Open XML形式でMicrosoft PowerPointファイルを生成できます。この出力タイプは、Microsoft PowerPoint 2007以降のバージョンでサポートされます。 |
RTF |
リッチ・テキスト形式。開いて編集する必要のあるレポートの場合は、この出力フォーマットを有効にします。 |
テキスト |
このオプションは、eTextテンプレート用のテキスト出力を生成します。テキスト出力は、eTextテンプレートでのみ使用可能です。 |
Word |
Microsoft Wordの.docxファイルを生成します。 |
圧縮PDF |
BI Publisherでは、レポートのPDF出力と索引ファイルを含むzipファイルを生成できます。このオプションは、圧縮(zip化)されたPDF出力を有効にするように設計されているレイアウトでのみ使用できます。圧縮PDFを生成するレポートを設計する方法の詳細は、「Zip圧縮されたPDF出力の生成」を参照してください。 |
ノート:
データ(CSV)およびデータ(XML)の出力フォーマットはすべてのレイアウト・タイプで使用できます。ただし、これらのフォーマットのいずれかを指定する場合は、レイアウトの書式設定が適用されず、出力にはデータのみが含まれます。レイアウト・タイプ | 有効な出力タイプ |
---|---|
レイアウト・エディタを使用して作成したBI Publisherテンプレート(XPT) |
データ(CSV)、データ(XML)、Excel(html)、FO形式のXML、HTML、インタラクティブ、MHTML、PDF、PDF/A、PDF/X、PowerPoint(*.pptx)、RTF、Word、圧縮PDF Excel (mhtml)、PowerPoint (mhtml) |
RTFテンプレート(RTF) |
データ(CSV)、データ(XML)、Excel(html)、Excel (*.xlsx)、FO形式のXML、HTML、MHTML、PDF、PDF/A、PDF/X、PowerPoint(*.pptx)、RTF、Word、圧縮PDF Excel (mhtml)、PowerPoint (mhtml) |
PDFテンプレート(PDF) |
データ(CSV)、データ(XML)、PDF、圧縮PDF |
Excelテンプレート(XLS) |
データ(CSV)、データ(XML)、Excel(*.xls)、Excel(html) |
Flashテンプレート(SWF) |
データ(CSV)、データ(XML)、Flash、MHTML、PDF |
XSLスタイルシート(FO)(XSL) |
RTFテンプレートと同じ出力 |
XSLスタイルシート(HTML XML/テキスト)(XSL) |
データ(CSV)、データ(XML)、HTML、テキスト |
eTextテンプレート(RTF) |
データ(CSV)、データ(XML)、テキスト |
Analyzerテンプレート(XPA) |
(下位互換用にのみサポートされます。)Analyzerテンプレートは、BI Publisherの以前のバージョンからアップロードできます。BI Publisherの現行バージョンのオンライン・アナライザでは、レイアウト・エディタ・テンプレート(.xpt)にオンライン分析をエクスポートします。 |
パラメータはデータ・モデルで定義されます。レポート・エディタを使用すると、特定のデータ・モデルを使用する各レポートに専用のパラメータ設定を構成できます。
このレポートのパラメータを構成するには:
ページ・ヘッダーの「プロパティ」をクリックして「レポート・プロパティ」ダイアログを開き、レポート・プロパティを構成します。
次の図に、「レポート・プロパティ」ダイアログを示します。
「レポート・プロパティ」ダイアログには、次のオプションが表示されています。
一般: レポートの一般的なプロパティを設定します。
キャッシュ: このレポートのキャッシュ・オプションを指定します。
書式設定: レポートの実行時構成プロパティを設定します。これらのプロパティの設定の詳細は、「レポート処理および出力文書のプロパティの設定」を参照してください。
フォント・マッピング: このレポートのフォント・マッピングを作成します。
通貨書式: このレポートの通貨書式を定義します。
「一般」タブのプロパティを次のように設定します。
オンラインのレポート・ビューアでこのレポートをユーザーに見せたくない場合は、このプロパティを無効にします。
無効にすると、ユーザーはレポートのスケジュールのみ可能になります。ほとんどのレポートでは、これは有効な状態で保持します。長時間実行、バッチ、またはオンライン表示が適切でない他のレポートでは無効にします。このプロパティが有効の場合、次の表で説明されているプロパティも設定できます。
プロパティ | 説明 | デフォルト |
---|---|---|
コントロールの表示 |
このプロパティは、レポートの制御リージョンの表示を制御します。制御リージョンは、テンプレート・リスト、出力リスト、およびパラメータ・リストから構成されています。これらのオプションをユーザーに見られたり、更新されたりしたくない場合は、このプロパティを無効にします。 |
有効 |
レポート・リンクの共有許可 |
レポート・ビューアの「アクション」メニューには、「レポート・リンクの共有」オプションがあり、現在のレポートのURLを表示できます。ユーザーにレポート・リンクを見られたり、コピーされたりしたくない場合は、このプロパティを無効にします。 |
有効 |
新規ウィンドウでリンクを開く |
このプロパティは、レポートに含まれているリンクを開く方法を制御します。デフォルトでは、リンクは新しいブラウザ・ウィンドウで開きます。同じブラウザ・ウィンドウでリンクを開くには、このプロパティを無効にします。 |
有効 |
非同期モード |
非同期モードで実行されるレポートをレポート・ビューアで実行した場合は、一意のスレッドを使用して実行されます。これにより、ユーザーがレポートの実行をキャンセルした場合、BI Publisherはスレッドを完全に終了できます。ただし、このプロパティを有効にすると、パフォーマンスに影響が及ぶことがあリます。 |
無効 |
自動実行 |
このプロパティを有効にした場合、ユーザーがレポートの 「開く」リンクを選択すると、レポートが自動的に実行されます。「自動実行」が無効の場合は、レポートの「開く」リンクを選択するとオンライン・ビューアが表示されますが、レポートは実行されません。ユーザーは、レポートを実行するために「レポートの表示」メニューから出力タイプを選択する必要があります。 |
有効 |
レポートの拡張プロパティを設定できます。
次の表に、拡張プロパティのオプションの説明を示します。
プロパティ | 説明 |
---|---|
ジョブの優先度 |
レポートの優先度を指定します。レポートには「クリティカル」、「標準」、「低」の優先度を割り当てることができます。デフォルトでは、レポートの優先度は「標準」です。 BI Publisherは、JMS優先度を設定し、優先度に基づいてスケジュール・レポート・ジョブをソートするので、優先度の高いレポート・ジョブをクリティカルでないジョブの前に実行できます。 すべてのレポートの優先度が同じ場合は、BI Publisherでは、先入れ先出し(FIFO)の順序でレポートを処理します。ジョブの優先度設定は、「レポート・ジョブ履歴」ページで確認できます。 |
バースティング有効化 |
レポート出力のバースティングを有効化するには、このオプションを選択し、リストから適切なバースティング定義を選択します。レポートがスケジュールされると、スケジューラ内で選択したバースティング定義が有効になります。 バースティング定義は、データ・モデルのコンポーネントです。 |
レポートは外部アプリケーションにより制御されます。ユーザーはカタログからレポートを実行またはスケジュールできませんが、履歴は表示できます。 |
BI Publisherが、このレポートの生成を制御する別のアプリケーションと統合されているときに、このレポートのカタログからの直接実行や表示をユーザーに許可しない場合は、このオプションを有効にします。BI Publisherによって実行されるレポートは、BI Publisher履歴表に格納され、ユーザーは「レポート・ジョブ履歴」ページから完了したレポートを表示できます。 |
エンタープライズ・スケジューラ・ジョブ・パッケージ名 |
このプロパティは、Oracle Fusionアプリケーションの実装にのみ適用されます。 |
エンタープライズ・スケジューラ・ジョブ定義名 |
このプロパティは、Oracle Fusionアプリケーションの実装にのみ適用されます。 |
キャッシュに関して設定できるオプションがいくつかあります。
次の図に「キャッシュ」タブを示します。
次の表に、「キャッシュ」タブにあるプロパティの説明を示します。
変数 | 説明 | デフォルト |
---|---|---|
データ・キャッシュの有効化 |
このプロパティを有効にすると、このレポートのオンライン送信によって生成されたデータが、キャッシュに格納されます。同じパラメータ選択でこのレポートを実行する後続のリクエストは、キャッシュに格納されているデータを使用してレポートを表示します。この設定によって、ソースからデータを再生成するかわりに、レポートの生成に格納されているデータを使用することによって、パフォーマンスが向上します。データは、キャッシュ期間プロパティで指定された時間制限に従って、キャッシュ内に保持されます。「ユーザー・レベル」プロパティを設定することによって、レポートのキャッシュをユーザーが共有するかどうかを制御できます。データ・キャッシュが有効の場合は、次のプロパティを設定できます。 |
無効 |
キャッシュ期間(分) |
レポートのデータ・セットまたはドキュメントをキャッシュに残す時間制限を入力します。時間制限が期限切れになると、同じレポートの次回のリクエストでは、新しいデータ・セットが生成されます。 |
30分 |
ユーザー・レベル |
このプロパティではユーザーのそれぞれに個別のキャッシュが保存されます。各ユーザーに表示されるレポート・データは、プライベート・キャッシュからのみ取得されます。有効にすると、このプロパティによって、各ユーザーは表示が許可されたデータのみ表示できます。しかし、ユーザー・レベルのキャッシュは、効率のパフォーマンスが劣ります。レポート・データがユーザー依存でない場合は、このプロパティを無効にしてパフォーマンスを向上できます。 |
有効 |
ドキュメント・キャッシュ |
レポート・ドキュメントをキャッシュするには、このプロパティを有効にします。ドキュメント・キャッシュが有効化されている場合、ユーザーがレポートをオンラインで表示すると、ドキュメント(データとレイアウト)がキャッシュに配置されます。(「ユーザー・レベル」が有効でなければ)他のユーザーがオンライン・ビューアを使用して同じレポート(同じレイアウト、同じ出力タイプ、同じパラメータ選択)を表示すると、そのドキュメントはキャッシュから取得されます。ドキュメントは、指定されたキャッシュ期間に従ってキャッシュ内で保持されます。スケジュール・レポートでは、ドキュメント・キャッシュは使用されません。 |
有効 |
ユーザーはレポート・データをリフレッシュできます |
このプロパティを有効にした場合、ユーザーは要求に応じてデータをリフレッシュできます。ユーザーがレポート・ビューアで「リフレッシュ」をクリックすると、BI Publisherは、新しいデータ・セットを生成してレポートに使用します。 |
無効 |
書式設定プロパティ・タブでは、レポート・レベルで実行時プロパティを設定できます。
これらのプロパティは、「管理」ページからシステム・レベルで設定することもできます。書式設定プロパティ・タブには、システム・レベルの設定と、各プロパティのレポート・レベルの設定が表示されます。各レベルで異なる値が設定された場合は、レポート・レベルが優先されます。
各プロパティの詳細は、「レポート処理および出力文書のプロパティの設定」を参照してください。
BI Publisherのフォント・マッピング機能では、RTFまたはPDFのテンプレートでベース・フォントを公開ドキュメントで使用されるターゲット・フォントにマップできます。フォント・マッピングは、レポート・レベルまたはシステムレベルで設定できます。レポート・プロパティの「フォント・マッピング」タブを表示すると、システム・レベルの設定がすべて表示されます。このレポートの設定を変更するには、ここでフォント・マッピングを編集します。
フォント・マッピングの詳細は、unresolvable-reference.htmを参照してください。
「通貨書式」タブでは、レポートに、複数の通貨を対応する書式設定で表示できるように、特定の通貨に数値書式マスクをマップできます。通貨書式は、RTFおよびXSL-FOテンプレートのみでサポートされています。
通貨書式は、レポート・レベルまたはシステム・レベルで設定できます。レポート・プロパティの「通貨書式」タブを表示すると、システムレベルの設定が表示されます。このレポートの設定を変更するには、ここで通貨書式を編集します。
RTFテンプレートでこれらの通貨書式を適用するには、format-currency関数を使用する必要があります。詳細な手順は、「通貨の書式設定」を参照してください。
次の図は、サンプルの通貨書式を示しています。
この項では、別のアプリケーションからURLを介してBI Publisherレポートを呼び出す方法について説明します。
たとえば、ポータルから、またはApplication Expressアプリケーションからなどです。次の項目が含まれます。
BI Publisherセキュリティ・モデルでは、レポートがフォルダに配置され、そのフォルダはロールによって保護されます。また、ロールはユーザーに割り当てられます。
ユーザーがレポートにアクセスするには、BI Publisherでユーザーがそのレポートの表示について認証されている必要があります。そのために、次の2つのオプションがあります。
「ゲスト」フォルダの使用
「ゲスト」フォルダ内のレポートは、すべてのユーザーが表示および実行できます。レポートに機密データが含まれていない場合は、このオプションを使用します。「セキュリティ・センター」ページの「セキュリティ構成」タブで、「ゲスト」フォルダを有効にします。
SSOの使用
SSOサーバーで呼出し側アプリケーションとBI Publisherの両方がパートナ・アプリケーションとして構成されている場合は、ユーザーにレポートの表示または実行権限があれば、URLを介して任意のレポートを呼び出すことが可能であり、BI Publisherでは、ユーザーのログインを必要とせずにレポートがレンダリングされます。
URLを作成し、そのURLを介してBI Publisherレポートを呼び出すことができます。
レポートの基本URLは次のとおりです。
http://<server:port>/xmlpserver/<ReportDirectory>/<ReportName>.xdo
説明
server:port
は、BI Publisherが実行しているサーバーの名前とポート番号です xmlpserver
は、必要な静的文字列(アプリケーション名)ですReportDirectory
は、レポートのフォルダ・パスです。レポートが「共有フォルダ」内にある場合は、パスにShared Foldersを含めないでください。レポートが「マイ・フォルダ」内にある場合は、パス内の最初のノードとして~usernameを追加します。次の例を参照してください。ReportName.xdo
は、.xdo拡張子付きのレポート名です。名前に空白がある場合は、その空白をプラス文字(+)に置き換えてください。例:
次のURLでは、North America Salesレポートを起動します。このレポートは、Shared Folders/Samples/Salesの下のカタログに存在します。Shared Foldersはパスに含まれていないことに注意してください。
http://example.com:7001/xmlpserver/Samples/Sales/North+America+Sales.xdo
次のURLでは、My Folders/Samples/Salesの下のカタログにあるNorth America Salesレポートを起動します。この場合のユーザー名は「weblogic」であるため、パス内の最初のノードは~weblogic
になることに注意してください。
http://example.com:7001/xmlpserver/~weblogic/Samples/Sales/North+America+Sales.xdo
前述の例では、すべてのレポート・コントロールを使用してBI Publisherレポート・ビューア内に完全なレポートをレンダリングしています。
レポートのレンダリングには、デフォルト・レイアウト、デフォルト出力形式およびデフォルト・パラメータが使用されています。パラメータをURLに追加すると、レポートのレンダリング方法を指定できます。
URLを構成するときは、標準URL構文(?は最初のパラメータを示し、&は追加の各パラメータを示しています)に留意してください。
次の表では、URLに追加可能なその他のパラメータについて説明しています。
パラメータ | 定義 | 使用例 |
---|---|---|
_xpt |
BI Publisherレポート・ビューアにレポートをレンダリングするか、出力タイプに適した新規ウィンドウにドキュメントをエクスポートするかを指定します。たとえば、指定された出力タイプがhtmlの場合は、レポート・ドキュメント(のみ)がブラウザ・ウィンドウにレンダリングされ、出力タイプがPDFの場合は、PDFドキュメントを保存するか、開くことが求められます。このパラメータが指定されていない場合は、BI Publisherレポート・ビューアにレポートがレンダリングされます。 有効な値は次のとおりです。
|
_xpt=0 |
_xdo |
(オプション)レポートへのパスを指定します。 |
_xdo=%2FSamples%2FSalary+Report.xdo |
_xt |
使用するレイアウトを指定します。レポート定義内の定義に従ってレイアウト名を入力します。無効な名前が入力された場合は、デフォルト・レイアウトが使用されます。 |
_xt=Manager+Summary |
_xf |
出力形式を指定します。値が指定されていない場合は、デフォルトの出力形式が使用されます。無効な値が指定されるか、レイアウトで有効化されていない値が指定された場合は、レポートはレンダリングされません。有効な値は次のとおりです。
|
_xf=pdf |
データ・モデル内で指定されているレポート・パラメータ |
レポートに固有のパラメータの名前-値ペアを指定します。データ・モデルで定義されているパラメータ名を使用する必要があります。 |
dept=10 |
_xmode |
レポート・ビューア・モードを指定します。指定されていない場合は、デフォルトでフル・レポート・ビューアのビューが設定されます。有効な値は次のとおりです。
|
_xmode=1 |
例:
http://example.com:7001/xmlpserver/Samples/Salary+Report.xdo?_xpt=0&_xdo=%2FSamples%2FSalary%20Report.xdo&_xmode=4&dept=10&_xt=Simple&_xf=html
このURLでは、Shared Folders/Samplesの下にあるレポートのSalary Reportを実行します。次の点に注意してください。
_xpt=0
では、レポート・ビューアにドキュメントがレンダリングされます
_xdo=%2FSamples%2FSalary%20Report.xdo
では、レポートのパスを定義します
_xmode=4
では、ドキュメントのみがレンダリングされます
dept=10
では、レポート固有のパラメータのdeptが10に設定されます
_xt=Simple
では、Simpleという名前のレイアウトが使用されます
_xf=html
では、出力フォーマットがhtmlに設定されます