移行のインポートおよび適用

インポート・プロセスは、インポート、比較、承認および適用という4つの一般的なステップに分かれています。次に、ステップの概要を示します。

  • インポート。この最初のステップでは、ファイルをインポートし、適切な移行インポート・レコードをターゲット環境で作成して、後続のステップを容易にします。

  • 比較。比較ステップでは、インポート・ファイル内の各オブジェクトを確認し、インポート内のオブジェクトをターゲット環境の同等のレコードと比較します。比較ステップによって、変更のないオブジェクト、新規のオブジェクト(および、それらを挿入するための適切なSQL)および変更されたオブジェクト(および、それらを更新するための適切なSQL)が示されます。インポート時のユーザー構成に基づいて、インポートに適格なオブジェクトは、確認が必要な状態になる場合や、事前承認される場合があります。

  • 承認。比較が完了すると、ユーザーは結果を確認する必要があります。確認用にマークされたレコードがある場合があります。インポートを進める前に、これらのすべてのレコードを承認または拒否する必要があります。ユーザーは、承認された特定のオブジェクトの個々のSQL文を抑制できます。ユーザーにとって比較の結果が適切であり、確認を完了すると、インポートは適用ステップに進むようにマークされます。オプションで、移行インポートは自動的に適用されるように構成できます。

  • 適用。これは最後のステップであり、ターゲット環境のレコードが追加または更新されるステップです。データが高ボリュームになる可能性や、レコード間に依存関係がある可能性があるため、このステップでは2つのレベルでのレコードの適用がサポートされています。オブジェクト・レベルでの適用ステップおよびトランザクション・レベルでの適用ステップがあります。詳細は、次に説明します。