承認ステップ
比較が完了し、データ・セットが「承認待ち」状態に遷移すると、ユーザーはデータ・セットを「オブジェクトの適用」に進めて適用ステップをトリガーする必要があります。次に、承認ステップでユーザーが実行できる手順を説明します。
-
追加および変更のデフォルト状態に対するデータ・セット構成が「承認済」に設定された場合、適用ステップに対して適格と決定されている移行オブジェクトは「承認済」状態になります。この状況では、ユーザーはデータ・セットとそのトランザクションおよびオブジェクトを確認し、結果が適切であることを検証する場合があります。そのときに、ユーザーは必要に応じてオブジェクトを「レビュー要」または「拒否済」に移動できます。
-
追加および変更のデフォルト状態に対するデータ・セット構成が、いずれかのオプションで「レビュー要」に設定された場合、「レビュー要」状態の各移行オブジェクトを確認する必要があり、ユーザーは適用ステップに移動する前に各オブジェクトを拒否または承認する必要があります。
-
追加および変更のデフォルト状態に対するデータ・セット構成が、いずれかのオプションで「拒否済」に設定された場合、拒否済のレコードは確認する必要がないという想定になります。ただし、拒否済にする必要がない拒否済のレコードをユーザーが見つけた場合は、必要に応じて「承認済」(または「レビュー要」)に遷移させることができます。
ユーザーは、抑制する移行オブジェクト内の1つ以上のSQLをマークできます。この場合、移行オブジェクトが承認されると、「抑制済」としてマークされていないSQLのみが適用されます。このオプションは、子レコードが多いレコードをインポートする場合に役立ちます。ユーザーが子レコードのサブセットのみを含める場合があります。これは、含めない子レコードを抑制することによって行うことができます。
ユーザーがデータ・セットの結果を適切と判断し、「レビュー要」状態のオブジェクトがなくなったら、ユーザーはレコードを「オブジェクトの適用」に遷移させる必要があります。これにより、適用ステップが開始されます。
または、インポート・レコードの作成時に「自動的に適用」フラグが「Yes」に設定された場合、インポート・データ・セットは「承認待ち」から「オブジェクトの適用」に進行します。詳細は、「インポート・プロセス要約」を参照してください。