Oracle NetSuiteを統合するプロセスの説明

Oracle NetSuiteOracle Enterprise Performance Management Cloudでデータ・ソースとして使用する場合、データ統合ではNSPB SyncまたはEPM Connectorと保存された検索またはデータ・セットを使用して、Oracle NetSuiteのデータを問い合せます。

注:

保存された検索から生成されたデータは、データのインポートでのみ使用され、ライトバックでは使用されません。

Oracle NetSuiteをライトバックするには、予算データのインポートのためのPlanning and Budgetingの設定のリンクで、PlanningからOracle NetSuiteへのデータのプッシュ・バックを構成する方法を確認します。Account Reconciliation Syncを使用すると、データをOracle NetSuiteにロードして戻すことができます。

次に、Oracle NetSuiteデータ・ソースからデータをロードするステップをおおまかに示します。

  1. SuiteAppをインストールするには、管理者はまず、「EPM Connector Foundation」バンドルをインストールする必要があります。NSARのお客様には、EPM Connector Foundationバンドルが自動的にプロビジョニングされます。

    その他のお客様は、アカウント・マネージャと協力して、バンドルのプロビジョニング・リクエストを送信して承認を受ける必要があります。承認されたら、「EPM Connector Foundation」バンドルをインストールできます。

  2. Oracle NetSuiteのサービス管理者は、Oracle NetSuiteでインストールおよび設定タスクを実行して、NSPB Sync SuiteApp、EPM Connector SuiteApp、Planning and Budgeting Financials Sync SuiteAppまたはAccount Reconciliation Sync SuiteAppをインストールします。

    SuiteAppのインストールおよび設定の詳細は、次の表を参照してください:

    表17-1 Netsuite SuiteAppのインストールおよび設定についての参照先

    SuiteApp 参照先
    Oracle EPM Connector Oracle EPM Connectorのインストールと設定
    NSPB Sync NSPB Sync設定ガイド
    Planning and Budgeting Financials 統合ガイドライン
    Account Reconciliation Sync Account Reconciliation Sync SuiteAppのインストールおよび設定
  3. 「アプリケーション」で、Oracle NetSuiteをデータ・ソースとして登録し、「アプリケーションのインポート」オプションを選択して、すべての保存された検索の定義をインポートします。

    このオプションを選択すると、データ統合によって、ユーザーが所有するすべての保存された検索の定義、またはOracle NetSuiteからロードするように構成されているデータセットがインポートされます。保存されたすべての検索定義をインポートしない場合、ターゲット・アプリケーションに移動して、保存された検索の定義を個別に1つずつ選択します。ソース・システムを初めて初期化した場合、増分の保存された検索の定義もターゲット・アプリケーションに追加できます。

    詳細は、Oracle NetSuiteデータ・ソースの作成およびOracle NetSuiteアプリケーションの登録を参照してください。

    Oracle NetSuiteアプリケーションの更新の詳細は、Oracle NetSuiteアプリケーションの更新を参照してください。

  4. オプション: 保存された検索内の列をディメンションにマップします。

  5. EPM Cloudアプリケーションをターゲット・アプリケーションとして定義します。

    詳細は、次を参照してください: EPM Cloudアプリケーションの登録

  6. 保存された検索の列をターゲットEPM Cloudアプリケーション・ディメンションのディメンションにマップするために、インポート・フォーマットを定義します。

    詳細は、次を参照してください: ディメンションのマッピング

  7. Oracle NetSuiteを指定するドリルURLを定義します。

    詳細は、次を参照してください: Oracle NetSuiteへのドリル・スルー

  8. 初期化プロセスの完了後は、ターゲット・アプリケーションを追加するときに、保存された検索を選択できます。Oracle NetSuiteまたはデータセットをデータ・ソースとして選択すると、選択したOracle NetSuiteソースからの保存された検索のリストが表示されます。

    「アプリケーション・フィルタ」タブでソース・フィルタ基準を提供することもできます。これらのソース・フィルタは、Oracle NetSuiteの「基準」と同じであり、Oracle NetSuiteの保存された検索からのデータをフィルタします。
  9. カレンダ・マッピングのセクションで、Oracle NetSuite期間をEPM Cloud期間にマップするためのソース・マッピング・エントリを定義します。

  10. 統合を作成し、Oracle NetSuiteのデータ・ソースをソース・アプリケーションとして、EPM Cloudアプリケーションをターゲット・アプリケーションとして指定します。

    詳細は、次を参照してください: 直接統合の作成

  11. 期間マッピングを定義します。使用可能なオプションは、明示期間マッピングとデフォルト期間マッピングです

    Oracle NetSuite統合で使用可能な期間マッピングの詳細は、Oracle NetSuiteでの期間の管理を参照してください。

  12. Oracle NetSuiteのデータ・ソースとEPM Cloudターゲット・アプリケーションの間のメンバー・マッピングをマップします。

  13. Oracle NetSuiteのフィルタおよびオプションを適用します。

    詳細は、次を参照してください: Oracle NetSuiteアプリケーション・フィルタの適用

  14. Oracle NetSuiteのデータ・ソースとEPM Cloudターゲット・アプリケーションの間の統合を実行します。

    これにより、データがOracle NetSuiteインスタンスからデータ統合に取得され、データがマップされ、結果がワークベンチに表示されます。マッピングがエラーなしで成功すると、データはターゲット・アプリケーションにロードされます。

    詳細は、次を参照してください: 統合の実行