参照ファイルからの使用可能なコンテンツの追加および埋込み

Excel参照ファイルに名前付き範囲を定義した後、範囲を使用可能なコンテンツとして指定し、このトピックの手順を使用して(参照ファイルのドックレットへの登録およびドックレットの参照ファイル・コンテンツの埋込みに説明されている2つの部分の手順をバイパスして)、そのコンテンツをドックレットにすぐに埋込みできます。

このトピックでは、参照ファイルのドックレットへの登録で使用したExcelファイルから使用可能なコンテンツを追加します。そのシナリオでは、1つの名前付き範囲を使用可能なコンテンツとして追加しました。ただし、そのExcelファイルには、使用可能なコンテンツとして追加できる名前付き範囲が他に4つありました。この手順では、そのExcel参照ファイルから名前付き範囲を使用可能なコンテンツとして追加して、そのコンテンツを埋め込みます。

このトピックで説明するプロセスは、コンテンツをWordまたはPowerPointのどちらのドックレットに埋め込む場合でも同じです。

参照ファイルからコンテンツをドックレットに追加して埋め込むには:

  1. レポート・パッケージを開き、ドックレットを開いてチェックアウトします。

    注:

    この手順で操作する埋込みコンテンツを挿入する位置にカーソルを置きます。

  2. 「Narrative Reporting」リボンで、「埋込み」ボタンをクリックして、「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックスを起動します。

    図24-29は、参照ファイルCurrent Data.xlsxがソースである使用可能なコンテンツ"Actual"を示しています。

    必要に応じて、使用可能なコンテンツのプレビューの説明に従って「プレビューの表示」ボタンをクリックして、選択した使用可能なコンテンツのプレビューを表示します。

    図24-29 「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス


    埋込み可能な名前付き範囲が1つ表示された「コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス。
  3. 「コンテンツの埋込み」ダイアログにある使用可能なコンテンツを追加するボタンをクリックして、「新規コンテンツの埋込み」ダイアログを起動します。
  4. 「新規コンテンツの埋込み」で、図24-30に示すように「ソース」フィールドのドロップダウン・メニューをクリックし、オプションを選択します。
    • ローカル・ファイル「ローカル・ファイル」を選択した後、「ファイルの選択」ボタンをクリックし、参照ファイルとして使用するExcelファイルの場所を参照し、ファイルを選択します。
    • 参照ファイル—以前に登録した参照ファイルから、使用可能なコンテンツをリストにさらに追加する場合は、「ソース」ドロップダウン・メニューからファイルを選択します。

    図24-30 「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス


    「ソース」フィールドのドロップダウン・メニューが表示されている「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス。ここでは、「ローカル・ファイル」を選択して初めての参照ファイルをドックレットに追加するか、リストにすでにある参照ファイルを選択します

    どちらを選択しても、使用可能なコンテンツとして選択できる範囲のリストが「ソース・オブジェクト」に表示されます。

    このトピックの例では、前述の参照ファイルのドックレットへの登録およびドックレットの参照ファイル・コンテンツの埋込みで使用したCurrent Data.xlsxファイルを選択し、次のステップの図24-30に示すように、使用可能なコンテンツとして追加できる4つの範囲が「ソース・オブジェクト」にリストされます。

  5. 「新規コンテンツの埋込み」ダイアログで、ドックレットに埋め込むソース・オブジェクト名(チェック・ボックスではなく)をクリックします。

    ヒント:

    1つのオブジェクトのみを選択します。

    図24-31では、"All"というソース・オブジェクトがクリックされ、チェック・ボックスが選択されています。

    図24-31 名前付き範囲が選択されている「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス


    名前付き範囲が選択されている「新規コンテンツの埋込み」ダイアログ・ボックス。
  6. 「OK」をクリックして、選択したコンテンツをドックレットに埋め込みます。

    図24-32の例は、Wordドックレットに埋め込まれているExcel表を示しています。

    図24-32 Wordドックレットに埋め込まれている参照ファイルからのコンテンツ

    Wordドックレットに埋め込まれている参照ファイルからのExcel表の例
  7. オプション: ドックレットの使用可能なコンテンツ名の表示の説明に従って、ドックレットで埋込みコンテンツを選択すると、その使用可能なコンテンツの名前が表示されます。
  8. オプション: 埋め込む参照ファイルのその他の使用可能なコンテンツに対して、ステップ2からこの手順を繰り返します。
  9. 終了したら、ドックレットをアップロードしてチェックインします。