インバウンド/アウトバウンド・サービス構成

インバウンド/アウトバウンド・メッセージ・ユーティリティを使用すると、XMLを使用して外部アプリケーションとの間で情報を送受信するようにシステムを構成できます。Smart Grid Gatewayのアダプタでは、1つのインバウンドWebサービスを使用して設備イベントをマップします。これは、D1アプリケーションで使用されるインバウンドWebサービスと同じものです。

インバウンドWebサービス

インバウンドWebサービスでは、応答メッセージを受信したときに起動されるインバウンド通信ビジネス・オブジェクト(またはビジネス・サービスやサービス・スクリプト)など、外部システムからメッセージを受信する方法の詳細を定義します。インバウンド通信ビジネス・オブジェクトの場合と同様に、作成する必要があるインバウンドWebサービスのセットは、システムが送信するように設計されているメッセージのタイプに基づきます。

Oracle Utilities Smart Grid Gateway Adapter Development Kitには、次のインバウンドWebサービスが含まれています。


インバウンドWebサービス	摘要
D1-BulkRequestHeader	一括要求ヘッダー
D1-BulkRequestUpdate	一括要求更新
D1-BulkResponse	一括応答
D1-DeviceEventSeeder	設備イベントのアップロードに使用されます。「設備イベント・シーダー」ビジネス・オブジェクトは、アプリケーション外およびオンラインの両方から設備イベントを追加する手段として機能します。その前処理アルゴリズムによって設備イベント・タイプが決まり、このタイプによって設備イベントを作成するために使用する必要がある設備イベント・ビジネス・オブジェクトが定義されます。設備イベント・タイプを判別できない場合は、このビジネス・オブジェクトを使用して設備イベントが作成されます。そのような設備イベントは再処理できます。再処理に成功すると、新しい設備イベントが作成されます。
D1-InitialLoadIMD	初期測定のアップロードに使用されます。 IMDSeederビジネス・オブジェクトを使用して、ヘッドエンド・システムから使用検針を受信したときにインスタンス化する初期測定ビジネス・オブジェクトのタイプが決定されます。
D1-DeviceStatusCheck	設備ステータス・チェックこのサービスは、設備ステータス・チェック・コマンドをインスタンス化するために統合レイヤーによって起動されます。
D1-InitialLoadIMD	IMDのインスタンス化のためにOSBによって使用このインバウンドWebサービスは、着信インターバル使用向けのIMDを汎用フォーマットでインスタンス化するために、OSBによって使用されます。
D1-RemoteConnect	リモート接続このサービスは、リモート接続コマンドをインスタンス化するために統合レイヤーによって起動されます。
D1-RemoteDisconnect	リモート切断このサービスは、リモート切断コマンドをインスタンス化するために統合レイヤーによって起動されます。
DG-ConDisconStChgNotification	接続/切断応答の開始。接続/切断の開始コマンドから非同期応答を取得します。
DG-OutageDetectionEventNotification	供給中止検出の開始応答供給中止検出イベント通知の開始コマンドから応答を取得します。
DG-ReadingChangedNotification	検針変更済通知設備検針が変更されたことを示す通知です。

メッセージ・センダー

メッセージ・センダーでは、外部システムにメッセージを送信する方法の詳細が定義されます。アウトバウンド通信ビジネス・オブジェクトとアウトバウンド・メッセージ・タイプの場合と同様に、作成する必要がある一連のメッセージ・センダーは、システムが受け入れるように設計されているメッセージのタイプに基づきます。

Oracle Utilities Smart Grid Gateway Adapter Development Kitには、次のメッセージ・センダーが含まれています。


メッセージ・センダー	摘要
DG-COMM	汎用アダプタ・コミッション
DG-DCOMM	汎用アダプタ・デコミッション
DG-INTOUDET	汎用アダプタ: 供給中止検出の開始要求
DG-XAISender	コミッション/デコミッション・センダー