適用対象
Planning、Planningモジュール、フリーフォーム、Financial Consolidation and Close、Tax Reporting、Account Reconciliation、Profitability and Cost Management、Enterprise Profitability and Cost Management、Oracle Enterprise Data Management Cloud、Narrative Reporting、Sales PlanningおよびStrategic Workforce Planning。
このプロセスを使用して、パフォーマンスの問題、特に、環境内のすべてのアクティビティに予想よりも時間がかかる原因となる全体的なパフォーマンスの問題を解決します。
ネットワーク・レイテンシとユーザー負荷の問題の修正
まず、ログイン・パフォーマンスの低下の原因となるネットワーク・レイテンシを解消します。内部および外部ネットワークのパフォーマンスの低下によって、接続速度が遅くなることがあります。
アクティビティ・レポートを確認して、改善領域を特定します。評価する必要がある情報には、次の表が含まれます。Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイドのアクティビティ・レポートについてを参照してください。
アクセスのパフォーマンスが最も低いユーザーを識別するこの表は、ネットワーク・レイテンシの問題を特定するための開始点となります。
この表を使用して、環境のユーザー負荷がパフォーマンス低下の要因となっている可能性があるかどうかを特定します。一般的に、環境内の同時ユーザー・アクションが多いほど、パフォーマンスが低下します。
この表を使用して、パフォーマンスが低いユーザー・アクションがパフォーマンスに影響を及ぼしているかどうかを特定します。環境がビジー状態になる原因となっているユーザー操作を把握すると、それらの評価と合理化に役立ちます。
実行時間が長いビジネス・ルールは、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。この表のルールを分析して、効率化してください。フォームの機能およびパフォーマンスの問題の解決を参照してください。
ブラウザ・パフォーマンスの問題の特定
アクティビティ・レポートでは、環境へのアクセスに使用されるブラウザのバージョンおよびそれらを使用するユーザーの数が追跡されます。Oracle Enterprise Performance Management Cloud環境へのアクセスには、Google Chrome、Microsoft EdgeまたはFirefoxブラウザを使用すると、その他のブラウザよりパフォーマンスが向上する可能性があります。また、これらのブラウザの最新の公開バージョンを使用するようユーザーに薦めてください。Oracle Enterprise Performance Management Cloud管理者スタート・ガイドのEPM Cloudのブラウザの設定を参照してください。
パフォーマンスを向上させるための環境の再起動(オプション)
すべてのアクティビティに予想よりも時間がかかり、パフォーマンス低下の原因がユーザー・アクションやネットワーク・レイテンシでないことが明らかな場合は、環境を再起動してください。これは、resetService EPM自動化コマンドを使用して実行できるセルフサービス操作です。
このコマンドを実行する前に、スクリプトを使用して実行されている管理タスクや運用タスクを含め、ユーザーが開始した重要なアクションが進行中でないことを確認してください。環境を再起動すると、環境内で進行中のすべての処理が終了します。
お問合せ
前述の情報で問題が解決しない場合は、Oracleサポートにお問い合せください。環境を再起動した後も全体的なパフォーマンスが予想より低い場合は、セッションのFiddlerトレースを生成します。
Fiddlerを使用した診断情報の取得を参照してください。
HTTPSトラフィックを取得するためのFiddlerの構成については、この概要ビデオをご覧ください。
セッションのFiddlerトレース・ファイルを生成できない場合に、ブラウザを使用してネットワーク・トレースを収集する方法は、ブラウザを使用したネットワーク・パフォーマンス・トレースの収集を参照してください。