構成ファイルの編集
この項では、実装で使用されるアプリケーション・サーバーが相互に通信し、ヘッドエンド・システムの特性をサポートするために、様々な構成ファイルとビルド・ファイルに加える必要がある変更の概要を示します。これらのファイルは、プロセスのパッケージ化およびデプロイでも使用されます。
サーバー定義
アダプタが適切に動作するには、アダプタで使用されるコンポーネントを実行するアプリケーション・サーバーが相互に通信できるよう、次のように設定する必要があります。
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Oracle Utilities Smart Grid Gatewayアプリケーション・サーバーとSOA Suiteアプリケーション・サーバーの間で、メッセージを送受信できる必要があります。
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SOA Suiteアプリケーション・サーバーとヘッドエンド・システム・アプリケーション・サーバーおよびOracle Utilities Smart Grid Gatewayアプリケーション・サーバーの間で、メッセージを送受信できる必要があります
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ヘッドエンド・システム・アプリケーション・サーバーとSOA Suiteアプリケーション・サーバーの間で、メッセージを送受信できる必要があります。
それぞれについて置換する必要があるサーバーおよびトークンのタイプは、次のとおりです。さらに、変更する必要がある特定の構成ファイルと、変更する必要がある各ファイル内の場所も示します。ポートがリストされていますが、インストールのタイプによっては不要な場合があることに注意してください。また、SOAサーバーで使用されるパーティション名が定義されている必要があることにも注意してください。
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SOAサーバー: これは、SOA Suiteコンポーネント(Oracle Service Bus (OSB)やOracle Business Process Execution Language (BPEL)など)を実行しているアプリケーション・サーバーです。SOAサーバーは、次のトークンを使用して参照されます。
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{SOA_HOST}: SOAサーバーがインストールされているサーバー
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{SOA_PORT_NUMBER}: SOAサーバーによって使用されるポート
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{SOA_PARTITION_DG}: SOAサーバーによって使用されるパーティション。Oracle Utilities Smart Grid Gatewayで使用される様々なアダプタ用に、様々なパーティションが存在します。
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XAI (OUAF)サーバー: これは、Oracle Utilities Smart Grid Gateway (Oracle Utilities Application FrameworkやOUAFなど)のソフトウェア(インバウンド/アウトバウンドのメッセージ・コンポーネントを含む)を実行しているアプリケーション・サーバーです。このサーバーは、次のトークンを使用して参照されます。
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{WEB_WLHOST}: Oracle Utilities Smart Grid Gatewayおよびメッセージ・コンポーネントがインストールされているサーバー
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{WEB_WLPORT}: Oracle Utilities Smart Grid Gatewayアプリケーションによって使用されるポート
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{WEB_CONTEXT_ROOT}: Oracle Utilities Smart Grid GatewayインバウンドWebサービスのルート・ディレクトリ
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AMIヘッドエンド・サーバー: これは、ヘッドエンド・システム・ソフトウェアを実行しているアプリケーション・サーバーです。AMIヘッドエンド・サーバーは、次のトークンを使用して参照されます。
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{Headend_MR_Server_DG}: 実際のヘッドエンド・システムのMR_Server MultiSpeak実装のURLまたは使用されているエミュレータ・テスト・ハーネスへのURL (該当する場合)。たとえば、アダプタ開発キットには、テスト目的でヘッドエンド・システムをエミュレートする場合に使用可能なsoapUI構成が含まれます。
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{Headend_CD_Server_DG}: 実際のヘッドエンド・システムのCD_Server MultiSpeak実装のURLまたは使用されているエミュレータ・テスト・ハーネスへのURL (該当する場合)。たとえば、汎用アダプタには、テスト目的でヘッドエンド・システムをエミュレートする場合に使用可能なsoapUI構成が含まれます。
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Headend_OD_Server_DG}: 実際のヘッドエンド・システムのMR_Server MultiSpeak実装のURLまたは使用されているエミュレータ・テスト・ハーネスへのURL (該当する場合)。たとえば、汎用アダプタには、テスト目的でヘッドエンド・システムをエミュレートする場合に使用可能なsoapUI構成が含まれます。
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さらに、デプロイ・フォルダ内のbuild.propertiesファイルに、WebLogic Serverの資格証明を指定する必要があります。
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{WebLogic_UserID}: WebLogic Serverへの接続に使用されるユーザーID
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{WebLogic_Password}: WebLogic Serverへの接続に使用される{WebLogic_UserID}のパスワード