Fusion Middleware ControlからのJVMプーリングの管理
Fusion Middleware Controlでは、使用可能なすべてのJVMプーリング・オプションを管理するためにWebベースの環境が用意されています。また、環境内のすべてのJVMコントローラが一覧表示され、(リモートで)これらを管理することができます。
たとえば、JVMコントローラの起動や停止、新規コントローラの追加、既存のコントローラの再構成などができます。さらに、Fusion Middleware Controlでは、JVMコントローラで消費されるリソース(メモリーやCPU)、接続されているFormsの数、JVMの総数などのメトリック情報も得られます。
Formsランタイム・プロセスはJVMと直接相互作用しますが、JVMコントローラはJVMの起動および停止、JVMの状態の取得など、JVMを管理します。たとえば、管理者がJVMコントローラを停止した場合、JVMコントローラはすべての子JVMを確実に終了します。Fusion Middleware Controlを使用してJVMコントローラを管理します。
JVMコントローラは、次の3通りの場合に起動されます。
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Fusion Middleware Controlから起動した場合
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既存のJVMコントローラにバインドされているFormsアプリケーションがコントローラの起動を要求した場合
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コマンドラインから
Fusion Middleware Controlでは、JVMコントローラの構成ファイルが読み取られます。構成には、名前と値のペアが含まれ、デフォルトのセクションおよび名前の付いたセクションがあります。jvmcontrollers.cfg
に含まれるパラメータは、JVMコントローラの起動パラメータに相当します。
ノート:
JVMコントローラの構成ファイルのディレクトリや名前を変更することはできません。
JVMコントローラを起動すると、設定が構成ファイルから取得されます。このファイルでは、デフォルト・セクションと名前を付けたセクションの両方で、オプションをまったく指定しないことも、一部またはすべてのオプションを指定することもできます。
Fusion Middleware Controlの「JVM構成」ページと「JVMコントローラ」ページを使用して、次のようなJVMプーリング・タスクを管理します。