スカラー日割

このルールは、2つの有効なスカラー検針があるスカラー検針の値を境界としていずれかの側に日割します。

スカラー計量コンポーネントに関連するインターバル計量コンポーネントがあり、「関連する最小測定条件」が定義されている場合、アルゴリズムは日割実行時に、「関連する最小測定条件」で定義されている最小条件品質を満たす日割期間中のインターバルを考慮に入れます。これは、日割されるスカラー推定と既存のインターバル測定との同期を保つためです。このために、アルゴリズムは、関連するインターバル計量コンポーネントの適格な測定によって日割される合計期間と合計数量を増やします。たとえば、次のシナリオを考えてみます。
  • スカラー日割が01/01 12:00 AMから01/02 12:00 AM (24時間)のスカラー初期測定データに対して実行中です。
  • 後続の測定の対象は150 kWhで、その測定日時は01/04 12:00 AM (72時間)です。
  • 関連するインターバル計量コンポーネントには、01/03 12:00 AMから01/04 12:00 AMまで合計100 kWh (24時間)の測定があります。

したがって、01/01 12:00 AMから01/02 12:00 AMまでのスカラー初期測定データの計算の結果は、25 kWhになります。インターバル測定の対象が合計72時間150 kWhのうちの24時間であるため、残された50 kWhを残りの48時間で分割することになります。これにより、残りは、01/01 12:00 AMから01/02 12:00 AMまでに25 kWh、01/02 12:00 AMから01/03 12:00 AMまでに25 kWhとなります。

注意:

このルールのロジックの追加詳細は、D2-SCLRPRORTアルゴリズム・タイプの詳細摘要を参照してください。

特定の構成フィールドの意味については、ルールを追加または編集する際の画面にある埋込みヘルプを参照してください。

ビジネス・オブジェクト

D2-ScalarProration