ラベル割当ワークフロー・キャンバス
ラベル割当ワークフロー・キャンバスは、ラベルをコンタクトに割り当てるための自動プログラムを作成する場所です。構成されたプログラムは、データベースからコンタクトを読み取り、それらのコンタクトを様々な基準でフィルタして、ラベルを適用することによって編成します。
注意: このプログラム・キャンバスは標準のコンタクト・プログラム・キャンバスと似ていますが、別のものになります。
ラベル割当ワークフロー・キャンバスでは、次の機能がサポートされます。
- コンタクト・レベルのセキュリティ : ラベルベースのアプローチにより、コンタクト・データの明示的な共有アクセスがサポートされます。ラベル(およびそれらの組合せ)によって、適切なユーザーのみが適切なコンタクト・データに対するアクセス権を持つことが確実になります。
- 複数のデータ・ソース: リスナー・ステップを使用して新しいコンタクトをリアルタイムで自動的に処理したり、セグメントを使用してデータベース内の古いコンタクトを定期的に処理することで、適切なラベルを確実に適用できます。
- 一元化されたワークフロー構築: キャンバスで、直接的かつシームレスに、プログラム・ステップを追加、削除または再配置できます。ワークフローの外部にナビゲートする必要なく、プログラム・ステップをすばやく構成してリンクできます。
プログラム・ステップ: プログラムの基本要素
プログラムはすべて、次の3つのタイプのプログラム・ステップで構成されます。
- データ・ソース: 指定したソースからプログラムにコンタクトをプルし、プログラム・パスに沿って次のステップに送信します。複数のデータ・ソースを同じ後続ステップに接続できます。
- 決定: コンタクト・フィールドまたはカスタム・オブジェクト・フィールドに基づいて、あるいは共有リストまたはフィルタに基づいて受信コンタクトをフィルタします。コンタクトは、フィルタ基準を満たすかどうかに応じて、「はい」パスまたは「いいえ」パスを介してルーティングされます。
- 処理: ステップを通過するすべてのコンタクトに対する処理を定義します。たとえば、すべてのコンタクトにラベルを割り当てたり、コンタクトからすべてのラベルを消去したり、コンタクトを他のプログラムまたはキャンペーンに送信することができます。
各ステップには独自の構成ニーズがあります。「すべてのラベルの消去」のように、非常に単純なステップもあれば、なんらかの構成が必要なものもあります。各ステップの詳細は、「ラベル割当ワークフロー・キャンバスのプログラム・ステップ」を参照してください。
プログラム構造の例
最も基本的なレベルでは、プログラムには、1つのパスで接続された1つのデータ・ソースと1つの処理が必要です。たとえば、非常に簡単なプログラムには、コンタクトのセグメントをデータ・ソースとして含め、指定したラベルを割り当てるという処理を含めることができます。この場合、「セグメント・メンバー」ステップのすべてのコンタクトがプログラム・パスに沿って送信され、「ラベルの割当」処理ステップに到達すると、ラベルを割り当てられます。
一方、複数のデータ・ソースと決定ステップを使用することで、様々な複雑度のプログラムを構築できます。他のプログラムやキャンペーンにコンタクトを送信することもできますが、一般的に、最初は主にラベル割当を目的としてプログラムを設計することをお薦めします。
1つのプログラムの同じプログラム・パスに、複数のデータ・ソース・ステップと複数の処理ステップを含めることができます。また、1つのプログラムに、独自の始点と終点を持つ複数のプログラム・パスを含めることもできます。
ラベルベース・プログラムは、製品への関心、地理的な場所またはコンタクトの機密性の区分など、様々なシナリオに役立ちます。通常どおり、最初は非常に簡単に動作するようにラベル構造を計画し、その後、必要に応じてプログラムを編集することをお薦めします。
注意: 別の方法として、プログラム・ビルダーを使用してラベルをコンタクトに割り当てることもできます。ただし、プログラムを設定する時間が短く、より用途の広いデータ管理オプションを備えたラベル割当ワークフロー・キャンバスを使用することをお薦めします。
タスク
ワークフロー・キャンバスを使用したラベル割当プログラムの作成