Oracle Service Bus Console の使い方

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MFL

MFL (メッセージ フォーマット言語) ドキュメントは、バイナリ データのレイアウトの記述に使用する特殊な XML ドキュメントです。Oracle 独自の言語を使用して、フォーマットされたバイナリ データを XML データに変換するルールを定義します。MFL ドキュメントは mfl.dtd に準拠し、データの各フィールドの他、フィールドのグループ化 (グループ)、繰り返し、および集約を記述する要素および属性を含みます。

メッセージング サービス タイプのビジネス サービスやプロキシ サービスを作成するとき、サービスの要求メッセージ タイプまたは応答メッセージ タイプとして MFL タイプを選択できます。

MFL を作成するには Oracle Format Builder を使用します。バイナリ レコードの階層構造、フィールドのレイアウト、フィールドとグループのグループ化を定義すると、この情報は、実行時変換を実行するために使用できる MFL ドキュメントとして保存されます。Format Builder で MFL ドキュメントを使用して、それに対応する DTD を生成することもできます。その DTD はコンテンツ モデルを表します。Format Builder の使用方法については、Format Builder オンライン ヘルプを参照してください。

MFL の検索

  1. 以下のいずれかの操作を行います。
  2. リストの項目数を制限するために、名前、パス、またはその両方でフィルタできます。[名前] フィールドと [パス] フィールドに、検索対象の名前とパスを入力し、[検索] をクリックします。
  3. このパスは、プロジェクト名と、MFL ファイルが格納されているフォルダ名です。

    [すべて表示] をクリックすると、検索フィルタが解除され、すべての MFL ファイルが表示されます。

    表 13-1 MFLの詳細
    プロパティ
    説明
    MFL ファイル名
    MFL に割り当てられたユニークな名前。この名前はMFL リソースの詳細の表示ページにリンクされている。「MFL の編集」を参照してください。
    パス
    このパスは、プロジェクト名と、MFL ファイルが格納されているフォルダ名です。このリソースを含むプロジェクトまたはフォルダにリンクされている。「プロジェクトとフォルダを使用したリソース名の修飾」を参照してください。
    アクション
    [テスト コンソールの起動] アイコン をクリックすると、テスト コンソールが起動される。テスト コンソールは、サービスおよびトランスフォーメーションの設計の検証とテストに使用する。MFL の場合、セッション内で作業しているかセッション外で作業しているかに関わらずテスト コンソールを使用できる。「トランスフォーメーションのテスト」を参照してください。
    オプション
    [削除] アイコン をクリックすると、特定の MFL を削除できる。「MFL の削除」を参照してください。

MFL の追加

  1. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、[作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入ります。「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロジェクト エクスプローラ] を選択して、MFL ファイルを追加するプロジェクトまたはフォルダを選択します。[プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページが表示されます。
  3. [リソースの作成] ドロップダウン リストで、[トランスフォーメーション] の下にある [MFL ファイル] を選択して [新しい MFL ファイル リソースの作成] ページを表示します。
  4. [リソース名] フィールドにこの MFL のユニークな名前を入力します。このフィールドは必須です。
  5. [リソースの説明] フィールドに、この MFL の説明を入力します。
  6. [MFL テキスト] フィールドで、以下のいずれかの操作を行います。
    • 新しい MFL に関するテキストを入力する。
    • [参照] をクリックして既存の MFL を検索しインポートする。
    • 既存の MFL のテキストをコピーして、このフィールドに貼り付ける。
    • このフィールドは必須です。

  7. [保存] をクリックします。MFL ファイル リソースは現在のセッションで作成および保存されます。
  8. セッションを終了してコンフィグレーションをランタイムにデプロイするには、[Change Center] の [アクティブ化] をクリックします。

MFL の編集

  1. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、[作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入ります。「Change Center の使用」を参照してください。
  2. MFL の検索」の説明に従って、MFL ファイルを検索します。
  3. MFL ファイル名をクリックします。MFL リソースの詳細の表示ページに、表 13-2 に示す情報が表示されます。
  4. 表 13-2 MFL リソースの詳細
    プロパティ
    説明
    最終変更者
    この MFL ファイルを作成したか、コンフィグレーションにインポートしたユーザ。
    最終変更日
    ユーザがこの MFL ファイルを作成したか、コンフィグレーションにインポートした日時。このリソースの変更履歴を表示するには、日時のリンクをクリックする。「[変更履歴の表示] ページ」を参照してください。
    参照先
    この MFL ファイルが参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。「リソースへの参照の表示」を参照してください。
    参照元
    この MFL ファイルを参照するオブジェクトの数。該当する参照がある場合は、数字のリンクをクリックするとオブジェクトのリストが表示される。たとえば、メッセージングを行うビジネス サービスまたはプロキシ サービスの要求または応答メッセージの種類としてこの MFL ファイルを選択した場合は、リンクをクリックするとビジネス サービスまたはプロキシ サービスが参照として表示されます。「リソースへの参照の表示」を参照してください。
    説明
    この MFL ファイルの説明 (説明が存在する場合)。
    MFL テキスト
    この MFL のテキスト。

  5. [編集] をクリックして、フィールドを変更します。フィールドの説明については、「MFL の追加」を参照してください。
  6. [リソース名] フィールドは変更できません。

  7. [保存] をクリックして、現在のセッションで更新をコミットします。
  8. セッションを終了してコンフィグレーションをランタイムにデプロイするには、[Change Center] の [アクティブ化] をクリックします。

MFL の削除

  1. セッションの作成または編集をまだ行っていない場合は、[作成] をクリックして新しいセッションを作成するか、[編集] をクリックして既存のセッションに入ります。「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [リソース ブラウザ |MFL] を選択し、[MFL ファイルの概要] ページを表示します。
  3. 削除する MFL の [オプション] フィールドにある[削除] アイコン をクリックします。MFL ファイルが現在のセッションで削除されます。他のリソースがこのリソースを参照している場合、削除の警告アイコンが表示されます。リソースを削除することはできますが、確認のための警告が出されます。これにより、削除対象リソースへの未解決の参照が原因で、衝突が発生する可能性があります。
  4. セッションを終了してコンフィグレーションをランタイムにデプロイするには、[Change Center] の [アクティブ化] をクリックします。

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