1.2.7 リリース1.1.0

この項では、Oracle Linux Cloud Native Environmentのリリース1.1.0での主な変更点についてリストします。

  • 1.17へのKubernetesの更新: Kubernetes 1.17は、Oracle Linux Cloud Native Environmentの新しいクラスタのノードにインストールされるデフォルトのリリースです。

    既存のKubernetesリリース1.14デプロイメントはリリース1.17にアップグレードできます。リリース1.1へのアップグレードの詳細は、更新およびアップグレードを参照してください。

  • Kubernetesクラスタのスケーリング: olcnectl module updateコマンドが拡張されて、マスター・ノードとワーカー・ノードの追加またはマスター・ノードとワーカー・ノードの削除によってKubernetesクラスタをスケーリングできるようになりました。

    olcnectl module updateコマンドを使用してKubernetesクラスタをスケーリングする方法の詳細は、次の場所からスタート・ガイドを参照してください。

    https://docs.oracle.com/en/operating-systems/olcne/start/scale.html

  • サービス・メッシュ: 新しいモジュールを使用して、サービス・メッシュをKubernetesクラスタにデプロイできます。Oracle Linux Cloud Native EnvironmentのIstioモジュールは、Oracle Linux Cloud Native Environmentにサービス・メッシュをデプロイします。Grafanaはサービス・メッシュの一部としてデプロイされます。

    サービス・メッシュのデプロイおよび使用の詳細は、サービス・メッシュを参照してください。Grafanaの使用の詳細は、モニタリングおよびビジュアライゼーションを参照してください。

  • ファイアウォールの変更点: ファイアウォールでKubernetesノードに対してマスカレードを有効化する必要がなくなりました。かわりに、ノードでcni0インタフェースを信頼できるゾーンに追加する必要があります。

    Kubernetesノードのファイアウォール要件の詳細は、次の場所からスタート・ガイドを参照してください。

    https://docs.oracle.com/en/operating-systems/olcne/start/ports.html

  • インストールの変更点: Oracle Linux Cloud Native Environmentリリース1.1パッケージのインストールに、新しいULNチャネル(ol7_x86_64_olcne11)および新しいOracle Linux yumサーバー・リポジトリ(ol7_olcne11)を使用できます。この新しいチャネルまたはリポジトリを使用して、リリース1.1のインストールまたはアップグレードを行います。