管理ガイド

     前  次    新しいウィンドウで目次を開く     
ここから内容の開始

AquaLogic Data Services Platform Console の使い方

この章では、AquaLogic Data Services Platform Console を使用して、AquaLogic Data Services Platform 用に準備されたドメイン上のアプリケーションを管理する方法について説明します。

注意 : AquaLogic Data Services Platform に対する WebLogic ドメインの準備については、「AquaLogic Data Services Platform と WebLogic ドメインの関係について」を参照してください。

この章の内容は以下のとおりです。

 


AquaLogic Data Services Platform Console の概要

AquaLogic Data Services Console (アクセス名 : ldconsole) は、AquaLogic Data Services Platform アプリケーションを管理および使用するために特別に設計された Web ベースのインタフェースです。 AquaLogic Data Services Console を使用して、データ サービスのセキュリティ ポリシーとキャッシング ポリシーを設定したり、AquaLogic Data Services Platform の実行時設定 (スレッドの使用数、ロギング レベルなど) をコンフィグレーションしたりできます。

AquaLogic Data Services Console から Data Services メタデータ ブラウザにアクセスすることもできます。 メタデータ ブラウザは、AquaLogic Data Services Platform の管理者およびアプリケーション開発者の両方に役立つ情報を提供します。 開発者は使用可能なデータ サービス、それらが提供する情報、それらの呼び出し方法などを参照でき、 管理者はコンソールでデータ ソース レイヤを変更した場合の影響を分析できます。

注意 : 詳細については、「メタデータの表示」を参照してください。

図 4-1 に、AquaLogic Data Services Platform Console のメイン ページを示します。

図 4-1 AquaLogic Data Services Platform Console

AquaLogic Data Services Platform Console

 


AquaLogic Data Services Platform Console の起動

AquaLogic Data Services Platform Console は、AquaLogic Data Services Platform アプリケーションの管理、メタデータへのアクセス、およびセキュリティ ポリシーとキャッシング ポリシーのコンフィグレーションを行うための Web ベースのインタフェースです。

AquaLogic Data Services Console を起動するには、次の手順に従います。

  1. AquaLogic Data Services Platform がデプロイされている WebLogic ドメインの WebLogic Server を起動します。
  2. 詳細については、「WebLogic Server の起動」を参照してください。

  3. Web ブラウザを使用して、次の URL にアクセスします。
  4. http://hostname:port/ldconsole

    各要素の説明は次のとおりです。

    • hostname はホスト サーバのマシン名または IP アドレス
    • port はホスト サーバがリクエストをリスンするポートのアドレス (デフォルトは 7001)
    • たとえば、WebLogic Server のローカル インスタンス (自分のマシンで実行されているインスタンス) の AquaLogic Data Services Console を起動するには、次の URL に移動します。

  5. ログイン ページが表示されたら、適切なユーザ名とパスワードを入力します。
  6. デフォルトのユーザ名とパスワードは、どちらも weblogic です。

注意 : この章の以降の説明と例は、以下のことが行われていることを前提にしています。

 


AquaLogic Data Services Platform Console での移動

ナビゲーション ペインのツリーを使用して、AquaLogic Data Services Platform Console のさまざまなページに移動できます。 図 4-2 に示すように、ページはアプリケーションおよびデータ サービスごとにまとめられています。

図 4-2 コンソール ツリー パネル

コンソール ツリー パネル

以下に、ナビゲーション ペインで行うことのできるアクションについて説明します。

コンソール ツリー パネルコンソール アクセス制御。 特定のコンソール機能にアクセスできるユーザを指定する、アクセス制御ポリシーをコンフィグレーションできます。 [管理ポリシー] または [メタデータ ブラウザ ポリシー] をクリックすると、ポリシー エディタが表示されます。ポリシー エディタで、アクセスを定義するポリシー文を指定できます。 詳細については、「WebLogic ポリシー エディタを使用する」を参照してください。

コンソール ツリー パネルドメイン。 展開すると、ドメイン内の AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーションが表示されます。 または、ドメイン名をクリックして、コンテンツ ペインに AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーションのリストを表示することもできます。 右クリックしてコンテキスト メニューから [検索] を選択すると、ドメインのメタデータを検索できます (「メタデータの検索」を参照)。

コンソール ツリー パネルアプリケーション。 展開すると、[DataServices] フォルダが表示されます。 アプリケーション名をクリックして、コンテンツ ペインにアプリケーションの全般的な設定を表示することもできます。 詳細については、「アプリケーションの全般的な設定」を参照してください。 右クリックしてコンテキスト メニューから [検索] を選択すると、アプリケーションのメタデータを検索できます (「メタデータの検索」を参照)。

コンソール ツリー パネルDataServices。 展開すると、アプリケーションにあるデータ サービス プロジェクト フォルダが表示されます。 または、[DataServices] フォルダをクリックして、コンテンツ ペインにプロジェクト フォルダのリストを表示することもできます。 右クリックしてコンテキスト メニューから [検索] を選択すると、データ サービスのメタデータを検索できます (「メタデータの検索」を参照)。

コンソール ツリー パネルプロジェクト フォルダ。 展開すると、プロジェクト フォルダにある個別のデータ サービスが表示されます。 または、プロジェクト フォルダをクリックして、コンテンツ ペインにデータ サービスのリストを表示することもできます。 詳細については、「AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーションのデータ ソースとデータ サービスの表示」を参照してください。 右クリックしてコンテキスト メニューから [検索] を選択すると、プロジェクト フォルダのメタデータを検索できます (「メタデータの検索」を参照)。

コンソール ツリー パネル個別のデータ サービス。 展開すると、そのデータ サービスを構成する関数が表示されます。 または、個別のデータ サービスをクリックして、コンテンツ ペインに関数の管理画面を表示することもできます。 詳細については、「データ サービス関数の検証」を参照してください。

コンソール ツリー パネル関数。 クリックすると、コンテンツ ペインにその関数に関する情報 (全般情報、依存関係、使用場所情報、プロパティ、および戻り値の型) が表示されます。 詳細については、「関数の詳細の表示」を参照してください。 右クリックしてコンテキスト メニューから [セキュリティ ポリシーの定義] を選択すると、WebLogic ポリシー エディタを使用して関数のセキュリティ ポリシーを作成できます (「セキュリティ ポリシーについて」を参照)。

ドメインの AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーションの表示

AquaLogic Data Services Platform Console には、現在の WebLogic Server ドメインにある、以下の 2 つの条件を両方とも満たしたアプリケーションが表示されます。

デプロイされると、アプリケーションはナビゲーション ペインに表示されます。

図 4-3 AquaLogic Data Services Platform 用に準備されたドメインの AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーション

AquaLogic Data Services Platform 用に準備されたドメインの AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーション

図 4-3 に示すように、アプリケーションごとに複数のオプションがナビゲーション アイコンで表示されます。

AquaLogic Data Services Platform 対応アプリケーションのデータ ソースとデータ サービスの表示

アプリケーションで使用できるデータ ソースとデータ サービスを、それぞれに関する情報とともに表示できます。 ソースとサービスの確認に関する詳細については、「メタデータの表示」を参照してください。

物理ソースは、タイプ (リレーショナル、Web サービス、XML、および文字区切り形式ファイル) ごとにまとめられています。 1 種類のデータ ソースしか含まないアプリケーションもあれば、数種類のデータ ソースを含むアプリケーションもあります。

アプリケーションに関連付けられているデータ ソースを表示するには、次の手順に従います。

アプリケーションに関連付けられているデータ サービスを表示するには、次の手順に従います。

表 4-1 では、各データ サービスに対して表示される情報について説明します。

表 4-1 データ サービスの情報
カラム
説明
[名前]
データ サービスの名前。
[パス]
データ サービスの物理的な場所。
[説明]
データ サービスの説明 (省略可能)。
[種類]
データ サービスには物理データ サービスと論理データ サービスがある。 物理データ サービスは、データベース テーブルなどの実際のデータ ソースを表す。 リレーショナル、Web サービスなどの個別のデータ ソースのタイプは、物理データ サービスに対して表示される。
論理データ サービスは、何らかの方法でデータを集約またはフィルタ処理する、手動で作成されたデータ サービス。

データ サービス関数の検証

データ サービスを構成する関数を検証し、必要に応じてキャッシュやセキュリティの設定を管理できます。 また、データ サービスと関連付けられたメタデータを表示できます。

データ サービスを構成する関数を表示するには、次の手順に従います。

表 4-2 に示すように、ナビゲーション ツリーには 2 種類の関数が表示されます。

表 4-2 関数のタイプ
アイコン
関数のタイプ

関数の詳細

ナビゲーション関数。関連するデータ サービスからデータを返す。

関数の詳細

読み取り関数。データ サービス タイプの形式でデータを返す。

関数の詳細の表示

個別の関数に関する情報 (全般情報、依存関係、使用場所情報、プロパティ、および戻り値の型) を表示できます。 関数の詳細を表示するには、次の手順に従います。

 


AquaLogic Data Services Platform Console に対するアクセス制御

AquaLogic Data Services Platform Console は、WebLogic セキュリティの観点から見て保護可能なリソースです。 コンソール内の特定のページを参照および使用できるユーザを定義する、アクセス制御ポリシーを設定できます。 ページは、以下の 2 種類の機能的カテゴリに分けられます。

リソース アクセスの制御の詳細については、「AquaLogic Data Services Platform リソースの保護」を参照してください。


  ページの先頭       前  次