8 ネーミング・メソッドの構成
データベース・サーバーに接続するクライアントの接続情報を構成する方法について説明します。
- ローカル・ネーミング・メソッドの構成
ローカル・ネーミング・メソッドでは、ネットワーク・サービス名をtnsnames.ora
ファイルに追加します。各ネットワーク・サービス名は、接続記述子にマップされます。 - ディレクトリ・ネーミング・メソッドの構成
このネーミング・メソッドでは、接続識別子が、Oracle Internet Directory、Oracle Unified Directory、Microsoft Active DirectoryなどのLDAP準拠ディレクトリ・サーバーに含まれている接続記述子にマップされます。 - 集中化された構成プロバイダのネーミング・メソッドの構成
このネーミング・メソッドを使用すると、Azure App ConfigurationストアやOracle Cloud Infrastructure (OCI) Object Storageなどの集中化された構成プロバイダのJSONファイルに含まれる接続記述子に、接続識別子がマップされます。 - 簡易接続ネーミング・メソッドの構成
簡易接続ネーミング・メソッドを使用すると、TCP/IP環境のtnsnames.ora
ファイルでサービス名を参照する必要がなくなります。さらに、このメソッドを使用するとネーミング・システムやディレクトリ・システムは必要ありません。
関連トピック
親トピック: Oracle Net Servicesの構成と管理