基本給の設定および保守タスク
リストされている順序でこれらの設定タスクを完了することで、個人の給与および時給を計算、調整および保守できます。
タスク名 | 摘要 | 推奨ヘルプ |
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エレメント | 給与ベースの構成時に使用する国別仕様データ・グループ(LDG)給与エレメントを作成します。たとえば、年間給与と時給を処理する定型標準支給項目を作成します。 | |
等級 | 個人の給与レベルを記録する等級を作成します。また、ジョブとポジションに適用される1つ以上の等級を定義します。給与提示を検証するには、等級の等級レートを使用します。 | |
等級レート | 各等級に関連する支払値を保持する等級レートを作成します。給与ベースにリンクされた等級レートは通常、提示給与がその等級に適していることを検証するためのガイドラインとして機能します。 | |
昇格等級ラダー | オプションで、昇格等級ラダーを作成して、個人を1つの等級または等級およびステップから等級ラダーの次のレベルに自動的に移動します。たとえば、新規採用者を職務の最初の6か月後に自動的に次のステップに移動するとします。 | |
報酬ゾーン | オプションで、報酬ゾーンおよびゾーン・タイプを作成し、報酬または賃金リージョン別にベース範囲を調整する給与範囲差分で使用します。たとえば、米国東海岸で勤務する全員に、標準等級レートの1.1倍を支払う必要がある場合があります。西海岸に勤務する全員には1.2倍支払う必要があります。中部の人には標準等級レートで支払い、南部の人には0.8倍を支払います。 | |
給与範囲差分 | オプションで、給与範囲差分を作成して、給与ベースに関連付けられた等級レートの基本給範囲を調整します。様々な場所の生計費や雇用の相対的な容易さなどを反映するために、異なる差分が設定されます。これらの差分は、給与ベースの構成時に使用します。 | |
処理の構成 | オプションで、給与の作成または変更時に原因を識別する処理を追加します。たとえば、昇進・昇格処理または転属処理の一環として給与が変更されたかどうかを管理します。 | 処理フレームワーク |
処理事由 | オプションで、主にレポートおよび分析のために、処理に関連付ける事由を追加します。たとえば、管理者が異動の一環として従業員の給与を変更する場合、その従業員の給与が生計費用のためかどうかを指定します。 | 処理フレームワーク |
共通参照の管理 | オプションで、CMP_SALARY_COMPONENTSおよびORA_CMP_SIMPLE_SALARY_COMPS参照タイプのコンポーネントを変更または追加し、給与割付に対するレポート・ポリシーをより適切にサポートします。増分または単純給与コンポーネントは、HR担当者とマネージャが新規または調整済給与を項目化できるようにする給与ベースを構成するときに使用します。項目化には、割付の様々な事由が反映されます。 | |
給与ベース | 給与の作成時や処理に役立つ給与ベースを作成します。たとえば、給与ベース設定は、給与額、通貨、頻度およびメトリックを決定するために使用されます。また、給与ベースにリンクされた給与エレメントには給与額が保持され、処理のために給与に渡されます。 | |
人材管理のタスク構成の管理 | オプションで、デフォルトの承認ワークフローを変更して、給与変更ポリシーをサポートします。たとえば、HR担当者が提示した給与変更を自動的に承認します。国と金額に基づいて承認をルーティングします。また、等級を使用して承認レベルを指定します。 | |
プロファイル・オプションの管理 | プロファイル・オプションで制御される適切な給与処理を使用可能にします。たとえば、関連する給与が承認待ちのときに、個人がHCMデータ・ローダーを使用して給与変更をロードできます。グローバル異動中にソース・アサイメント給与にアクセスできない個人が給与を提示しないようにします。また、現地異動およびグローバル異動の際に将来の給与変更をコピーします。また、オートコンプリートのルールを給与オブジェクトとともに使用する場合は、オートコンプリートのルール機能を公開する必要があります。 | |
サンドボックス | サンドボックスを使用可能にして、給与オブジェクトのHCMエクスペリエンス設計スタジオおよびオートコンプリートのルールにアクセスします。サンドボックスを手動で作成して有効化するか、自動的に作成できます。 |
セキュリティ・リファレンス
個人が実行できるタスクと表示できるデータは、ロール、職務および権限によって異なります。これらの要素の詳細は、次の2つのガイドを参照してください。