管理者用の実装チェックリスト

このチェックリストに従って、プレディクティブ資金予測を設定します。

前提条件:

  1. プレディクティブ資金予測アプリケーションを作成します。プレディクティブ資金予測アプリケーションの作成を参照してください。
  2. プレディクティブ資金予測機能を有効化します。プレディクティブ資金予測の有効化を参照してください。
  3. プレディクティブ資金予測を構成します。プレディクティブ資金予測の構成を参照してください。
  4. メタデータのインポート: ホーム・ページで、「アプリケーション」「概要」「ディメンション」の順にクリックします。「インポート」「作成」の順にクリックします。ディメンションごとに、メタデータをロードします。ファイルからインポートできます。データベースをリフレッシュします。

    Note:

    • 「ジョブ」で、「メタデータのインポート」ジョブおよび「データベースのリフレッシュ」ジョブのステータスを確認できます。
    • EPM自動化を利用して、「受信ボックス」フォルダおよび「送信ボックス」フォルダへのファイルのアップロードを自動化できます。

    • メタデータ・インポートのジョブをスケジュールできます。

    Note:

    ドライバ・カテゴリの新しいライン・アイテムを追加できます。ディメンション・エディタで、該当するカテゴリの「OCF_TotalCash」階層にライン・アイテムを追加します。さらに、該当するカテゴリの「OCF_DriverGroups」階層にこれを共有メンバーとして追加します。
  5. データをインポートします。データ統合を使用して、ジョブのスケジュールを含む、データ・インポート・プロセスを管理することをお薦めします。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management Cloudデータ統合の管理を参照してください。

    プレディクティブ資金予測は、アプリケーションがデータを必要とする様々な交差を理解するためのガイダンスとして、サンプル・データ・ロード・テンプレートを提供します。サンプル・データ・ロード・テンプレートの詳細は、サンプルのデータ・インポート・テンプレートの使用を参照してください。

    ロードする一般的なデータには、日次実績や、費用支払、固定資産、プロジェクト支払、プロジェクト入金、収益入金などのドライバ・データがあります。

  6. ユーザー変数を設定します。ユーザー変数の設定を参照してください。
  7. ライン・アイテムとエンティティの組合せごとに予測手法を設定します。資金予測の計算を推進するための予測手法を選択します。通常、これは1回のみの設定タスクとなりますが、必要に応じていつでも変更できます。予測手法の設定を参照してください。
  8. ルールの実行: ホーム・ページで、「ルール」をクリックし、実行するルールを選択します:
    • 「日次実績の処理」 / 「定期実績の処理」
    • 「日次予測の処理」/「定期予測の処理」
    • 日次ロールアップ / 定期ロールアップ

    OEP_DCSHまたはOEP_PCSHキューブを選択し、日次および定期資金予測モデルに対してこれらのビジネス・ルールを実行します。

    ルールの詳細は、ルールを参照してください。

  9. 「アクセス制御」で、資金マネージャおよびコントローラ役割のユーザー・グループを作成し、必要に応じてこれらに役割を割り当てます。通常、資金マネージャおよびコントローラは「パワー・ユーザー」または「プランナ」です。

  10. 示されているナビゲーション・フローを確認し、組織の必要に応じてナビゲーション・フローを変更します。作成した関連ユーザー・グループにナビゲーション・フローを割り当て、ナビゲーション・フローをアクティブにします。

    セキュリティを割り当てるには、ナビゲーション・フローのコピーを作成し、セキュリティ・ユーザーとグループを割り当てます。

    Note:

    ナビゲーション・フローを変更する予定がある場合は、事前定義済ナビゲーション・フローのコピーを作成して、オリジナルではなくコピーを変更することをお薦めします。更新時には、更新は元のナビゲーション・フローに適用され、変更したナビゲーション・フローには適用されません。

  11. ビジネス・ルールをデータ統合に関連付けて、データのロード用に作成したデータ統合を増分データ・ロード用に準備します。ルールは、ロードされた組合せのデータを計算することで、パフォーマンスを大幅に改善します。
    1. ホームページで、「アプリケーション」「データ交換」の順にクリックします。
    2. 「データ統合」タブの統合の隣にある「アクション」 省略記号の「アクション」メニューメニューで、「オプション」を選択し、「ビジネス・ルール」タブをクリックします。
    3. 「埋込み」セクションを展開し、プラス記号をクリックして、統合に応じて次のルールを追加します:
      • OCF_Daily Incremental Process Data For Drivers
      • OCF_Periodic Incremental Process Data For Drivers
    4. 「保存」をクリックします。

    データ統合におけるビジネス・ルールの登録の詳細は、データ統合の管理埋込みモードでのビジネス・ルールの登録を参照してください。

  12. データ・マップを実行して、レポート・キューブにデータをプッシュします。

    日次および定期資金予測プロセスが完了したら、日次および定期データをASOレポート・キューブにプッシュして、ダッシュボードとレポートを生成します。ホーム・ページで、「アプリケーション」「データ交換」「データ・マップ」の順にクリックします。提供されたデータ・マップ(アプリケーションを有効化した方法に基づいてシードされています)を実行して、予測データ全体をASOレポート・キューブにプッシュします:

    • 日次現金をレポートへ
    • 定期週次現金をレポートへ
    • 定期月次現金をレポートへ

    このプロセスを自動化するようにデータ統合でパイプライン・ジョブを構成することをお薦めします。

  13. 期首残高をロードします。このステップは、実装の初日に1回のみ実行する必要があります。詳細は、次を参照してください 履歴期首銀行残高のロード
  14. フォーム2.0で提供されている最新機能を利用できるように、フォーム2.0を使用するようにアプリケーション設定を変更することをお薦めします。ホーム・ページで、「アプリケーション」をクリックし、「設定」をクリックします。「フォーム・バージョン」で、「フォーム2.0」を選択します。
  15. プランナがアプリケーションを使用できるようにします。ホーム・ページで、「アプリケーション」「設定」の順にクリックします。「システム設定」で、「アプリケーションを使用可能にする対象」「すべてのユーザー」に変更します。

  16. URLを組織に伝えます。
  17. アプリケーションの通貨を設定します。詳細は、次を参照してください 通貨の設定

チュートリアル

チュートリアルには、トピックを学習するのに役立つ一連のビデオおよびドキュメントを使用した説明が用意されています。

目的 視聴するビデオ
メタデータをロードし、ライン・アイテムを追加する方法を学習します。このビデオは、プレディクティブ資金予測の構成方法を示すシリーズの一部です。 ビデオ・アイコン プレディクティブ資金予測のメタデータのロードおよびライン・アイテムの追加

このチュートリアルでは、ナビゲーション・フローの設定方法、それらのナビゲーション・フローへの役割の割当方法、およびユーザー・プリファレンスの設定方法を学習します。このビデオは、プレディクティブ資金予測の構成方法を示すシリーズの一部です。

ビデオ・アイコンプレディクティブ資金予測でのナビゲーション・フロー、役割およびユーザー・プリファレンスの設定