サンプルの照合を使用した手動照合プロセスの例を見てみましょう。
手動照合を開始するには:
左側に使用可能なタブが5つ(「概要」、「照合候補」、「未照合のトランザクション」、「照合」および「調整」)あります。
「概要」タブを詳細に見てみましょう。これには、両方のデータ・ソースで未照合となっているトランザクションの現在の数を表すチャートや、オープン調整の円グラフ、残高調整パネルの概要、オープン・アラート円グラフが含まれています。このタブのサブセクションには、次のものがあります:
「未照合」トランザクションのチャートが表示されます。
「オープン調整」チャートには、自動照合プロセスによって、または対話型照合中にユーザーによって作成された、調整がまだオープンの調整トランザクションの数が表示されます。通常、調整はソースのいずれかの差異を修正するためにアクションを実行する必要がある場合に使用されます。円グラフは、様々な調整タイプを区別します。
「残高調整」パネルに、選択した日付の時点でのソースの照合状況が表示されます。データ・ソース残高の差異は、未照合、未照合のサポート済、または照合済未達のいずれかとされます。
このパネルで残高をクリックして、「未照合のトランザクション」ダイアログを表示します。「データ・ソース」列を使用して、トランザクションをデータ・ソースでフィルタ処理します。「オープン・アラートありのトランザクション」スイッチを切り替えて、関連付けられたオープン・アラートがあるトランザクションを表示または非表示にします。
Note:
調整タイプ名が長い場合は、「オープン調整」チャートの名前の横に省略記号が表示されます。名前にカーソルを置くと、名前全体が表示されます。
数値属性の場合、表示される値は、属性の定義時に設定された精度に基づきます。調整属性は、プロファイルで有効になっている最下位の通貨バケットのデフォルト通貨の通貨コードから継承された精度を使用します。
「ステータス」列の下で、アイコンによって個々の未照合トランザクションのステータスが表示されます。
「フィルタ」値を設定して、参照するトランザクション・ステータスを表示できます。
「未照合のトランザクション」ダイアログでのトランザクションの作業についてさらに学習するには、次を参照してください。
Note:
すべてを選択するには、「すべて選択」チェック・ボックスを使用する必要があります。ただし、[Ctrl]を押しながらクリックして、選択した1つ以上のトランザクションを選択解除することもできます。たとえば、売掛金のトランザクションの値($195.28)と一致するトランザクションが買掛金にあることが表示されます。しかし、予期しない接頭辞ORCLが含まれているため請求書番号が異なります。これらのトランザクションが同じであるという確信がある場合、両方を選択して「照合」をクリックし、それらを対応させます。
Note:
すべてのアクションが「未照合のトランザクション」タブで表示されます。選択したトランザクションに対して使用できないアクションを選択すると、エラー・メッセージが適宜表示されます。Note:
レビュー担当者と参照者は、「未照合のトランザクション」タブを「読取り専用」モードで表示することもできます。これは特に、「サポート」のマークが付いているトランザクションの詳細を表示して、策定者によるコメントや添付を変更することなく確認する場合に便利です。Note:
通貨コードに応じて、Account Reconciliationでは完全一致として特定の差異が考慮されます。たとえば、通貨コードが小数点以下3桁を使用する場合、値256.1464と256.1468は、これらの2つの値の差異が0.0005より小さい0.0004であるため完全一致と見なされます。
すべての手動照合の処理が済んだら、照合残高調整レポートの作成に進むことができます。