サイトおよびサイト設定の管理

サイト管理には、サイトの作成および編集と、サイトで使用されるコンテンツの管理が含まれます。サイト・ビルダーを使用して、サイト・ページとページ・コンテンツを作成、コピーおよび削除します。フォルダおよびファイル・マネージャを使用して、サイト全体を作成、コピー、共有および削除します。

「サイト」ページおよびサイト・ビルダーのメニュー・バーまたは右クリック・メニューのオプションを使用して、次のタスクを実行します。

タスク 説明
サイト・ビューのフィルタ サイト・リストをフィルタリングするには、フィルタ・メニューの次のオプションのいずれかを選択します。
  • すべて - アクセス可能なサイトがすべて表示されます。自分がサイト管理者で、サイト・ガバナンスが有効になっている場合、環境内のすべてのサイトにアクセスできます。

  • 自分が所有—自分が所有しているすべてのサイトが表示されます。

  • 自分と共有—自分が共有しているすべてのサイトが表示されます。

  • オンライン—オンライン(ライブ)のサイトが表示されます。

  • オフライン—オフラインのサイトが表示されます。

  • リクエスト (サイト・ガバナンスが有効になっている場合にのみ使用可能)— 保留中のサイト・リクエストが表示されます。自分がサイト管理者である場合、システム内のサイト・リクエストがすべて表示されます。それ以外の場合は、自分で送信したサイト・リクエストのみが表示されます。

  • ごみ箱 — 自分が所有している削除済サイトを表示します。自分がサイト管理者で、ガバナンスが有効になっている場合は、すべての削除済サイトも表示されます。

サイトの作成

サイトを作成するには、「作成」をクリックします。サイトを作成する場合、テンプレートから開始します。テンプレートには、ユーザーがサイトの使用を開始するにあたり必要なもの、たとえば、サイト・コード・フレームワーク、サンプル・ページとコンテンツを含むデフォルト・サイト、スタイルが設定されたテーマ、イメージなどのリソース、カスタム・コンポーネントなどがすべて含まれます。サイトの作成を参照してください。

サイト・ガバナンスが有効になっているかどうかは、「サイト」ページのフィルタ・メニューで確認できます。「リクエスト」オプションが表示されている場合、サイト・ガバナンスは有効になっています。サイト・ガバナンスの理解を参照してください。

サイト・リクエストの表示および管理 保留中のサイト・リクエストを表示するには(サイト・ガバナンスが有効になっている場合にのみ可能)、フィルタ・メニューで「リクエスト」を選択します。自分がサイト管理者である場合、システム内のサイト・リクエストがすべて表示されます。それ以外の場合は、自分で送信したサイト・リクエストのみが表示されます。サイト・リクエストの管理を参照してください。
サイトの編集 サイトを編集するには、右クリック・メニューの「開く」を選択するか、アクション・バーの「開く」アイコンをクリックします。サイトの編集を参照してください。
サイトについてのディスカッションまたは注釈付け サイト・ビルダーでサイトについてディスカッションし、注釈を付けることができます。サイトを選択して、右クリック・メニューの「開く」を選択するか、アクション・バーの「開く」アイコンをクリックします。サイトについてディスカッションするには、サイドバー・アイコン をクリックして会話パネルを開きます。サイトに注釈を付けるには、注釈の追加アイコンをクリックします。サイト・ビルダー・ページについてを参照してください。
サイトの表示 サイトがライブ(オンライン)の場合にどのように表示されるかを確認するには、サイトを選択し、右クリック・メニューの「表示」を選択するか、アクション・バーの「表示」アイコンをクリックします。
サイトの公開 サイトを公開するには、これを選択し、右クリック・メニューまたはアクション・バーの「公開」を選択します。サイト変更の公開を参照してください。
再公開 以前にサイトを公開してから、関連付けられたアイテムまたはポリシーが変更された(例: 関連付けられたローカリゼーション・ポリシーが更新されて言語の数が増えた)場合、サイトを「再公開」してその変更をリフレッシュすることができます。サイトを選択して、右クリック・メニューまたはアクション・バーの「再公開」を選択します。
非公開 以前にサイトを公開してから、Oracle Cloud内のホスティングの場所からサイト・ファイルを削除する場合、サイトを選択して右クリック・メニューまたはアクション・バーの「非公開」を選択します。サイトを非公開にするにはオフラインにする必要があります。
サイトのオンライン化またはオフライン化 サイトをオンラインにするには、その前にサイトを公開する必要があります。サイトをオンライン化またはオフライン化するには、サイトを選択して、右クリック・メニューの「オンラインにする」または「オフラインに設定」を選択します。サイト・タイルの「オフライン」アイコンをクリックしてサイトをオンラインにすることも、サイト・タイルの「オンライン」アイコンをクリックしてサイトをオフラインにすることもできます。サイトがオンラインである場合、ユーザーはWebブラウザを使用して指定したアドレス(URL)でサイトを表示できます。サイトがオフラインである場合、一般公開されません。サイトはOracle Content Managementでのみ表示できます。サイトのオンライン化またはオフライン化を参照してください。
サイト名の変更

サイトの名前を変更するには、これを右クリックして、右クリック・メニューの「名前変更」を選択するか、アクション・バーの「名前変更」アイコンをクリックします。同じサーバー上の既存のサイト名とは異なる名前をサイトに対して入力します。

サイトがオンラインの場合、名前の変更はできません。サイトをオフラインにするには、サイトの所有者であるか、サイトに対してマネージャ・ロールを持っている必要があります。

サイトのコピー

サイトをコピーして、サイトを迅速に構築できます。テーマ、すべての未処理の更新内容、ページ、ページ・コンテンツおよびその他のすべてのアセット(イメージなど)を含む元のサイトのすべてが、指定した新しい名前の新規サイトにコピーされます。新規サイトはオフラインで、編集の準備ができています。

ノート: サイト・ガバナンスが有効になっている場合、コピーを作成する前にサイトで承認を得ることが必要な場合があります。

複数のリポジトリからのコンテンツを使用するサイトをコピーしている場合、OCEツールキットを使用して、これを行う必要があります。OCEツールキットでの開発およびcecコマンドライン・ユーティリティの使用を参照してください。

コピーするサイトを選択して、右クリック・メニューの「コピー」を選択するか、アクション・バーの「コピー」アイコンをクリックします。サイトのコピーを参照してください。

サイトからのテンプレートの作成 他のサイトの開始点として使用するサイトがある場合は、そのサイトからテンプレートを作成できます。サイトを選択して、右クリック・メニューの「テンプレートの作成」を選択するか、アクション・バーのサイトからのテンプレートの作成アイコンをクリックします。「サイトからのテンプレートの作成」を参照してください。

注:

複数のリポジトリからのコンテンツを使用するサイトからテンプレートを作成している場合、OCEツールキットを使用して、これを行う必要があります。OCEツールキットでの開発およびcecコマンドライン・ユーティリティの使用を参照してください。
サイトの削除または復元

適切な権限を持っている場合、サイトとそのコンテンツを削除できます。サイトを削除すると、すべての未処理の更新、サイト・ページ、ページ・コンテンツおよびアセット(ページに追加したイメージなど)を含む、サイト・フォルダ内のすべてがごみ箱に移動されます。

サイトを削除または復元できるのは、サイトを作成した(サイトの所有者である)場合か、他のユーザーがあなたとサイトを共有していて、あなたにコントリビュータまたはマネージャ・ロールを付与している場合です。

オンラインの場合、サイトを削除できません。サイトをオフラインにするには、サイトの所有者であるか、サイトに対してマネージャ・ロールを持っている必要があります。

また、公開されているサイトは削除できません。先にコンテンツを非公開にする必要があります。サイトに複数のリポジトリからのコンテンツが含まれる場合、各リポジトリ内の関連付けられているコンテンツを非公開にする必要があります。

サイトを削除するには、これを選択して、右クリック・メニューの「削除」を選択するか、アクション・バーの「削除」アイコンをクリックします。サイトとすべてのサイト更新をごみ箱に移動するよう求められます。削除したサイトは、次までごみ箱にあります。
  • サイトを復元します。

  • サイトを完全に削除します。

  • ごみ箱の割当て制限に達しました。

  • ごみ箱は、サービス管理者が設定した間隔に基づいて自動的に空になります。デフォルト値は90日です。

サイトを復元するには、「サイト」メニューで「ごみ箱」を選択します。リストからサイトを選択して「復元」を選択します。

サイトへのメンバーの追加

管理者が共有を有効にしている場合、他のOracle Content Managementユーザーとサイトを共有し、そのユーザーに付与した権限に基づいてOracle Content Managementでのサイトの表示、変更または管理を許可することができます。

サービスにアクセスできるすべてのユーザーがメンバーとみなされます。サイトを共有する場合、メンバーがサイトで実行できることまたは実行できないことを定義するロールを割り当てます。メンバーは、割り当てるロールに従ってのみサイトを使用できます。

共有するサイトを選択し、右クリック・メニューの「メンバー」を選択するか、アクション・バーの「サイドバー」をクリックし、「メンバー」を選択してメンバー・サイドバーを開きます。メンバー・サイドバーが開いたら、「メンバーの追加」をクリックします。

1つ以上のユーザー名または電子メール・アドレスを入力し、次のロールのいずれかを割り当てます。
  • 参照者: 参照者はエディタでサイトを表示できますが、変更することはできません。

  • ダウンロード実行者: サイトでは、ダウンロード実行者ロールは参照者ロールと同じ権限を提供し、ユーザーはサイトから新しいテンプレートを作成できます。

  • コントリビュータ: 参照者と同じ権限に加え、オフラインの場合、サイトの編集、サイト・ページの削除およびサイトの削除を行うこともできます。

  • マネージャ: コントリビュータと同じ権限に加え、ユーザーの追加、ロールの割当て、オンライン・サイトへの変更の公開、およびオンラインとオフラインのサイトの切替えを行うこともできます。サイトの作成者(所有者)は自動的にマネージャ・ロールを割り当てられます。

注:

複数のリポジトリにアクセスできるサイトを共有している場合、デフォルトのリポジトリのみが共有されます。追加のリポジトリは個別に共有する必要があります。
サイト・プロパティ(説明、ロゴなど)の変更 サイトの説明の変更、ロゴの追加、サイトの埋込みの許可、バニティURLの追加、およびサイトの重要な情報(サイトのURL、サイトの所有者、その他の詳細)の表示を行うには、サイトを選択して右クリック・メニューの「プロパティ」を選択するか、アクション・バーの「サイドバー」をクリックし「プロパティ」を選択します。「サイトの説明、ロゴまたは埋込みプロパティの変更」を参照してください。
サイトの翻訳 関連付けられたリポジトリで許可されている場合、サイト・ファイルをエクスポートして翻訳した後、翻訳済ファイルをインポートすることにより、エンタープライズ・サイトを複数の言語に翻訳できます。サイトの翻訳を参照してください。
検索エンジンのプロパティの設定 サイト・ビルダーで、検索エンジンがサイトのコンテンツを識別するためのキーワードおよびテキストを指定できます。検索エンジンのプロパティの設定を参照してください
サイト設定(お気に入りアイコン、コントローラ・ファイルなど)のカスタマイズ サイト・ビルダーで、様々なブラウザおよびプラットフォームで使用するサイト・アイコンを指定したり、リンク動作を処理するコントローラ・ファイルを追加できます。サイト設定のカスタマイズを参照してください
共有ブラウズの有効化 サイト・ビルダーで、画面の共有や他のユーザーとの共有ブラウズ・セッションの開始を可能にするコラボレーション・ツールであるOracle Cobrowse Cloud Serviceを有効化できます。たとえば、これを注文フォームに含めることにより、顧客が注文する際に担当者が顧客の画面を表示することが可能になります。共有ブラウズ統合の有効化を参照してください
サイトへの分析追跡の追加 サイト・ビルダーで、Web分析追跡用のJavaScript追跡コードのスニペットをサイトに追加し、Google、AdobeまたはOracle Infinityなどの外部のアナリティクス・プロバイダとの統合を容易にできます。分析追跡の追加を参照してください。
ライブ・サイトの保護

サイトを公開してオンラインで使用できるようにすると、すべてのユーザーに対して公的に利用可能になります。ただし、サイトの所有者であるか、マネージャ・ロールを持っている場合、登録済ユーザーまたはユーザーの一部がライブ・サイトを使用できるように制限できます。サイトのステータスを変更するには、サイトの所有者であるか、マネージャ・ロールを持っている必要があります。

保護するサイトを選択し、右クリック・メニューの「プロパティ」を選択するか、アクション・バーの「サイドバー」をクリックし、「プロパティ」を選択して「サイト・セキュリティ」タブを選択します。サイト・セキュリティの変更を参照してください。

サイト・リダイレクトの追加 サイトURLが変更された場合、リダイレクトによって、あるURL (ソース)が別のURL (ターゲット)に転送されます。これにより、ユーザーのブックマークと検索エンジンのランキングが維持されるため、便利です。サイト・リダイレクトの追加を参照してください。