BEA ホーム | 製品 | デベロッパ・センタ | support | askBEA
 ドキュメントのダウンロード   サイト マップ   用語集 
検索

WebLogic Integration データの変換

 前 次 目次 索引 PDFで表示  

リポジトリ ドキュメントの検索と保存

リポジトリに、次のドキュメント タイプを格納して集中的に管理することができます。

リポジトリを使用すれば、これらの種類のドキュメントを WebLogic Integration 内で共有できます。リポジトリからこれらのドキュメントを呼び出すことができ、テキスト、説明、注意へのアクセスを含むリポジトリ ドキュメントの操作とドキュメントの削除が可能です。また、リポジトリを使用すれば、サポート対象のドキュメントを WebLogic Server、business process management、および B2B integration の各機能間で共有できます。また、リポジトリにはバッチ インポート ユーティリティが含まれ、これを使用して、すでに作成した MFL、DTD、XML スキーマおよび別のファイルにある XSLT ドキュメントを簡単にリポジトリに移行できます。

この章では、以下のトピックについて説明します。

 


リポジトリへのログイン

ドキュメントをリポジトリから取り出したり、リポジトリに保存したりするには、事前に、ログインする必要があります。

リポジトリにログインする手順は次のとおりです。

  1. Format Builder が呼び出されていない場合は、[スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|WebLogic Integration 7.0|Format Builder] を選択して、Format Builder を呼び出します。

  2. [Repository|Log In] を選択して、[WebLogic Integration リポジトリへのログイン] ダイアログ ボックスを開きます。

  3. ユーザ名、パスワード、リポジトリが位置するサーバの名前を入力します。

    たとえば、WebLogic Integration がローカル マシンで実行されている場合、次の図に示す値を入力して、デフォルトの admin ユーザとしてログインします。

    図5-1 [WebLogic Integration リポジトリへのログイン] ダイアログ ボックス


     


     

    注意: デフォルトのユーザ名とパスワードについては、『WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』の「はじめに」にある「WebLogic Integration ユーザおよびパスワード」を参照してください。

  4. [接続] をクリックします。

    ログインに成功したら、ダイアログ ボックスが閉じ、Format Builder タイトル バーにサーバ名とポート番号が表示されます。ここで、アクティブなリポジトリ メニュー コマンドのいずれかを選択できます。

    注意: [WebLogic Integration リポジトリへのログイン] ダイアログ ボックスでは、ログインに 3 回失敗するとエラー メッセージが表示されます。ログインに 3 回失敗した場合は、[Repository|Log In] を選択して、ログインの手順を繰り返します。

 


[Repository] メニュー コマンド

次の表では、[Repository] メニューから使用できるコマンドについて説明します。

コマンド

説明

[Log In]

[WebLogic Integration リポジトリへのログイン] ダイアログ ボックスが表示され、リポジトリに接続できる。

[Log Out]

リポジトリへの接続を切断する。

[Retrieve]

リポジトリのドキュメントを検索する。

[Store]

現在のドキュメントをリポジトリに格納する。

[Store As]

現在のドキュメントを別の名前でリポジトリに格納する。


 

 


リポジトリからの MFL ドキュメントの検索

リポジトリから MFL ドキュメントを検索する手順は次のとおりです。

  1. Format Builder が呼び出されていない場合は、[スタート|プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|WebLogic Integration 7.0|Format Builder] を選択して、Format Builder を呼び出します。

  2. 前の手順(リポジトリへのログイン)の説明に従って、リポジトリにログインします。

  3. [Repository|Retrieve] を選択して、[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスを表示します。

    図5-2 [Select document to retrieve] ダイアログ ボックス


     

    [Select document to retrieve] ダイアログ ボックスで、コンテンツを表示したいフォルダをダブルクリックするか、[現在のフォルダ] テキスト ボックスの左にあるアイコンをクリックして、親フォルダに移動します。ドキュメント名および説明が表示されるので、選択に役立ちます。このダイアログ ボックスの使用法の詳細については、[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスと [Store Document] ダイアログ ボックスの使用法を参照してください。

  4. 取り出したい MFL ドキュメントを見つけて選択します。

    注意: Format Builder では、MFL ドキュメントだけを取り出すことができます。

  5. [検索] をクリックします。

    ナビゲーション ツリーに、選択したドキュメントが表示されます。次の図に示すように、ルート ノードを選択して、ドキュメントの詳細ウィンドウを表示することができます。アクティブなドキュメントがリポジトリ ドキュメントの場合、詳細ウィンドウには、[Document Repository Properties] セクションが表示されます。

    図5-3 Format Builder のリポジトリ ドキュメント


     

リポジトリ ドキュメントを取り出したら、Format Builder で MFL ドキュメントを編集するのと同じ方法で、編集できます。変更が完了したら保存するために、次のいずれかの手順を実行してください。

 


リポジトリへの MFL ドキュメントの保存

リポジトリに MFL ドキュメントを保存する手順は次のとおりです。

  1. ドキュメントが開かれていない場合は、Format Builder でドキュメントを開きます。

  2. リポジトリへのログインの説明に従って、リポジトリにログインします。

  3. [Repository|Store As] を選択します。

    [Store As] ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスの使用法の詳細については、[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスと [Store Document] ダイアログ ボックスの使用法を参照してください。

  4. [Name] フィールドに、このドキュメントに割り当てる名前を入力します。

  5. [Description] フィールドに、ドキュメントの説明を入力します。

  6. [Notes] フィールドにドキュメントに付けておきたいメモを入力します。

  7. [Store] をクリックします。

    ドキュメントがリポジトリに格納されます。ルート ノードを選択すると、詳細ウィンドウにリポジトリ名、説明、およびメモが表示されます。

    注意: Format Builder のオプションで DTD/XML スキーマ ファイルの生成が指定されているときは、該当するファイル(複数の場合もある)も指定された名前でリポジトリに格納されます。

 


ドキュメントのリポジトリへのインポート

WebLogic Integration リポジトリのバッチ インポート ユーティリティは、リポジトリへのコマンド ライン インタフェースとなります。このユーティリティにより、以前にビルドされた MFL ドキュメントをリポジトリに簡単にインポートできます。Batch Importer を使用すると、MFL、DTD、クラス、XSLT、および XML スキーマといったドキュメントを任意の組み合わせでインポートできます。このユーティリティは、任意のプラグイン リポジトリを操作します。

リポジトリのインポート ユーティリティを Business Process Management リポジトリとともに使用するには、wlxt-repository.properties ファイルが CLASSPATH ディレクトリに存在しなければなりません。最初にリポジトリにログインしたとき、Format Builder がプロパティ ファイルを作成します。既存のプロパティ ファイルのディレクトリを、使用するクラスパスに追加するか、または次を含む wlxt-wlpi-repository.properties ファイルを作成してください。

wlxt.repository.url=t3¥://host¥:port

ここで、port は、WebLogic Server のポート番号(デフォルト ポートは、7001)、host は、WebLogic Server のコンピュータ名または IP アドレスです。サーバがローカル マシンで実行されている場合は、localhost または 127.0.0.1 を指定します。

Windows システムでは、WLI_HOME¥bin に、LaunchImport.cmd という名前のスクリプトがあります。このスクリプトを使用してインポート ユーティリティを起動する場合、CLASSPATH が正しく設定されてから、ユーティリティが起動します。インポート操作に適用できるリポジトリ パスおよびファイルリストを反映するように、このスクリプトを修正してください。

インポート ユーティリティを直接起動するには、コマンド プロンプトで次のコマンドを入力して、バッチ インポート ユーティリティを呼び出します。

java com.bea.wlxt.repository.Import [-v] [-n] [-t type] [-f folder] files...

次の表では、オプションについて説明します。

表5-1 Import コマンドのオプション

オプション

説明

-v

冗長モードをオンにすることを示す。このスイッチはコマンド ライン内の任意の位置で指定でき、それ以降のすべての動作に影響する。冗長モードはデフォルトでは無効。

-n

冗長モードをオフにすることを示す。このスイッチはコマンド ライン内の任意の位置で指定でき、それ以降のすべての動作に影響する。冗長モードはデフォルトでは無効。

-f

以後の全ファイルの親フォルダを指定する省略可能なスイッチ。-f スイッチを複数指定するとインポート実行中にフォルダを変更できる。デフォルトでは、ドキュメントはリポジトリのルート フォルダにインポートされる。-f スイッチの特別な引数 @ により、ルート フォルダを指定できる。-f スイッチで指定されるフォルダ名は、常にリポジトリのルート フォルダからの絶対パス名である。パスの内部のフォルダ名はフォワード スラッシュ(/)で区切る必要がある。

-t

以後の全ファイルのデフォルト タイプを指定する省略可能なスイッチ。ドキュメントのタイプがファイル拡張子から判別できない場合、デフォルト タイプがドキュメントに割り当てられる。有効な値は .mfl.dtd.class.xsl、および .xsd

files

インポート対象の 1 つまたは複数のファイル名を示す。シェルやオペレーティング システムでサポートされるワイルドカード文字を使用できる。


 

オプションは、いずれもコマンド ラインのオプションの位置で有効となり、別のオプションによってオーバーライドされるまでそのまま有効です。たとえば、次のコマンド ラインを指定すると、カレント ディレクトリにある .dtd.class、および.mfl ファイルがすべてインポートされますが、.class ファイルのインポート時にのみ、冗長モードが有効になります。

java com.bea.wlxt.repository.Import *.dtd -v *.class -n *.mfl

インポートされるドキュメントの文書型は、次の表に示すように、ドキュメントのファイル名の拡張子から抽出されます。

表5-2 サポート対象の文書型と拡張子

ファイル拡張子

割り当てられる文書型

.dtd

DTD

.xsd

XML スキーマ

.mfl

MFL

.class

Java クラス

.xsl

Extensible Stylesheet Language

他の拡張子

デフォルト タイプ(MFL がデフォルト)


 

 


[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスと [Store Document] ダイアログ ボックスの使用法

次のダイアログ ボックスを使用して、リポジトリ ドキュメントを取り出したり保存したりします。

次の図に、[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスを示します。

図5-4 [Select document to retrieve] ダイアログ ボックス


 

次の図に、[Store Document] ダイアログ ボックスを示します。このダイアログ ボックスは、[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスとは、新しいドキュメント名、説明、およびメモを入力できるという点でのみ異なります。

図5-5 [Store Document] ダイアログ ボックス


 

次の表に、[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスと [Store Document] ダイアログ ボックスの各要素について説明します。

表5-3 [Select document to retrieve] ダイアログ ボックスと [Store Document] ダイアログ ボックスの要素

フィールド、アイコン、ボタン

定義

[現在のフォルダ] フィールド

カレント リポジトリ フォルダの名前を表示する。

[親フォルダ] アイコン

カレント フォルダがリポジトリのルート フォルダでない場合に、カレント フォルダの親へと上に移動するときにクリックする。

[ルート フォルダ] アイコン

リポジトリのルート フォルダに戻るとき、クリックする。

[フォルダを作成] アイコン

カレント フォルダに新規フォルダを作成するとき、クリックする。リポジトリでフォルダがサポートされないときはこのアイコンは無効。

[Contents] フィールド

カレント フォルダの フォルダと MFL ドキュメントを一覧して表示。リストにある各エントリの前にはオブジェクトのタイプを示すアイコンが表示される。リストでエントリを選択すると、[名前]、[説明]、および [メモ] フィールドに、そのエントリの関連情報が表示される。フォルダをダブルクリックすると、カレント フォルダになる。[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスで MFL ドキュメントをダブルクリックすると、そのドキュメントが Format Builder で開かれる。

[名前] フィールド

フォルダまたはドキュメントの名前。

[説明] フィールド

フォルダまたはドキュメントの説明

[メモ] フィールド

フォルダまたはドキュメントに付けられたメモ。

[検索] ボタン/[ストア] ボタン

[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスで、[検索] をクリックすると、選択したドキュメントが Format Builder で開かれる。[Store Document] ダイアログ ボックスで、[ストア] をクリックすると、アクティブなドキュメントがリポジトリに格納される。フォルダが選択されているとき、[検索] または [ストア] ボタンをクリックすると、そのフォルダがカレント フォルダになる。

[取消し] ボタン

クリックすると、変更が適用されずにダイアログ ボックスが閉じる。


 

ショートカット メニューの使い方

[Select document to retrieve] ダイアログ ボックスまたは [Store Document] ダイアログ ボックスで、フォルダまたはドキュメントを右クリックすると、ショートカット メニューが表示され、名前変更、削除、または選択したオブジェクトのプロパティの表示および更新が可能になります。次の図に、ショートカット メニューを示します。

図5-6 [Store Document] のショートカット メニュー


 

表5-4 ショートカット メニュー コマンド

コマンド

説明

[削除]

[Confirm Delete] ダイアログ ボックスを表示する。[はい] をクリックするとオブジェクトが削除され、[いいえ] をクリックすると操作が取り消される。

[名前を変更]

[Rename Document] ダイアログ ボックスが表示される。新しい名前を入力して [了解] をクリックし、ドキュメントの名前を変更するか、または [取消し] をクリックして操作を取り消す。

[プロパティ]

[プロパティを変更] ダイアログ ボックスを表示する。必要に応じて、[説明] フィールドや [メモ] フィールドを修正し、[OK] をクリックして更新するか、[取消し] をクリックして操作を取り消す。


 

 

ページの先頭 前 次