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Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド
リリース2.2
B57074-01
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2 Oracle VM Managerの基本事項

この章では、Oracle VM Managerを使用する場合の基本事項について説明します。 ここでは次の内容について説明します。

Oracle VM Managerのインストール後、次のいずれかのWebサイトに移動してOracle VM Managerにログオンします。

hostnameには、Oracle VM Managerホストのホスト名またはIPアドレスを指定します。 たとえば、example.comというホストにある標準ポート8888を使用してOracle VM Managerに接続するには、次のように指定します。

http://example.com:8888/OVS

example.comというホストにあるSecure Sockets Layer(SSL)ポート4443を使用してOracle VM Managerに接続するには、次のように指定します。

https://example.com:4443/OVS

2.1 Oracle VM Managerでのアカウントの登録

次のいずれかの方法を使用してアカウントを取得できます。

ロールの詳細は、第1.5項「Oracle VM Managerのロール」を参照してください。

Oracle VM Managerに新しいアカウントを登録するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle VM Managerの「ログイン」ページで「登録」をクリックします。

  2. 「ユーザー情報」画面が表示されます。 アカウント情報を入力します。

    • ユーザー名: ログインに使用するわかりやすいユーザー名を入力します。

    • パスワード: アカウントのパスワードを入力します。

    • パスワードの再入力: パスワードを再入力します。

    • 名: 名前を入力します。

    • 姓: 姓を入力します。

    • 電子メール: 電子メール・アドレスを入力します。

    「次へ」をクリックします。

  3. アカウントの詳細を確定します。

アカウントが作成され、Oracle VM Managerの「ログイン」画面に確認メッセージが表示されます。

機能を使用する前に、自分のアカウントに対してサーバー・プールとグループを割り当てるように管理者に依頼する必要があります。 ユーザーの編集の詳細は、第7.2.3項「ユーザーの編集」を参照してください。

これで、新しいアカウントを使用してOracle VM Managerにログインできます。

2.2 Oracle VM Managerへのログイン

Oracle VM Managerの「ログイン」ページを表示するには、Webブラウザで次のいずれかのアドレスを入力します。

hostnameには、Oracle VM Managerホストのホスト名またはIPアドレスを指定します。 たとえば、example.comというホストにある標準ポート8888を使用してOracle VM Managerに接続するには、次のように指定します。

http://example.com:8888/OVS

example.comというホストにあるSecure Sockets Layer(SSL)ポート4443を使用してOracle VM Managerに接続するには、次のように指定します。

https://example.com:4443/OVS

Oracle VM Managerの「ログイン」ページで、ユーザー名およびパスワードを入力してログインします。これで、仮想マシンの作成、リソースのインポートなどを行うことができます。

ログイン後に使用できるタブは、アカウントのロールによって異なります。詳細は、表2-1「各ロールで使用可能なタブ」を参照してください。 アカウントのロールを変更する必要がある場合は、管理者に連絡してください。 アカウントのロールを変更できるのは管理者のみです。

表2-1 各ロールで使用可能なタブ

ロール 使用可能なタブ

User

  • 「仮想マシン」

  • 「リソース」

Manager

  • 仮想マシン

  • リソース

  • サーバー

  • サーバー・プール

Administrator

  • 仮想マシン

  • リソース

  • サーバー

  • サーバー・プール

  • 管理


電子メール・アドレスやパスワードなどのアカウント情報を変更するには、ページの右上の「プロファイル」をクリックします。

パスワードを忘れたときは、「ログイン」ページの「パスワードを忘れた場合」をクリックして、アカウント名を送信します。 登録された電子メール・アドレスに新しいパスワードが送信されます。

図2-1 プロファイル・リンク

図2-1の説明が続きます。
「図2-1 プロファイル・リンク」の説明

2.3 ウィザードを使用したサーバー・プールの作成

インストール後、Oracle VM Managerにログインし、ウィザードに従って1つの物理サーバーを含むサーバー・プールを作成できます。この物理サーバーがサーバー・プール・マスター、仮想マシン・サーバーおよびユーティリティ・サーバーとして動作します。

ウィザードに従ってサーバー・プールを作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックします。

    図2-2 「ようこそ」ページ

    図2-2の説明が続きます。
    「図2-2「ようこそ」ページ」の説明

  2. 「サーバー情報」ページで、次のサーバー・プール情報を入力します。

    • サーバー・プール名: サーバー・プールの名前。

    • サーバー・プール仮想IP: サーバー・プールの仮想IPアドレス。 このIPアドレスは、サーバー・プール・マスターのIPアドレスとして使用され、HAフェイルオーバーによるサーバー・プール・マスターの再割当てが行われても保持されます。

    • 高可用性モード: チェック・ボックスを使用して、HAを有効にするかどうかを選択します。 HAを使用するには、サーバー・プールおよび各仮想マシンでHAを有効にする必要があります。 HAの詳細は、第3.5項「高可用性(HA)の有効化」を参照してください。 HAの前提条件の設定方法の詳細は、『Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド』を参照してください。

    Oracle VM Serverに関する次の情報を「サーバー詳細」ボックスに入力します。

    • サーバー・ホスト/IP: Oracle VM Managerのホスト名またはIPアドレスを指定します。次に例を示します。

      192.168.2.20

      または

      hostname.example.com

    • サーバー名: Oracle VM Serverの名前。 名前は一意にする必要があります。

    • サーバー・エージェントのパスワード: Oracle VM ServerにインストールされているOracle VM Agentにアクセスするためのパスワード。

    • サーバー・ユーザー名: Oracle VM Serverにログインするためのユーザー名。

    • サーバー・パスワード: Oracle VM Serverにログインするためのパスワード。

    • ロケーション: Oracle VM Serverの場所。 たとえば、Server Room 1などです。

    • 説明: Oracle VM Serverの説明。

    Oracle VM Serverへの接続をテストするには、「接続のテスト」をクリックします。 情報が正しくない場合またはOracle VM Serverを使用できない場合、その情報はサーバー・プールに追加できません。

    図2-3 サーバー・プールへのサーバーの追加

    図2-3の説明が続きます。
    「図2-3 サーバー・プールへのサーバーの追加」の説明

    「作成」をクリックしてサーバー・プールを作成します。

サーバー・プールが作成されたら、仮想マシン・サーバーおよびユーティリティ・サーバーを追加したり、サーバー・プールにユーザーを追加できます。 サーバー・プールの作成およびサーバーの追加の詳細は、第3.2項「サーバー・プールの作成」および第4.1項「サーバーの追加」を参照してください。

サーバー・プールの作成後、リソースのインポートまたは仮想マシンの作成を開始できます。 第5章「リソースの管理」および第6章「仮想マシンの管理」を参照してください。