Excelベースのリファレンス・ドックレットへの使用可能なコンテンツの追加

このトピックは、Excelベースのリファレンス・ドックレットにのみ適用されます。

リファレンス・ドックレットの文書作成者または承認者は、使用可能なコンテンツをリファレンス・ドックレットに追加できます。使用可能なコンテンツは、リファレンス・ドックレットで指定された名前付き範囲に基づいています(Excelベースのリファレンス・ドックレットの名前付き範囲の定義を参照)。

Oracle Smart View for Officeで、「プロパティ」ダイアログ・ボックスを使用して名前付き範囲を検出し、使用可能なコンテンツとして指定します。リファレンス・ドックレットがレポート・パッケージにチェックインされると、リファレンス・ドックレットで行われた変更およびリファレンス・ドックレットを指すコンテンツを埋め込んだドックレットの変更を更新する自動リフレッシュが実行されます。

注:

  • この手順を開始する前に、文書作成フェーズが開始されていることを確認します。

  • ドックレットの文書作成者は、使用可能なコンテンツの定義を追加できません。

Smart Viewで使用可能なコンテンツをリファレンス・ドックレットに追加するには:
  1. レポート・パッケージを開き、リファレンス・ドックレットを開いてチェックアウトします。
    リファレンス・ドックレットがExcelで開きます。WordまたはPowerPointでレポート・パッケージを開いた場合、リファレンス・ドックレットを開くとExcelが起動します。
  2. 「Narrative Reporting」リボン「検査」をクリックして、「プロパティ」ダイアログ・ボックスを起動します。
    「Narrative Reporting」リボンの「検査」ボタン

    または、レポート・パッケージ・リストでリファレンス・ドックレットを選択して、「プロパティの表示」リンクをクリックして、「プロパティ」ダイアログ・ボックスにアクセスします。

  3. 「使用可能なコンテンツ」タブを選択します。

    図24-17 「プロパティ」ダイアログ・ボックス - 「使用可能なコンテンツ」タブ

    「使用可能なコンテンツ」タブが選択されている「プロパティ」ダイアログ・ボックス。ダイアログには、この時点で使用可能な4つのコンテンツ・アイテムが表示されています
  4. 「追加」ボタン 「プロパティ」ダイアログ・ボックスの「使用可能なコンテンツ」タブの「追加」ボタン をクリックし、「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ・ボックスを開きます。

    「レポート・コンテンツの追加」には、現在のリファレンス・ドックレットで使用可能なコンテンツとして選択されていないすべての名前付き範囲が「使用可能なソース・オブジェクト」の下に表示されます。図24-18には、使用可能な2つのソース・オブジェクト(OpExpsとSummary_IS)が表示されています。

    図24-18 2つの使用可能なソース・オブジェクトが表示されている「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ

    使用可能なソース・オブジェクトであるOpExpsおよびSummary_ISという名前付き範囲が表示されている「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ
  5. 後で埋め込むために使用可能にするコンテンツのリンクを選択します。

    たとえば、図24-19では、使用可能な範囲「OpExps」のリンクが選択されています。

    図24-19 「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ・ボックス

    OpExpsという名前の範囲が選択されて表示されている「レポート・コンテンツの追加」ダイアログ・ボックス
  6. オプション: 必要に応じて編集します:
    • 表示名
    • 説明
    • 表のコンテンツを自動的にサイズ変更—デフォルトで選択されています。Excelの範囲に適用されます。

      Wordの表には、最適なレンダリングのために列の幅と行の高さを調整する「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」というデフォルト・オプションがあります。このサイズ変更により、Wordドックレット内の埋込み表とソース表またはグリッドとの間に相違が生じる可能性があります。

      埋込みのWord表とソース参照表またはグリッドとの間の相違を最小限に抑えるには、「表のコンテンツを自動的にサイズ変更」チェック・ボックスの選択を解除します。

  7. 「OK」をクリックして、「プロパティ」ダイアログ・ボックスの「使用可能なコンテンツ」タブに戻ります。

    図24-20 「プロパティ」ダイアログ・ボックス - コンテンツを追加した「使用可能なコンテンツ」タブ

    「使用可能なコンテンツ」タブが選択されている「プロパティ」ダイアログ・ボックス。ダイアログには、使用可能なコンテンツのリストに追加されたOpExpsが表示されています
  8. ダイアログの右上隅の「X」をクリックして閉じます。
  9. リファレンス・ドックレットをアップロードしてチェックインします。
    追加したコンテンツをドックレットに埋め込むために使用できるようになりました。
  10. ドックレットのコンテンツの埋込みに進みます。

    オプションで、リファレンス・ドックレットのコンテンツを維持または削除するには、Excelベースのリファレンス・ドックレットのコンテンツおよびプロパティの更新 or Excelベースのリファレンス・ドックレットからの使用可能なコンテンツの削除に進みます。