ttRepXactStatus

このプロシージャは、RETURN RECEIPTまたはRETURN TWOSAFEレプリケーション・トランザクションの状態を確認します。組込みプロシージャttRepXactTokenGetを使用すると、RETURN RECEIPTまたはRETURN TWOSAFEトランザクションのトークンを受信できます。このトークンは、その後、入力パラメータとして、この組込みプロシージャへ渡されます。ここで使用されるのは、ttRepXactTokenGetから受信したトークンのみです。このプロシージャは、3つのパラメータ、サブスクライバ名、サブスクライバに関連するレプリケーション状態、およびRETURN TWOSAFEレプリケーション・トランザクションがコミット処理を開始し、完了していない場合にのみ返されるエラー文字列が含まれる行のリストを返します。

ノート:

errorパラメータはRETURN TWOSAFEトランザクションでのみ返されます。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャはTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

関連ビュー

このプロシージャには関連ビューはありません。

構文

ttRepXactStatus(xactID)

パラメータ

ttRepXactStatusには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

xactID

VARBINARY (10000)

パラメータが指定されていない場合、次のいずれかのステータスが返されます。

  • コミット処理を開始し、完了していないトランザクションでコールされた場合は、そのトランザクションのステータスが返されます。

  • それ以外のときにコールされた場合は、RETURN RECEIPTモードまたはRETURN TWOSAFEモードであった接続で最後にコミットされたトランザクションのステータスが返されます。

結果セット

ttRepXactStatusは、次の結果セットを返します。

説明

subscriberName

TT_CHAR (61)

トランザクションで更新された表をサブスクライブするデータベース名。名前はstore_name@host_nameという形式で返されます。

state

TT_CHAR (2)

サブスクライバ・データベースに関連するトランザクションの状態。戻り値は、次のいずれかです。

'NS' - サブスクライバに送信されていないトランザクション。

'RC' - サブスクライバ・エージェントによって受信されたトランザクション。

'CT' - サブスクライバ・ストアで適用されたトランザクション。(適用時にトランザクションでエラーが発生したかどうかは送信されません。)

'AP' - トランザクションは永続的にサブスクライバに適用されています。

errorString

TT_VARCHAR (2000)

TWOSAFEトランザクションの適用時に発生したエラーを説明するサブスクライバ・エージェントによって返されたエラー文字列。エラーが発生していない場合、このパラメータはNULLです。コミット処理を開始し、まだ完了していないTWOSAFEレプリケーション・トランザクション内でこのプロシージャがコールされた場合のみ、NULL以外の値が返されます。