6.3 ラック・マウント安全対策

この項では、Oracle Private Cloud Applianceにコンピュート・ノードをインストールする際に従う必要のあるラック・マウントの安全上の注意事項について説明します。

注意

水平調整脚の位置:設置ロケーションで開梱するとき、またはラックを再設置して新しいロケーションに移動するとき、高さ調整脚がラックを移動する前に稼働していることを確認してください。

注意

安定ラック:設置を開始する前に、装置ラックに転倒防止バーをデプロイしてください。

注意

発送用金具:ラックの発送用金具は、模倣イベント中にラックを動かすか、または固定するために使用しません。

注意

機材のロード:では、上方が重くなり転倒することがないように、装置は必ずラックの最下段から上へ順次搭載してください。 装置の取り付け時にラックが転倒しないように、ラックの転倒防止バーを伸ばします。

注意

梱包機器: Oracle Server X8-2の重量は、約45 lbs (20.41 kg)です。 サーバーをラック・エン・クロージャに取り付けるには、2人の作業員が必要です。

注意

通信指示:を2人で実行する場合は、各ステップの前、途中および後に目的を明確に他の人に伝え、混乱を最小限にします。

注意

動作時周辺温度の上昇: 密閉されたラック・アセンブリまたはマルチ・ユニットのラック・アセンブリにサーバーを設置した場合、ラック環境の動作時周辺温度が室内の周辺温度より高くなる場合があります。 サーバーに指定された最大周囲温度(Tma)と互換性のある環境に機器を設置してください。 詳細は、第2.5項、「換気および冷却要件」を参照してください。

注意

通気の減少: 装置の安全な動作に必要な通気が妨げられないように装置をラックに設置してください。

注意

機械ロード: 装置をラックに取り付けて、不均等な機械荷重によって危険な状態とならないようにします。

注意

回路の過負荷:電源回路への機器の接続および回路の過負荷によって発生する可能性のある過電流対策および電源ワイヤリングの影響を考慮してください。 また、この問題に対処するときに使用する装置のネーム・プレートに電力定格を考慮します。

注意

信頼できるアース:ラック・マウント型装置は保守してください。 分岐回路への直接接続以外の電源接続(電源タップの使用など)の場合は注意してください。

注意

マウントされた機器:スライド・レールに搭載した機器をシェルフやワークスペースとして使用しないでください。