BPELプロセスのカスタマイズ

この項では、カスタムXSL変換の使用やプロセスに関連する手順の追加/編集など、Oracle Utilities Smart Grid Gateway Adapter Development Kitで提供されているBPELサンプル・プロセスを特定のビジネス要件を満たすようにカスタマイズできる方法の概要を示します。

カスタムXSLファイルの使用

このプロセスでは、XSLファイルを参照して、ヘッドエンド・システムにメッセージを送信する場合にはOracle Utilities Smart Gird Gateway標準書式から汎用ヘッドエンド・システムで(Multispeakプロトコルに基づいて)使用される書式に、Oracle Utilities Smart Gird Gatewayにメッセージを返信する場合にはヘッドエンド・システム書式からOracle Utilities Smart Gird Gateway標準書式に、メッセージを変換します。これらのXSLファイル参照は、ヘッドエンド・システムで使用される書式間でメッセージを変換するカスタムXSLファイルに変更できます。BPELプロセス内でのXSLファイルの参照の詳細は、Oracle BPELおよびOracle JDeveloperのドキュメントを参照してください。

プロセスに対する変更

変換のためにカスタムXSLファイルを参照する以外に、実装に固有のビジネス要件を満たすようにプロセスに手順を追加したり、既存の手順にその他の変更を加えることもできます。BPELプロセス内での手順の追加または変更(あるいはその両方)の詳細は、Oracle BPELおよびOracle JDeveloperのドキュメントを参照してください。

注意: 特定のAMIベンダーおよびヘッドエンド・システムのこのプロセスに加えるすべての変更は、特定のコマンド(リモート接続など)に必要な要求/応答のトランザクションの構成など、ヘッドエンド・システム/AMIベンダーのビジネス・プロセスに基づいてモデル化する必要があります。