システム管理ツールとは

システムの管理に使用できるツールがいくつかあります。

この項では、システムの管理に使用できるシステム管理ツールについて説明します。次の表はツールとその用途の概要です。

ツール 目的 詳細情報

Oracle Analytics Serverコンソール

システム設定、ユーザーのアカウントおよび権限、情報のバックアップ、安全ドメイン、ウィルス・スキャナ、電子メール・サーバー、配信などの構成および管理を管理します。

Oracle Analytics Serverコンソールについて

クラシック管理

クラシック管理ページのオプションのほとんどはコンソールに表示されます。クラシック管理ページは、類似したページを使用するオンプレミス製品をよく理解している場合にのみ使用してください。

クラシック管理ページについて

Fusion Middleware Control

システム・コンポーネントをモニター、管理および構成します。

Fusion Middleware Control

Oracle WebLogic Server管理コンソール

JEE Javaコンポーネントをモニターおよび管理します。

Oracle WebLogic Server管理コンソール

プロセス制御コマンドライン・ツール

システム・コンポーネントを管理します(上級ユーザー向け)。

プロセス制御コマンド

スクリプト

システムを管理します。

スクリプト

管理ツール

メタデータ・リポジトリを管理します。

管理ツール

カタログ・マネージャ

プレゼンテーション・カタログを管理します。

カタログ・マネージャ

ジョブ・マネージャ

Oracle BIスケジューラの管理。

ジョブ・マネージャ

Oracle Analytics Serverコンソールについて

特に指定がないかぎり、Oracle Analytics Serverコンソールを使用します。管理オプションのほとんどはコンソールに表示されるため、コンソールを使用してインスタンスを構成することをお薦めします。

ホーム・ページで、「ナビゲータ」をクリックし、「コンソール」を選択します。

タスク 詳細情報

マップ

カスタム・マップ・レイヤーを追加できる他、マップおよびマップ背景をユーザーが使用できるようにします。Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化ビジュアライゼーションを強化するためのマップ背景およびマップ・レイヤーの適用を参照してください。

拡張機能

ローカル・フォルダの拡張機能を表示およびアップロードできます。

検索索引

検索索引付け、メタデータ・リポジトリ・クロール、カタログ・クロールの構成とクロール・ジョブ・ステータスのモニターができます。コンテンツの索引付けおよび検索の方法の管理を参照してください。

ユーザー・ロールおよびアプリケーション・ロール

ユーザー、ロールおよびアプリケーション・ロールを管理できます。Oracle Analytics Serverセキュリティの管理アプリケーション・ロールの管理を参照してください。

スナップショット

スナップショットを操作できます。スナップショットの作成および復元を参照してください。

接続

サポートされていません。

ウィルス・スキャナ

ファイルをアップロードする際のウィルス・スキャナを構成できます。ウィルス・スキャナの構成を参照してください。

セッションと問合せキャッシュ

サービス・インスタンスのセッションを管理し、このテナントのログ・レベルを設定できます。ユーザーおよびアクティビティ・ログのモニターを参照してください。

SQLの発行

Oracle Analytics Serverに対して直接発行するSQL文を入力できます。テストSQL問合せの実行を参照してください。

配信のモニター

配信のモニター、スケジュールおよび編集ができます。Oracle Analytics Serverでのデータのビジュアル化レポートの電子メール送信と配信のトラッキングを参照してください。

メール・サーバー

サポートされていません。

システム設定

使用可能なオプションを使用して、一連のシステム設定を構成できます。高度な構成オプションについてを参照してください。

リモート・データ接続

接続で、データ・ゲートウェイまたはリモート・データ・コネクタのいずれかを使用するようにできます。

クラシック管理ページについて

クラシック管理ページは、類似したページを使用するオンプレミス製品をよく理解している場合にのみ使用してください。クラシック管理ページ内のオプションのほとんどはコンソールに表示されるため、コンソールを使用してサービスを構成することをお薦めします。

タスク 詳細情報

権限の管理

Oracle Analytics用に最適化されているため、デフォルトの権限を維持することをお薦めします。権限を編集すると、予期しない動作または機能へのアクセスが行われる場合があります。

セッションの管理

サインインしているユーザーを確認したり、レポート問合せをトラブルシューティングします。ユーザーおよびアクティビティ・ログのモニターを参照してください。

エージェント・セッションの管理

現在、Oracle BI EEでは使用できません。

デバイス・タイプの管理

組織へのコンテンツの配信に使用するデバイスを追加します。コンテンツを配信するデバイスのタイプの管理を参照してください

メンテナンス・モードへの切替え

メンテナンス・モードがオンかオフかを指定します。メンテナンス・モードでは、カタログを読取り専用にして他のユーザーがカタログのコンテンツを変更できないようにします。ユーザーはカタログでオブジェクトを表示できますが、これらを更新できません。最近使用した項目リストなどの一部の項目は使用できません。

ファイルとメタデータの再ロード

このリンクを使用して、XMLメッセージ・ファイルのリロード、メタデータのリフレッシュ、およびキャッシュのクリアを行います。データ・モデルを追加または更新した場合など、新しいデータのアップロード後にこれを実行することがあります。

ログ構成のリロード

デフォルトのログ・レベルを維持することをお薦めします。Oracle Supportでは、問題のトラブルシューティングに役立てるためにログ・レベルの変更を指示することがあります。

エクスポート・フォールバック・フォント

Oracleでは、クラシック・レポートおよびダッシュボードでGo Notoフォントをフォールバック・フォントとして構成することをお薦めします。デフォルトのPDFフォント(Helvetica、Times-Roman、Courierなど)で、PDF出力の生成時にデータに含まれる非西欧文字を表示できない場合に使用されます。ライセンス提供されるMonotypeフォントと置き換えるオープンソース・フォントを参照してください。

SQLの発行

SQL問合せをテストおよびデバッグします。テストSQL問合せの実行を参照してください。

更新が必要なカタログ・オブジェクトのスキャンおよび更新

このリンクを使用して、カタログをスキャンし、古い更新のOracle Analyticsで保存されたオブジェクトを更新します。

テーマの管理

デフォルトのロゴ、色、およびレポート・ページ、ダッシュボード、分析の見出しのスタイルを変更します。テーマの管理を参照してください。

キャプションの管理

ユーザーが作成するレポート・オブジェクトの名前(キャプション)をローカライズします。キャプションのローカライズを参照してください。

マップ・データの管理

マップへのユーザー・データの表示方法を定義します。「分析対象のマップ情報の管理」を参照してください。

パブリッシャの管理

ピクセルパーフェクト・レポートのデータ・ソースおよび配信先を設定します。スケジューラ、フォント・マッピングおよびその他多くの実行時オプションを構成します。パブリッシャ管理の概要を参照してください。

クロールの構成

このオプションは、コンソールから使用できます。カタログ・オブジェクトの定期的なコンテンツ・クロールのスケジューリングおよびリポジトリ・コンテンツの定期的なコンテンツ・クロールのスケジューリングを参照してください。

クロールのモニター

このオプションは、コンソールから使用できます。検索クロール・ジョブのモニターを参照してください。

Fusion Middleware Control

Fusion Middleware Controlはブラウザベースのツールであり、システム・コンポーネントの監視、管理および構成に使用することをお薦めします。

Fusion Middleware Controlは、主にBIドメインのシステム・コンポーネントの管理に使用され、次の機能を備えています。

  • システム・コンポーネントの起動、停止および再起動。

  • プリファレンスとデフォルトの構成

  • スケールアウトしたコンポーネントのステータスの表示。

  • パフォーマンスの管理とシステム・メトリックの監視

  • 診断とロギングの実行

Fusion Middleware Controlでは、Oracle WebLogic Server管理コンソールにアクセスして、Javaコンポーネントを監視および管理することもできます。

Fusion Middleware Controlは、システムを起動する条件で説明しているように、管理サーバーが稼働している場合にのみ使用できます。

システムを管理および構成するためのツールの使用を参照してください。

Oracle WebLogic Server管理コンソール

Oracle WebLogic Serverは、堅牢性、安全性、高可用性およびスケーラビリティに優れた環境へのJavaコンポーネントのデプロイをサポートするJava EEアプリケーション・サーバーです。

システムを管理および構成するためのツールの使用を参照してください。

Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して、WebLogic Serverドメインを監視および管理できます。その機能は次のとおりです。

  • JEEサーバーの稼動状況とパフォーマンスの監視

  • WebLogic Serverドメインの構成

  • JEEサーバーの停止と起動

  • JEEサーバーのログの表示

  • Oracle WebLogic ServerのLDAPサーバーにおけるユーザー移入の管理

Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technetwork/index.html)を参照してください。

プロセス制御コマンド

プロセス制御コマンドにより、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理し、ローカルと分散の両方のプロセス管理およびプロセスの状態(稼働、停止、起動中、停止中)の伝達をサポートできます。

ノート:

また、Fusion Middleware Controlユーザー・インタフェースを使用して、起動、停止およびシステム・コンポーネントのステータスを表示します。

プロセス制御コマンドは、次の機能を提供してOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを管理します。

スクリプト

スクリプトは上級管理者向けで、Oracle Analytics Serverをプログラムで管理できます。

スクリプト環境は、Javaのスクリプト・インタプリタであるJythonをベースとしています。ファイルで提供されるバッチ・スクリプトを使用するか(スクリプトは入力を必要とせずに一連のコマンドを起動します)、Javaコードに埋め込まれたバッチ・スクリプトを使用します。「サービス・インスタンスを管理するためのスクリプトについて」を参照してください。スクリプト言語は、Jythonの言語構文に従って拡張できます。『WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』WebLogic Server WLSTオンラインおよびオフラインのコマンド・リファレンスを参照してください。

管理ツール

管理ツールは、メタデータ・リポジトリを管理できるWindowsアプリケーションです。

管理ツールを入手するには、開発者クライアント・ツールをご使用の環境のWindowsマシンにインストールします。Oracle Analytics Serverのクライアント・ツールのダウンロード、インストールおよび起動を参照してください。

Oracle Analytics Serverメタデータ・リポジトリ作成者ガイド始める前にを参照してください。

カタログ・マネージャ

カタログ・マネージャは、プレゼンテーション・カタログのインタフェースであるWindowsツールです。

カタログ・マネージャを入手するには、開発者クライアント・ツールをご使用の環境のWindowsマシンにインストールします。Oracle Analytics Serverのクライアント・ツールのダウンロード、インストールおよび起動を参照してください。

カタログ・マネージャを使用して、プレゼンテーション・カタログを管理します。プレゼンテーション・カタログの構成および管理を参照してください。

ジョブ・マネージャ

ジョブ・マネージャは、Oracle BIスケジューラのインタフェースとして機能するWindowsのツールです。

ジョブ・マネージャを入手するには、開発者クライアント・ツールをご使用の環境のWindowsマシンにインストールします。Oracle Analytics Serverのクライアント・ツールのダウンロード、インストールおよび起動を参照してください。

ジョブ・マネージャを使用して、Oracle BIスケジューラへの接続、Oracle BIスケジューラの起動と停止、ジョブの追加と管理、およびジョブ・インスタンスの管理を実行できます。詳細は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionジョブ・スケジューリング・ガイドを参照してください。