保護されたデータベース・アクセスに関連するDBMS_RAプロシージャ

DBMS_RAパッケージを使用して、保護されたデータベース・アクセスを構成できます。表8-1で、保護されたデータベースに関連する主なプログラム・ユニットについて説明します。

表8-1 保護されたデータベース・アクセスのDBMS_RAプロシージャ

プログラム・ユニット 説明

ADD_DB

指定したデータベースのメタデータでをリカバリ・アプライアンスに追加して、保護ポリシーをデータベースに割り当てます。保護ポリシーでautotune_reserved_spaceが使用されていないかぎり、reserved_spaceパラメータを設定する必要があります。

DELETE_DB

指定したデータベースのメタデータをリカバリ・アプライアンスから削除します。このデータベースのすべてのメタデータとバックアップが、ディスクとSBTの両方から削除されます。

SUSPEND_DB

指定したデータベースのメタデータをリカバリ・アプライアンスから削除します。このデータベースのすべてのメタデータとバックアップが、ディスクとSBTの両方から削除されます。テープ上のバックアップ、クラウド内のバックアップ、または他のリカバリ・アプライアンスにレプリケートされたバックアップは影響を受けません。

データベースが一時停止されている場合、バックアップは受け入れられません。データベースを再開してから、通常の操作に戻る必要があります。

RESUME_DB

一時停止しているデータベースを通常の動作にリストアします。一時停止しているデータベースのみを再開できます。一時停止しているデータベースは、バックアップする前に再開する必要があります。

UPDATE_DB

指定の保護されたデータベースに割り当てられている属性を変更します。

GRANT_DB_ACCESS

指定したデータベースについて、リカバリ・アプライアンス権限をユーザーに付与します。

REVOKE_DB_ACCESS

指定したデータベースについて、リカバリ・アプライアンス権限をユーザーから取り消します。