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Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) リリース ノート
2009 年 1 月
このドキュメントでは、Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) のリリース ノートを示します。以下の内容について説明します。
Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) では、以下の新機能と拡張が提供されます。
IPv6 は、IETF によって設計された次世代のプロトコルであり、現在のインターネット プロトコル (IP) バージョン 4 (IPv4) の後継に当たります。IPv4 と異なる IPv6 の最大の改良点は、IP アドレスが 32 ビットから 128 ビットに拡張されていることです。また、ルーティングやネットワーク自動コンフィグレーションなどにおいて IPv4 に多くの改良が加えられています。
Oracle Tuxedo 10g R3 での IPv6 の使用については、『Oracle Tuxedo アプリケーションの設定』の「IPv6 の有効化」を参照してください。
ATMI サーバのアプリケーション生成のスレッドで個別の Tuxedo コンテキストを作成および終了できるように、2 つの新しい API (tpappthrinit(3c) および tpappthrterm(3c)) が提供されました。tpappthrinit(3c) を使用して作成されたコンテキストでは、アプリケーション生成のサーバ スレッドがサービス要求を開始し、トランザクションを定義します。
詳細については、『C 言語を使用した Oracle Tuxedo アプリケーションのプログラミング』の「マルチスレッドおよびマルチコンテキスト アプリケーションのプログラミング」を参照してください。
Tuxedo クライアント管理者が実行時にアプリケーションの有効性をモニタする場合に役立ちます。アプリケーションの最大クライアント数、現在のクライアント数、および名前付きユーザを記録できます。
UBBCONFIG における Tuxedo ATMI サーバの CLOPT の長さが 256 から 1024 に拡張されています。
FML/FML32 バッファのフィールド名の長さが 30 から 254 に拡張されています。
tlisten(1)
パスワード暗号化
tlisten.pw
ファイルはシステムによって暗号化されています。パスワードを追加または変更するには、tlistpwd(1)
を使用する必要があります。
ローカル ドメインを停止することなく、リモート ドメイン ゲートウェイのリスン アドレスを再コンフィグレーションできます。
PERSISTENT_DISCONNECT
接続ポリシーを持つローカル ドメインは、リモート ドメインに接続することもリモート ドメインからの接続要求を受け付けることもしません。
製品をインストールする前に、「既知の問題と解決済みの問題」に記載されている事項を確認してください。Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) へのアップグレードの詳細については、『Oracle Tuxedo システムのインストール』の「Oracle Tuxedo システムの 10g リリース 3 (10.3) へのアップグレード」を参照してください。
Oracle Tuxedo ソフトウェアのコンポーネントは以下のとおりです。
ATMI ソフトウェアを使用すると、C または COBOL によってスケーラブルな ATMI アプリケーションをビルドできます。このソフトウェアの構成要素は以下のとおりです。
CORBA ソフトウェアを使用すると、C++ によってスケーラブルな CORBA アプリケーションをビルドできます。このソフトウェアの構成要素は以下のとおりです。
Oracle Jolt は、Oracle Tuxedo システム用の Java ベースのインタフェースです。既存の Oracle Tuxedo アプリケーションの機能が拡張されており、イントラネットやインターネットにも対応できます。
Oracle Tuxedo と Oracle WebLogic Enterprise 用の Oracle SNMP エージェントは、SNMP (Simple Network Management Protocol) エージェントです。このソフトウェアを使用すると、Oracle Tuxedo および Oracle WebLogic Enterprise アプリケーションをエンタープライズ管理コンソールから管理できます。
Oracle Tuxedo ソフトウェアは、以降の節で示されているプラットフォームで動作します。Oracle 社では、それらのプラットフォームが、Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) で開発およびプロダクションに使用できることを確認済みです。ほかのプラットフォームでは、カスタマ サポートを提供できません。Oracle 社では業界標準に準拠した方法で Oracle Tuxedo ソフトウェアを実装しようとしましたが、サード パーティ製のすべてのデータベースや ORB 製品などでその使用を確認することは不可能です。
ソフトウェアの移植と動作確認は、Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) の初回リリース後も継続されます。今後の移植と動作確認に関する情報については、「Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) プラットフォーム データ シート」のプラットフォーム サポート情報を参照してください。
詳細については、「Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) プラットフォーム データ シート」を参照してください。
Oracle Tuxedo ATMI および CORBA C++ アプリケーションでは、XA 標準がサポートされます。これにより、データベース管理システムを含むすべての XA 準拠ソフトウェア システムとの相互運用性が向上します。
Oracle Tuxedo は、次の Oracle 製品と統合できます。
Oracle Tuxedo 10g リリース 3 (10.3) 製品マニュアルは、次のサイトから入手できます。
http://www.oracle.com/technology/documentation/index.html
パッチを入手するには、Oracle カスタマ サポート ページ (http://www.oracle.com/bea/support.html) にアクセスし、[New Case] を開いてパッチを要求します。Oracle の顧客は、カスタマ サポート ページにアクセスし、Web アカウントを取得することでサポート情報にアクセスできます。
カスタマ サポートへお問い合わせの際には、以下の情報をご用意ください。
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