スカラー推定

このルールでは、同じ計量コンポーネントの履歴データを使用して、スカラー初期測定の推定値が導出されます。VEEルール構成パラメータに応じて、ルーチンにより、1か月前からの履歴データが使用され、次に1年前からのデータが使用されます(またはその逆)。最初の履歴期間のデータが使用できることがわかった場合、2番目の履歴期間は評価されません。履歴データが推定で使用するのに適しているかどうかは、ルール・パラメータと後述のアルゴリズム・パラメータの組合せを介して構成されます。

高品質でない最終測定に含まれる期間の部分が長すぎる場合、ルールでは、履歴期間からの消費量が使用不可として拒否されます。VEEルールに構成された履歴期間の受入れ可能なシステム推定パーセントを評価する際、パラメータ値の最初のペアが使用されます。推定値が計算されると、ルーチンは検針に復帰します(これは乗数の取消を含み、計量コンポーネントが差引の場合は、結果が前の検針に追加されます)。

暫定の上限/下限もこのルールに構成できます。

注意:

このルールのロジックの追加詳細は、D2-SCALARESTアルゴリズム・タイプの詳細摘要を参照してください。

特定の構成フィールドの意味については、ルールを追加または編集する際の画面にある埋込みヘルプを参照してください。

ビジネス・オブジェクト

D2-ScalarEstimation