Integration コントロールを使用する

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TPM コントロール

TPM (トレーディング パートナ管理) コントロールは、Oracle Workshop for WebLogic ビジネス プロセスと Web サービスに、トレーディング パートナへのクエリ (読み取り専用) アクセス、および TPM リポジトリに格納されたサービス情報を提供します。

Oracle Workshop for WebLogic コントロールはすべて同じモデルに従っています。TPM コントロールの使用に関してはその多くが、その他の Oracle Workshop for WebLogic コントロールを使用する場合と同一か、ほぼ同じです。

 


この節に含まれるトピック

概要 : TPM コントロール

TPM コントロールについて説明します。

TPM コントロールを作成する

TPM コントロールを作成する方法について説明します。

TPM コントロールを使用する

ビジネス プロセスまたは Web サービス内から既存の TPM コントロールを使用する方法について説明します。

サンプル : TPM コントロール

TPM コントロールの使用方法の例を示します。

関連トピック

Trading Partner Integration の紹介

トレーディング パートナ管理

TPMControl インタフェース

 


概要 : TPM コントロール

TPM コントロールを使用すると、Oracle Workshop for WebLogic ビジネス プロセスと Web サービスは、TPM リポジトリに格納された以下のトレーディング パートナおよびサービス情報を取得できます。

注意 : TPM リポジトリへのアクセスは、アクティブなトレーディング パートナとアクティブなプロファイル サービスにのみ制限されます。トレーディング パートナおよびサービスのアクティブ化の詳細については、Oracle WebLogic Integration Administration Console のオンライン ヘルプを参照してください。

TPM リポジトリに格納された情報を取得するには、TPM コントロールのメソッドを使用します。これらのメソッドは、TPM スキーマに準拠する XML ドキュメントを返します。TPM スキーマは、Oracle WebLogic Integration Administration Console および Bulk Loader コマンドライン ユーティリティにおけるトレーディング パートナ データのインポートおよびエクスポートに関連しています。

TPM コントロールは、読み取り専用アクセスを TPM リポジトリに提供します。したがって TPM コントロールを使用して、トレーディング パートナおよびサービス情報を変更することはできません。代わりにトレーディング パートナおよびサービス情報の変更には、Oracle WebLogic Integration Administration Console を使用する必要があります。TPM リポジトリの変更については、『WebLogic Integration Administration Console の使用』の「トレーディング パートナ管理」を参照してください。

TPM コントロールはトランザクションを開始できません。ビジネス プロセスのトランザクションの詳細については、「トランザクション境界」を参照してください。

ビジネス メッセージの交換に RosettaNet または ebXML を使用する開始者ビジネス プロセスについては、TPM コントロールの代わりに RosettaNet または ebXML コントロールのメソッドを使用して、プロセスのタイムアウト、再試行回数および再試行間隔に関する TPM リポジトリの設定から特定の情報を取得できます。これらのメソッドの詳細については、「RosettaNet コントロール」および「ebXML コントロール」を参照してください。

 


TPM コントロールを作成する

このトピックでは、新しい TPM コントロールを作成する方法について説明します。

新しい TPM コントロールを作成するには
  1. [パッケージ・エクスプローラー] ペインで、TPM コントロールを追加するビジネス プロセス (Process.java ファイル) をダブルクリックします。ビジネス プロセスがデザイン ビューに表示されます。
  2. データ パレット をクリックし、ドロップダウン リストから Integration コントロールを選択して、アプリケーションの統合に使用するコントロールのリストを表示します。
  3. 注意 : [データ パレット] ビューが Oracle Workshop for WebLogic に表示されない場合は、メニュー バーから [ウィンドウ|ビューの表示|データ パレット] をクリックします。
  4. [TPM] を選択します。
  5. [Insert control: TPM] ダイアログ ボックスが表示されます (図 15-1 を参照)。

    図 15-1 Insert control: TPM


    コントロールの挿入 : TPM

  6. [Insert control: TPM] ダイアログ ボックスで、以下の情報を入力します。
    • [フィールド名] に、ビジネス プロセスから新しい TPM コントロール インスタンスにアクセスするときに使用する変数の名前を入力します。有効な Java 識別子を入力する必要があります。
    • [挿入位置 :] で、コントロールを追加する挿入ノードをドロップダウン リストから選択します。
    • これをコントロール ファクトリにするかどうかを決定し、[これを実行時に複数のインスタンスを作成できるコントロール ファクトリにする] チェック ボックスをチェックするか、チェックをはずします。
    • [終了] をクリックします。
    • TPM コントロール インスタンスが [コントロール] タブに表示されます。

 


TPM コントロールを使用する

ビジネス プロセスまたは Web サービスに TPM コントロールを追加すると、コントロールのメソッドを使用して TPM リポジトリ内の情報を取得することができます。TPM コントロール インタフェースで使用できるメソッドの詳細については、TPMControl インタフェースを参照してください。

TPM コントロール内のメソッドを使用するには
  1. 使用しているアプリケーションに TPM.xsd ファイルをもつスキーマ プロジェクトが含まれていること、およびそのスキーマがすでにビルドされていることを確認します。
  2. デザイン ビューのデータ パレットで TPM コントロールのノードを展開し、そのメソッドを表示します。
  3. ビジネス プロセスに配置する任意のメソッドをドラッグ アンド ドロップします。
  4. 追加する各メソッドは戻り値のあるコントロール送信ノードになり、TPM リポジトリに対する同期的なクエリ要求を実行します。

  5. Oracle Workshop for WebLogic のマッパー機能を使用して (XQuery 言語で) クエリを作成し、必要な値を抽出します。マッパー機能を使用してクエリを作成する方法については、『XQuery Mapper を使用したデータの変換』を参照してください。

サンプル : TPM コントロール

TPM コントロールの使用方法の例については、「チュートリアル : ebXML ソリューションの構築」の「手順 7 : TPM コントロールとコールバックの使用」を参照してください。


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