1.2 Oracle Private Cloud Applianceについて

Oracle Private Cloud Applianceは、Linux、Oracle SolarisまたはMicrosoft Windowsで実行されているかどうかにかかわらず、ほとんどのアプリケーションおよびワークロードをホストするためのコンバージド・コンピュート、ネットワークおよびストレージ・インフラストラクチャの迅速なデプロイメントを可能にする統合ハードウェアおよびソフトウェア・システム・エンジニアです。

Oracleまたはその他のストレージ・ベンダーから提供される顧客提供のストレージとの組合せで、Oracle Private Cloud Applianceは、Oracleオペレーティング・システム、仮想化およびオーケストレーション・ソフトウェアにOracleサーバーおよびネットワーク・ハードウェアを統合して、仮想マシン(VM)をホストするためのコンバージド・インフラストラクチャの検出、構成、デプロイおよび管理を自動化します。

Oracle Private Cloud Applianceには、高速EthernetまたはInfiniBand接続が組み込まれており、アプライアンス内のすべてのサーバーおよびストレージに対して、収束された、ソフトウェアで定義されたネットワークおよびストレージ・ファブリックが提供されます。 ソフトウェア定義のネットワーク(SDN)テクノロジを利用すると、ユーザーは、手動で再調整し、時間を節約し、人為的エラーのリスクを減らすことなく、プライベートまたはパブリック・ネットワークを迅速かつ動的に作成または変更できます。 ネットワーク接続を統合すると、最大70パーセントのケーブルおよびカードが減少します。

迅速なインフラストラクチャ・プロビジョニングに加えて、Oracle Private Cloud Applianceも、Oracle VM Templatesおよびアセンブリのサポートにより完全なアプリケーション・スタック・デプロイメントを高速化します。 Oracle VM Templatesおよびアセンブリは、デプロイメント時に動的に構成できる、すぐに実行できる仮想マシン(VM)としてパッケージ化された事前構成済のアプリケーション、ミドルウェアおよびデータベースです。 その結果、一定の間隔で週や月ではなく、新しくデプロイされたアプリケーションを数日以内または数時間で実行してログインするために、初期状態のインフラストラクチャからログインする機能がパラレルに実行されます。