保護されたデータベース・アクセスを構成するための基本的なタスク

この項では、保護されたデータベース・アクセスを構成する場合の基本的なタスクについて説明します。図8-2は、「リカバリ・アプライアンスのワークフロー」に説明されている全体的なワークフローを、リカバリ・アプライアンスの構成タスクを強調して示したものです。

図8-2 リカバリ・アプライアンス・ワークフローでのデータベース・アクセス構成タスク

図8-2の説明が続きます。
「図8-2 リカバリ・アプライアンス・ワークフローでのデータベース・アクセス構成タスク」の説明

一般に、保護されたデータベース・アクセスは次の順序で構成します。

  1. 計画フェーズでは、リカバリ・アプライアンスで保護するデータベースを決定します。

    このタスクについては、タスク4: 「リカバリ・アプライアンスのアクセス要件の決定」に説明されています。

  2. 構成フェーズでは、次を行います(「リカバリ・アプライアンスの設定と構成」を参照)。

    1. 仮想プライベート・カタログ・アカウントを作成します。

      このタスクについては、「仮想プライベート・カタログ・アカウントの作成」に説明されています。

    2. 保護されたデータベースをリカバリ・アプライアンスに登録します。

      ノート:

      Cloud Controlでは、リカバリ・カタログでのデータベースの登録を除き、すべての登録ステップを単一のページで実行できます。

      このタスクについては、「保護されたデータベースの登録」に説明されています。

  3. 進行中のメンテナンス・フェーズでは(「リカバリ・アプライアンスのメンテナンス・タスク」を参照)、次を実行できます。

    • DBMS_RA.UPDATE_DBを使用して、既存の保護されたデータベースのプロパティを更新します(「保護されたデータベースのプロパティの更新」を参照)。

    • DBMS_RA.DELETE_DBを使用して、保護されたデータベースのメタデータをリカバリ・アプライアンスから削除します。

    • DBMS_RA.REVOKE_DB_ACCESSを使用して、特定の仮想プライベート・カタログ所有者から特定の保護されたデータベースへのアクセス権を取り消します。