AquaLogic Service Bus Console の使い方

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XSL トランスフォーメーション

この節の内容は以下のとおりです。

XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要

トランスフォーメーション マップは、2 つのデータ型の間のマッピングを記述したものです。AquaLogic Service Bus は、XQuery または eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) 標準のどちらかを使用したデータ マッピングに対応しています。XSLT マップでは XML 間のマッピングだけを記述しますが、XQuery マップでは 2 つのデータ型の間のマッピングを記述します。

XSL トランスフォーメーションは、プロキシ サービスのメッセージ フローで XQuery 式を編集するときに使用することができます。[XQuery 式エディタ] ページで XQuery 式を編集するときに、[XSL トランスフォーメーション] オプションを選択すると、特定の XSL トランスフォーメーションを実行できます。

プロキシ サービスのメッセージ フローでは、メッセージ コンテキスト変数への XQuery 式の割り当て、XQuery 式のブール結果に基づく if then else アクションの割り当て、XPath 式に対して相対的に指定した位置への XQuery 式の結果の挿入、コンテキスト変数の XQuery 式を使用したログ用のメッセージ コンテキストの指定などを実行できます。詳細については、「メッセージ フローの概要」、「アクションの追加」、「インライン XQuery 式エディタの使用」を参照してください。

以下の表は [リソース ブラウザ] モジュールと [プロジェクト エクスプローラ] モジュールでアクセスできる XSL トランスフォーメーションのページをまとめたものです。個々のタスクおよび関連するヘルプのトピックを確認できます。

表 11-1 XSL トランスフォーメーションのページ、タスク、およびヘルプ トピック
ページ
関連タスク
ヘルプ トピック
XSLT の概要
XSL トランスフォーメーションのリストの表示。XSLT 名が表示される。
XSL トランスフォーメーションのフィルタ
XSL トランスフォーメーションの削除
新しい XSLT の作成
新しい XSL トランスフォーメーション リソースの追加
XSLT の詳細
XSL トランスフォーメーションの詳細の表示
XSL トランスフォーメーションの詳細の変更
XSLT リソースの参照の編集
XSL トランスフォーメーションの参照の解決

XSL トランスフォーメーションの表示と検索

[XSLT の概要] ページでは、XSL トランスフォーメーションのリストを参照できます。AquaLogic Service Bus では、eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) を使用して XML 間のマッピングを記述します。詳細については、「XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要」を参照してください。

XSL トランスフォーメーションを表示および検索するには
  1. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース ブラウザ] の下にある [XSLT] を選択します。[XSLT の概要] ページが表示され、XSL トランスフォーメーションごとに以下の情報が表示されます。各プロパティの詳細については、「XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更」を参照してください。
  2. 表 11-2 XSL トランスフォーメーションの詳細
    プロパティ
    説明
    XSLT 名
    XSL トランスフォーメーションに割り当てられた名前。この名前は [XSLT の詳細] ページにリンクされている。詳細については、「XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更」を参照。
    パス
    このパスは、プロジェクト名、および XSL トランスフォーメーションが格納されるフォルダの名前。このリソースを含むプロジェクトまたはフォルダにリンクされている。詳細については、「プロジェクトの詳細の表示」または「フォルダの詳細の表示」を参照。
    アクション
    [テスト コンソールの起動] アイコンをクリックすると、テスト コンソールが起動される。テスト コンソールは、サービスおよびトランスフォーメーションの設計の検証とテストに使用する。XSL トランスフォーメーションの場合、セッション内で作業しているかセッション外で作業しているかに関わらずテスト コンソールを使用できる。詳細については、「トランスフォーメーションのテスト」を参照。
    オプション
    [削除] アイコンをクリックすると、指定した XSL トランスフォーメーションが削除される。詳細については、「XSL トランスフォーメーションの削除」を参照。

  3. 特定のトランスフォーメーションを検索するには、以下のいずれか 1 つを実行します。
    • XSL トランスフォーメーション名でフィルタする。[名前] フィールドと [パス] フィールドに、検索対象の名前とパスを入力してから、[検索] をクリックします。このパスは、プロジェクト名、および XSL トランスフォーメーションが格納されるフォルダの名前になります。検索条件に一致するトランスフォーメーションが表示されます。
    • リストを再ソートする。ソート可能なカラムには昇順と降順のボタンが表示されます (この場合は [XSLT 名] カラムと [パス] カラム)。このボタンをクリックしてソート順を変更します。
    • ページをスクロールする。右下隅のコントロールを使用します。ページを移動するには、ページ番号を選択するか、次のページ、前のページ、最初のページ、または最後のページに移動する矢印ボタンを使用します。
    • 注意 : [すべて表示] をクリックして、すべての XSL トランスフォーメーションを表示します。

関連トピック

XSL トランスフォーメーションの追加

XSL トランスフォーメーションの追加

[新しい XSLT の作成] ページでは、新しい XSL トランスフォーメーションを追加できます。AquaLogic Service Bus では、eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) を使用して XML 間のマッピングを記述します。詳細については、「XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要」を参照してください。

新しい XSL トランスフォーメーションを追加するには、以下のいずれか 1 つを実行します。

新しい XSL トランスフォーメーションを追加するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[プロジェクト エクスプローラ] を選択します。[プロジェクト ビュー] ページが表示されます。
  3. XSL トランスフォーメーションの追加先となるプロジェクトを選択します。XSL トランスフォーメーションは、プロジェクトに直接追加するか、またはプロジェクト内の選択したフォルダに追加できます。
  4. 注意 : フォルダを選択するには、フォルダ名をクリックします。[フォルダ ビュー] ページが表示されます。
  5. [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページの [リソースの作成] フィールドで、[トランスフォーメーション] の下にある [XSLT] を選択します。[新しい XSLT の作成] ページが表示されます。
  6. [リソース名] フィールドにこの XSL トランスフォーメーションのユニークな名前を入力します。このフィールドは必須です。
  7. [リソースの説明] フィールドに XSL トランスフォーメーションの説明を入力します。
  8. [XSLT] フィールドで、以下のいずれか 1 つを実行します。
    • 新しい XSL トランスフォーメーション用のテキストを入力する。
    • [参照] をクリックして既存の XSL トランスフォーメーションを検索し、インポートする。
    • 既存の XSL トランスフォーメーションのテキストをコピーしてこのフィールドに貼り付ける。
    • 注意 : このフィールドは必須です。
  9. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、XSL トランスフォーメーションを保存する。XSL トランスフォーメーションが作成されます。
    • [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページが表示されます。新しい XSL トランスフォーメーションがリソース リストに追加されます。

    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消す。
注意 : 新しい XSL トランスフォーメーションは現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

XSL トランスフォーメーションの表示と検索

XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更

XSL トランスフォーメーションの削除

XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更

[XSLT の詳細] ページでは、個々の XSL トランスフォーメーションの詳細を確認および変更できます。AquaLogic Service Bus では、eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) を使用して XML 間のマッピングを記述します。詳細については、「XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要」を参照してください。

XSL トランスフォーメーションを表示および変更するには
  1. 対象の XSL トランスフォーメーションを検索します。詳細については、「XSL トランスフォーメーションの表示と検索」を参照してください。
  2. XSL トランスフォーメーション名をクリックします。デフォルトでは、[XSLT の詳細] ページに以下の情報が含まれた XSLT の構造ビューが表示されます。
  3. 表 11-3 XSL トランスフォーメーション リソースの詳細
    プロパティ
    説明
    リソース名
    この XSL トランスフォーメーションに割り当てられた名前。
    最終変更者
    この XSL トランスフォーメーションを作成したか、コンフィグレーションにインポートしたユーザ。
    最終変更日
    ユーザがこの XSL トランスフォーメーションを作成したか、コンフィグレーションにインポートした日時。
    参照先
    この XSL トランスフォーメーションが参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、リンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。詳細については、「参照の表示」を参照。
    参照元
    この XSL トランスフォーメーションを参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、リンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。たとえば、この XSL トランスフォーメーションを特定のプロキシ サービスのメッセージ フロー内の変数に割り当てた場合に、このリンクをクリックすると、そのプロキシ サービスが参照として表示される。詳細については、「参照の表示」を参照。
    説明
    この XSL トランスフォーメーションの説明。
    対象ネームスペース
    XSL トランスフォーメーションに含まれる定義を修飾するために使用されるネームスペース。
    XSLT の依存関係
    XSLT に関連付けられている以下の属性とグループ。
    • XSLT の場所
    状態
    以下の XSL トランスフォーメーションの状態。
    • 有効
    • 現在の XSL トランスフォーメーションに含まれているすべての XSL トランスフォーメーションの場所が指定され、有効である。ネストされた XSL トランスフォーメーション (含まれている XSL トランスフォーメーションがさらに内包する XSL トランスフォーメーション) についてもすべての場所が指定され、有効な状態。

    • 無効
    • 現在の XSL トランスフォーメーションに含まれている XSL トランスフォーメーションの 1 つまたは複数の場所が指定されていないか、これらが有効ではない。また、1 つまたは複数のネストされた XSL トランスフォーメーション (含まれている XSL トランスフォーメーションがさらに内包する XSL トランスフォーメーション) が指定されていない場合や、有効でない場合もある。無効な XSL トランスフォーメーションを解決するには、[参照の編集] をクリックする。詳細については、「未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の解決」を参照。

  4. [テキスト ビュー] をクリックして、XSL トランスフォーメーションの詳細をテキストで表示します。テキスト ビューでは、以下の情報が表示されます。
  5. 表 11-4 XSL トランスフォーメーション テキストの詳細
    プロパティ
    説明
    対象ネームスペース
    XSL トランスフォーメーションに含まれる依存関係を修飾するために使用されるネームスペース。
    XSLT
    XSL トランスフォーメーションのフル テキスト。

  6. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入り、現在のコンフィグレーションを変更します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  7. [編集] をクリックして、フィールドを変更します。各フィールドの説明については、「XSL トランスフォーメーションの追加」を参照してください。
  8. 注意 : [リソース名] フィールドは変更できません。
  9. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、XSL トランスフォーメーションを更新する。XSL トランスフォーメーションが更新されます。
    • [XSLT の概要] ページが表示されます。

    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消す。
注意 : 更新された XSL トランスフォーメーションは現在のセッションに保存されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の表示

XSL トランスフォーメーションの削除

XSL トランスフォーメーションの削除

[XSLT の概要] ページでは、XSL トランスフォーメーションを削除できます。AquaLogic Service Bus では、eXtensible Stylesheet Language Transformation (XSLT) を使用して XML 間のマッピングを記述します。詳細については、「XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要」を参照してください。

注意 : AquaLogic Service Bus の他のリソースによって参照されているリソースは削除できません。このようなリソースの場合は、[削除] アイコンではなく、赤い X 印の付いた [削除] アイコンが表示されます。
XSL トランスフォーメーションを削除するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. 左側のナビゲーション ペインで、[リソース ブラウザ] の下にある [XSLT] を選択します。[XSLT の概要] ページが表示されます。
  3. 削除する XSL トランスフォーメーションの [オプション] フィールドにある [削除] アイコンをクリックします。
  4. その XSL トランスフォーメーションがリストから削除されます。

    注意 : 必要に応じて、このリソースの削除を取り消すことができます。詳細については、「タスクの取り消し」を参照してください。

    XSL トランスフォーメーションは現在のセッション内で削除されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コンフィグレーションがランタイムにデプロイされます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

XSL トランスフォーメーションの表示と検索

XSL トランスフォーメーションの追加

XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の表示

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の解決

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の表示

[未解決の XSLT 参照の表示] ページには、各参照について以下の情報が表示されます。

表 11-5 未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の詳細
プロパティ
説明
XSLT 名
XSL トランスフォーメーションに割り当てられた名前。XSL トランスフォーメーション名をクリックすると詳細が表示される。

参照を表示および検索するには
  1. 特定の参照を検索するには、以下のいずれか 1 つを実行します。
    • リストを再ソートする。ソート可能なカラムには昇順と降順のボタンが表示されます (この場合は [XSLT 名] カラム)。このボタンをクリックしてソート順を変更します。
    • ページをスクロールする。右下隅のコントロールを使用します。ページを移動するには、ページ番号を選択するか、次のページ、前のページ、最初のページ、または最後のページに移動する矢印ボタンを使用します。

関連トピック

XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要

XSL トランスフォーメーションの表示と検索

XSL トランスフォーメーションの追加

XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更

XSL トランスフォーメーションの削除

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の解決

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の解決

[XSLT リソースの参照の編集] ページでは、XSL トランスフォーメーションの参照のマッピングをコンフィグレーションして、未解決の XSLT 参照を解決できます。

参照を解決するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [XSLT の概要] ページの [XSLT 名] カラムで、未解決の参照の詳細を表示する XSLT の名前をクリックします。[XSLT の詳細] ページが表示されます。
  3. [参照の編集] をクリックします。[XSL トランスフォーメーション リソースの参照の編集] ページが表示されます。
  4. [リソースの種類] フィールドで [XSLT] を選択します。
  5. [参照] をクリックします。[XSLT ブラウザ] が表示されます。
  6. [XSLT ブラウザ] で [XSLT] を選択し、[依存関係] ペインで依存関係を選択します。
  7. [送信] をクリックします。[リソース名] フィールドに選択した XSLT が表示されます。
  8. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、参照を解決する。[XSLT の詳細] ページが表示されます。
    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消す。
  9. [XSLT の詳細] ページで、[OK] をクリックします。XSL トランスフォーメーションの状態が有効になります。

関連トピック

XSL トランスフォーメーション (XSLT) の概要

XSL トランスフォーメーションの表示と検索

XSL トランスフォーメーションの追加

XSL トランスフォーメーションの詳細の表示と変更

XSL トランスフォーメーションの削除

未解決の XSL トランスフォーメーションの参照の表示


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