サービス・オーダー管理ダッシュボードの構成

この項では、「サービス・オーダー操作ダッシュボード」および「サービス・オーダー・トレンド・ダッシュボード」の構成プロセスについて説明します。

この機能の詳細は、『ビジネス・ユーザー・ガイド』「サービス・オーダー操作ダッシュボードの使用」および「サービス・オーダー・トレンド・ダッシュボードの使用」の項を参照してください。

「サービス・オーダー操作ダッシュボード」および「サービス・オーダー・トレンド・ダッシュボード」の構成には、次のものが含まれます。

活動タイプの構成

次のペイロード統計活動タイプを構成します。

  • 活動統計総計作成者

次の手順を使用して、この活動タイプを作成します。

  1. 「管理」「通信」「活動タイプ」の順に選択します。「活動タイプ」ポータルおよび「活動タイプ・リスト」ゾーンが開きます。

  2. 「活動タイプ・リスト」ゾーンで「活動統計総計作成者」活動タイプの「追加/編集」アイコンをクリックします。

  3. 次を指定します。
    • フィールド活動統計用総計の作成: Yes

    • コマンド活動統計用総計の作成: Yes

    • 活動-要求サービス・プロバイダ: サービス要求を送信する外部システム

    • 例外処理: 「作業予定タイプ」「作業予定役割」および実装に適したその他の値。

  4. 「保存」をクリックします。

詳細は、「活動タイプの構成」を参照してください。

計量コンポーネント・タイプの構成

実装のサービス・タイプごとに、次の計量コンポーネント・タイプを構成します。 

  • 活動処理累計総計

  • 活動経過期間スナップショット総計

  • 活動処理スナップショット総計

  • 活動処理導出スナップショット総計

次の表は、デモンストレーション・データベースの「電気」サービス・タイプに基づくこれらの計量コンポーネント・タイプの詳細を示しています。

サブ総計計量コンポーネント・タイプ:

フィールド

活動処理スナップショット総計

活動処理導出スナップショット総計

計量コンポーネント・タイプ

ACT_​PROC_​SNAP_​AGG

ACT_​PROC_​DER_​SNAP_​AGG

摘要

活動処理スナップショット総計

活動処理導出スナップショット総計

計量コンポーネント・タイプ・ビジネス・オブジェクト

活動統計サブ総計タイプ

活動統計サブ総計タイプ

計量コンポーネントBO

活動処理スナップショット総計

活動導出スナップショット総計

測定ビジネス・オブジェクト

測定

測定

サービス・タイプ

電気

電気

インターバル・サイズ

24:00:00

24:00:00

フォールバック・タイムゾーン

米国東部時間

米国東部時間

消費/差引

消費

消費

活動総計タイプ

活動処理スナップショット

活動処理導出スナップショット

集計

集計範囲: 7

集計タイムラグ: 2

集計締め時間: 12:00:00

集計範囲: 7

集計タイムラグ: 1

集計締め時間: 12:00:00

値識別子

値識別子タイプ

概略

単位

測定

作成済 

件数

値01

完了

件数

値02

エラー

件数

値03

破棄済

件数

値識別子タイプ

概略

単位

測定

合計

件数

値10

破棄済

件数

値01

完了

件数

値02

エラー合計

件数

値03

フィールドでのエラー

件数

値04

コマンドでのエラー

件数

値05

オーケストレータでのエラー

件数

値06

進行中の合計

件数

値07

フィールドで進行中

件数

値08

コマンドで進行中

件数

値09

オーケストレータで進行中

件数

サブ総計タイプ

該当なし

該当なし

表示構成

チャート・データの表示時間: 480

デフォルト測定条件: 通常

チャート・データの表示時間: 480

デフォルト測定条件: 通常

マスター総計計量コンポーネント・タイプ:

フィールド

活動処理累計総計

活動経過期間スナップショット総計

計量コンポーネント・タイプ

ACT_​PROC_​ACC_​AGG

ACT_​AGN_​SNAP_​AGG

摘要

活動処理累計総計

活動経過期間スナップショット総計

計量コンポーネント・タイプ・ビジネス・オブジェクト

活動統計マスター総計タイプ

活動統計マスター総計タイプ

計量コンポーネントBO

活動処理累計総計

活動経過期間スナップショット総計

測定ビジネス・オブジェクト

測定

測定

サービス・タイプ

電気

電気

インターバル・サイズ

24:00:00

24:00:00

フォールバック・タイムゾーン

米国東部時間

米国東部時間

消費/差引

消費

消費

活動総計タイプ

活動処理

活動経過期間スナップショット

集計

集計範囲: 5

集計タイムラグ: 2

集計締め時間: 12:00:00

集計範囲: 5

集計タイムラグ: 2

集計締め時間: 12:00:00

値識別子

値識別子タイプ

概略

単位

測定

活動数

件数

値10

破棄数

件数

値01

完了数

件数

値02

エラー件数

件数

値03

フィールドでのエラー

件数

値04

コマンドでのエラー

件数

値05

オーケストレータでのエラー

件数

値06

進行中の件数

件数

値07

フィールドで進行中

件数

値08

コマンドで進行中

件数

値09

オーケストレータで進行中

件数

値識別子タイプ

概略

単位

測定

平均完了時間

件数

値01

許容範囲内で完了

件数

値02

12-19時間遅延

件数

値03

20-27時間遅延

件数

値04

28時間以上遅延

件数

サブ総計タイプ

活動総計タイプ

計量コンポーネント・タイプ

活動処理導出スナップショット

活動処理導出スナップショット総計

活動処理スナップショット

活動処理スナップショット総計

該当なし

表示構成

チャート・データの表示時間: 720

デフォルト測定条件: 通常

チャート・データの表示時間: 480

デフォルト測定条件: 通常

活動総計計量コンポーネントの作成

前述の説明で作成した各計量コンポーネント・タイプについて取得する活動タイプごとに、活動総計計量コンポーネントを作成します。たとえば、前述の計量コンポーネント・タイプの要求オーケストレーション活動タイプ(「使用可能サービス」、「サービスの無効化」など)の統計を取得する場合は、次のように合計24個の計量コンポーネントを作成します。

計量コンポーネント・タイプ

集計ディメンション — 活動タイプ

集計ディメンション — サービス・タイプ

活動処理累計総計

連続オーケストレータ

電気

活動経過期間スナップショット総計

連続オーケストレータ

電気

活動処理スナップショット総計

連続オーケストレータ

電気

活動処理導出スナップショット総計

連続オーケストレータ

電気

活動処理累計総計

未払による停止オーケストレータ

電気

活動経過期間スナップショット総計

未払による停止オーケストレータ

電気

活動処理スナップショット総計

未払による停止オーケストレータ

電気

活動処理導出スナップショット総計

未払による停止オーケストレータ

電気

活動処理累計総計

サービスの無効化

電気

活動経過期間スナップショット総計

サービスの無効化

電気

活動処理スナップショット総計

サービスの無効化

電気

活動処理導出スナップショット総計

サービスの無効化

電気

活動処理累計総計

使用可能サービス

電気

活動経過期間スナップショット総計

使用可能サービス

電気

活動処理スナップショット総計

使用可能サービス

電気

活動処理導出スナップショット総計

使用可能サービス

電気

活動処理累計総計

メーターの交換

電気

活動経過期間スナップショット総計

メーターの交換

電気

活動処理スナップショット総計

メーターの交換

電気

活動処理導出スナップショット総計

メーターの交換

電気

活動処理累計総計

支払によるサービスの再接続オーケストレータ

電気

活動経過期間スナップショット総計

支払によるサービスの再接続オーケストレータ

電気

活動処理スナップショット総計

支払によるサービスの再接続オーケストレータ

電気

活動処理導出スナップショット総計

支払によるサービスの再接続オーケストレータ

電気

スマート・メーター・コマンドまたはフィールド・タスク・タイプの統計も取得する場合は、各計量コンポーネント・タイプについて個々のコマンドまたはフィールド・タスク・タイプごとに活動総計計量コンポーネントを作成する必要があります。

複数の開始システム(顧客情報システムやネットワーク管理システムなど)からサービス・オーダー活動を作成する場合は、開始システムごとに活動総計計量コンポーネントの個別のセットを作成する必要があります。

サービス・オーダー管理マスター構成の構成

マスター構成ポータルには、「管理」「全般」「マスター構成」の順に選択してアクセスできます。

「サービス・オーダー管理マスター構成」を選択します。 

最初に、構成するレコードの横の「追加」ボタンを使用します。レコードがすでに追加されている場合は、かわりに「編集」ボタンをクリックします。埋込みヘルプを使用すると、各構成フィールドの意味を確認できます。

各計量コンポーネント・タイプの活動の作成

前述の説明で作成した計量コンポーネント・タイプごとに活動を作成します。前述の例(デモンストレーション・データベースから)に基づいて、サービス・タイプごとに次の各計量コンポーネント・タイプの活動を作成します。
  • 活動処理累計総計

  • 活動経過期間スナップショット総計

  • 活動処理スナップショット総計

  • 活動処理導出スナップショット総計

たとえば、「電気」サービス・タイプと「上水」サービス・タイプの両方に計量コンポーネント・タイプを構成した場合、8つの活動(前述の各タイプのうち2つ)を作成します。

次の手順を使用して、これらの活動を作成します。

  1. 「メニュー」「通信」「活動」「追加」の順に選択します。「タイプの選択」ページが開きます。

  2. 「活動タイプ」ドロップダウン・リストから「活動統計総計作成者」を選択し、「OK」をクリックします。「活動統計総計作成者」ページが開きます。

  3. 「総計計量コンポーネント・タイプ」ドロップダウン・リストから適切な計量コンポーネント・タイプを選択します。 

  4. 「サービス・タイプ」ドロップダウン・リストから適切なサービス・タイプ(「電気」、「上水」など)を選択します。 

  5. 「保存」をクリックします。

活動の作成および保守の詳細は、『ビジネス・ユーザー・ガイド』「活動の保守」を参照してください。

集計およびバッチ処理

サービス・オーダー管理ダッシュボードは集計データに基づいており、毎日リフレッシュされるように構成されています。ダッシュボードで使用されるデータをリフレッシュするには、次の集計およびバッチ・プロセスを毎日順番に処理する必要があります。

ディメンション・スキャン

  • D1-ADS (集計ディメンション・スキャナ・モニター): 「活動統計総計作成者」活動(前述の説明で作成)を「スキャン」状態に遷移するために使用され、ディメンションの組合せごとに各計量コンポーネント・タイプに基づいて総計計量コンポーネントがチェックされます。必要に応じて、このプロセスにより追加の総計計量コンポーネントが作成されます。

このバッチ・プロセスを実行するときには、次のパラメータを使用します。

  • 計量コンポーネントMO (maintenanceObject): D1-ACTIVITY

  • バッチ・コードによる制限(isRestrictedByBatchCode): true

  • ビジネス・オブジェクトに限定(restrictToBusinessObject): D1-ActivityStatsAggtorCreator

  • ステータス・コードによる制限(restrictToBOStatus): ACTIVE

注意: ディメンション・スキャンは、「活動」ポータルの個々の活動で「スキャン」をクリックして手動で実行することもできます。

集計

  • D1-ACTAG (活動統計集計モニター): サービス・オーダー管理ダッシュボードに表示される活動データを(総計計量コンポーネントを介して)集計するために使用されます。

このバッチ・プロセスを実行するときには、次のパラメータを使用します。

  • バッチ・コードによる制限(isRestrictedByBatchCode): true

  • ビジネス・オブジェクトに限定(restrictToBusinessObject): 総計計量コンポーネント・ビジネス・オブジェクト(前に構成した計量コンポーネント・タイプに基づく)。

    • D1-ActivityAgingSnapAggtor (活動経過期間スナップショット総計)

    • D1-ActivityProcsAggregator (活動処理累計総計)

    • D1-ActivityProcDerivedSnapAgg (活動導出スナップショット総計)

    • D1-ActivityProcSnapAggtor (活動処理スナップショット総計)

  • ステータス・コードによる制限(restrictToBOStatus): ACTIVE

  • 上書き最大エラー数(maxErrors): 1000

注意: 集計は、「活動統計」ダッシュボード・ゾーンの「統計の更新」をクリックして手動で実行することもできます。