ステージング表へのレガシー・データのロード

この項では、システムのステージング表へのレガシー・データのマッピングおよびロードについて概要を説明します。

一括ロード・ユーティリティ

クラウドのインストール環境でない場合、レガシー・アプリケーションからロードするには、好きな方法を使用できます。しかし、ステージング表をロードするメカニズムとして(insert文を使用するのではなく)データベースの一括ロード・ユーティリティを調査することをお薦めします。さらに、これらの表を移入する前にこれらの表の索引を無効にし、移入した後に索引を有効にすることを強くお薦めします。

注意: クラウドのインストール環境では、データベース関連の変換タスクをサポートするために用意されている様々なツールの詳細について、「クラウド実装のデータ変換サポート」を参照してください。

キーの移入

ステージング・データベース内の一部の表には、システムに割り当てられたランダム番号であるキーがあります。これらのキーを移入するとき、特別な考慮事項があります。これらの表に適切に移入する方法は、「キーに関する注意事項」を参照してください。システムに割り当てられたランダム番号を持たない表は、親の主キーと1つ以上の追加フィールドを連結したキーを保持します。

特性表の移入

オブジェクトに関するその他の情報を取得するために使用される特性表を含む多数のメンテナンス・オブジェクトがあります。これらの表のほとんどに、「検索特性値」と呼ばれる特性値によって検索する際に使用される索引付きの列が含まれています。変換の際、特性の種類に基づいて、この列は次のように移入されます。
  • 事前定義済。 検索特性値に特性値列のコンテンツを大文字に変換して移入します。
  • アドホック。検索特性値にアドホック特性値列の最初の50バイトを大文字に変換して移入します。
  • 外部キー。 各外部キーの特性値列を最大50バイトまで連結することで検索特性値を移入します。