この章では、Oracle Linux Cloud Native Environmentのホストのハードウェアとオペレーティング・システムの要件について説明します。
Oracle Linux Cloud Native Environmentはクラスタの形成に複数のノードを必要とするクラスタ環境です。環境は、2つ以上のOracle Linux Cloud Native Environmentインストール済システムで構成されている必要があります。
Oracle Linux Cloud Native Environmentでは特定のハードウェアを必要としませんが、一部の操作ではCPUとメモリーを集中的に使用します。Oracle x86サーバーのX6およびX7ラインは、Oracle Linux Cloud Native Environmentのノードのホストに適しています。Oracle x86サーバーの詳細は、次を参照してください。
https://www.oracle.com/servers/x86/index.html
Oracle Linux Cloud Native Environmentは、64ビットx86ハードウェアでのみ使用できます。
ここにリストされているハードウェアの要件は、Oracle Linux Cloud Native Environmentを実行するための最小限の要件です。デプロイメントでは、フットプリントがより大きいノードが必要になる可能性が非常に高くなります。
Kubernetesマスター・ノードの最小構成は次のようになります。
4 CPUコア(Intel VT対応CPU)
16GB RAM
1GB Ethernet NIC
/var
ディレクトリに40GBのハードディスク空き容量
Kubernetesワーカー・ノードの最小構成は、ベアメタル・サーバーまたは次のものを持つOracle Linuxカーネルベースの仮想マシン(KVM)インスタンスです。
1 CPUコア(Intel VT対応CPU)
8GB RAM
1GB Ethernet NIC
/var
ディレクトリに15GBのハードディスク空き容量
Oracle Linux KVMインスタンスの作成の詳細は、Oracle® Linux: KVMユーザーズ・ガイドを参照してください。