エクスポートのライフサイクル

次の図に、移行データ・セット・エクスポート(データ・セット)のライフサイクルを示します。

移行データ・セット・エクスポートのライフサイクル

次に、ライフサイクルを説明します。

  • データ・セットは「保留」ステータスで作成されます。

  • ユーザーは、保留データ・セットを一時的に取り消して、処理されないようにできます。ユーザーは、後で必要に応じて「保留」状態に戻すことができます。

  • レコードは、そのモニター・バッチ・ジョブが発行されるまでは「保留」のままです。移行データ・セット・エクスポート・モニター(F1-MGDPR)では、保留レコードを選択して、「データの設定」に遷移します。詳細は、「バッチ・ジョブの実行」を参照してください。

  • 「データの設定」は一時的状態であり、オブジェクトを判別してエクスポートに組み込み、関連するオブジェクトをトランザクションにグループ化する作業を行うアルゴリズムが含まれます。すべて正常に実行されると、エクスポート・ファイルが適切なファイルの場所に書き込まれ、レコードが「エクスポート済」に遷移します。エラーが検出された場合、プロセスは停止し、レコードは「エラー」に遷移します。

  • レコードがエラー状態で、そのエラーが修正可能な場合、レコードは再試行のために再び「保留」に遷移することがあります。

プロセスが「エクスポート済」としてマークされた場合は、そのエクスポート・ファイルをターゲット・システムにインポートできます。

注意: エクスポート・プロセスによって作成されるファイルは、スタンドアロン・ファイルとして使用できるという利点があります。このファイルは監査目的でバージョン管理システムに保管したり、インポート目的で他のユーザーに提供できます。
注意: エクスポートしたデータ・ファイルは決して手動で編集しないでください。これを行うと、ファイル・コンテンツがターゲット環境に適用されたときに、データ破損が発生する可能性があります。
注意: エクスポート機能は、移行データ・セット・エクスポート(F1-MigrDataSetExport)ビジネス・オブジェクトを使用する場合にサポートされます。実装では提供されている基本のビジネス・オブジェクトとそのロジックが使用され、コンテンツ移行アシスタントのエクスポート・プロセス用にカスタム・ビジネス・オブジェクトを実装しないことが想定されます。