作業予定ダッシュボード

このポータルには、様々な基準に基づいてオープンおよび作業中の作業予定登録の概要が表示されます。監督者および監督者以外の作業予定ユーザーの両方によって使用されることを目的としています。実装では、必要に応じてこのポータルに追加のゾーンを導入できます。

注意: 結果は役割によって制限されます。監督者の場合、グラフでは、監督者がメンバーになっている役割に割り当てられている作業予定登録が対象となります。監督者以外の場合、グラフでは、ユーザーがメンバーになっている役割に割り当てられているオープン作業予定登録、または現在ユーザーに割り当てられている登録が対象となります。役割の詳細は、「作業予定登録による役割の参照」を参照してください。

このポータルにナビゲートするには、「メニュー」 > 「作業予定」 > 「作業予定ダッシュボード」の順に選択します。

次の各ゾーンは、ポータルの「メイン」タブ・ページの一部として表示されることがあります

役割別の作業予定登録。このゾーンでは、作業予定登録が、現在割り当てられている役割別に要約されます。
ステータス別の作業予定登録。このゾーンでは、作業予定登録が現在のステータス別に要約されます。
優先度別の作業予定登録。このゾーンでは、作業予定登録が優先度別に要約されます。
期間別作業予定登録。このゾーンでは、現在のユーザーに定義されている期間範囲に基づいて、作業予定登録が期間別に要約されます。
タイプ別作業予定登録。このゾーンでは、作業予定登録が作業予定タイプ別に要約されます。

これらのゾーンのいずれかで特定のデータ・スライスを選択すると、その値がポータルのその他のゾーンにブロードキャストされるため、それに応じてデータをフィルタできます。このゾーンによって設定されたフィルタを再設定するには、各ゾーンで「再設定」処理を使用します。

次のゾーンはポータルの「詳細」タブ・ページの一部として表示されます

作業予定詳細。このゾーンには、様々な基準に一致する作業予定登録がリストされ、ユーザーはそのリストを操作および管理できます。

作業予定詳細

このゾーンでは、登録の様々な属性を使用して未クローズの作業予定登録を検索することや、選択した登録に対して処理を実行することができます。

注意: 結果は役割によって制限されます。監督者の場合、この検索では、検索基準を満たし、監督者がメンバーになっている役割にある作業予定登録が返されます。監督者以外の場合、検索では、検索基準を満たし、ユーザーがメンバーになっている役割にあるオープン作業予定登録か、現在ユーザーに割り当てられている登録が返されます。役割の詳細は、「作業予定登録による役割の参照」を参照してください。

次の項では、このゾーンの機能を説明します。

検索フィルタ

次の表に、このゾーンでサポートされている各種のフィルタを示します。


検索フィルタ	摘要
作業予定タイプ	特定のタイプの作業予定登録に検索を制限する場合は、このフィルタを使用します。ユーザーがそのタイプに対する少なくとも1つの有効な役割のメンバーである作業予定タイプのみを選択できます。
作業予定登録のステータス	ステータスが「オープン」または「作業中」の作業予定登録に検索を制限するには、このフィルタを使用します。基礎となる問合せでは、完了済の作業予定登録が除外されることに注意してください。
経過日数	「作業予定管理」ポータルでは、このオプションはフィルタ・フィールドのペアで表されます。期間が指定の日数範囲内である作業予定登録に検索を制限する場合は、これらのフィルタを使用します。たとえば、2 - 5の値を入力すると、経過日数が2日以上5日以下である登録に検索が制限されます。「作業予定ダッシュボード」ポータルでは、このオプションによって、ユーザーに対して設定されている作業予定要約の期間範囲がリストされます。特定の期間範囲を選択して、期間が指定の日数範囲内である作業予定登録に検索を制限します。
割当先ユーザー	特定のユーザーに割り当てられた作業予定登録に検索を制限する場合は、このフィルタを使用します。このフィルタは、現在のユーザーに作業予定監督者アクセス権がある場合のみ表示されます。
優先度	特定の優先度の作業予定登録に検索を制限する場合は、このフィルタを使用します。
キー値	入力した値を含むソート・キー値がある作業予定登録に検索を制限する場合は、このフィルタを使用します。
メッセージ	特定のメッセージがある作業予定登録に検索を制限する場合は、このフィルタを使用します。このフィルタは、「作業予定タイプ」フィルタが移入された後に表示され、選択した作業予定タイプのすべてのクローズされていない作業予定登録のメッセージ・テキストのリストを表示します。
特性	特定の「特性タイプ」および値の作業予定登録に検索を制限する場合は、これらのフィルタを使用します。5個までの特性タイプおよび値のペアを入力できます。手動作業予定タイプの場合、特性タイプのリストは、作業予定タイプに定義された特性タイプに制限されます。自動作業予定タイプの場合、有効な作業予定特性タイプが作業予定タイプで構成されている場合は、それらのみが表示されます。それ以外の場合は、作業予定登録エンティティのすべての有効な特性タイプが表示されます。

結果セットの下に、表示された作業予定登録の合計数および検索基準を満たす合計数が表示されます。

注意: パフォーマンス上の理由で、検索ゾーンは、問合せによって取得される行数を制限するように構成されます。合計レコード数は、基準を満たす作業予定登録が表示できる数よりも多くあるかどうかを示します。

検索結果

ゾーンには、パラメータとしてゾーンに定義されている上限まで、検索基準を満たすすべての作業予定登録が表示されます。最初に次の列が表示されます。

「処理」列には作業ボタンが含まれています。登録のそれぞれのオブジェクトが表示されるページにドリルするには、このボタンをクリックします。この作業予定登録のメッセージ番号にスクリプトを関連付けるように作業予定タイプが構成されている場合は、それぞれのページに移動するかわりに、関連付けられたスクリプトが起動します。詳細は、「作業予定登録での作業」を参照してください。

注意: 現在の作業予定。このページから登録にドリルすると、その登録はユーザーの現在の作業予定に設定されます。詳細は、「ユーザーの現在の作業予定」を参照してください。

注意: 自動割当。オープンの登録の作業ボタンをクリックすると、登録のステータスが「作業中」に変更され、その登録は自分に割り当てられます。

注意: ワーク・リスト。この列には「ワーク・リスト」アイコンがあります。このアイコンをクリックすると、「ワーク・リスト」ダッシュボード・ゾーンに結果が移入されます。「ワーク・リスト」ゾーンの登録をクリックすると、ある登録の作業ボタンのクリック時にここに示されるすべてのロジックが実行されます。関連オブジェクトにドリルするか、スクリプトが起動されます(構成されている場合)。この作業予定が現在の作業予定になり、これが「オープン」の場合は自分に割り当てられます。
登録は、その優先度でソートされます。優先度が最も高いものが最初にリストされます。
「経過日数」は、作業予定登録が作成されてからの日数です。登録は、優先度内で最も新しいものから最も古いものへとソートされます。
「ステータス」は、作業予定登録の現在のステータスです。
「割当先ユーザー」は、作業予定登録に現在割り当てられているユーザーです。
「メッセージ」は、作業予定登録に関連付けられたメッセージです。
「関連」には、同じ外部キー特性値を持っていることに基づいて、現在の登録に潜在的に関連する登録の数が表示されます。「関連作業予定フィルタ」値が現在の登録である「作業予定検索」ページにナビゲートするには、ハイパーリンクをクリックします。
作業予定登録にコメントまたは「転送済」、「返送済」または「ユーザー詳細」タイプのログ・エントリがある場合、「ノート」に「コメント」アイコンが表示されます。作業予定登録情報、メッセージ、コメントおよびログを表示するポップアップ・ウィンドウを開くには、アイコンをクリックします。
「特性」には、登録の特性タイプおよび値が連結文字列として表示されます。
「関連エンティティ」には、この登録に関連するオブジェクトの情報が表示されます。情報文字列を使用すると、登録のそれぞれのオブジェクトが表示されるページにナビゲートできます。
「作業予定ID」は、登録のシステム生成キーです。「作業予定登録」ページにナビゲートして現在の登録を表示または保守するには、ハイパーリンクをクリックします。

ゾーン・ヘッダーの「列構成」アイコン「列構成」アイコンをクリックすると、結果に列を追加できる「列構成」領域が表示されます。追加の列には次のものがあります。

「作成日時」には、作業予定登録がシステムによって作成された日時が表示されます。
「キー1」から「キー5」には、登録の最初の5つのソート・キー値が表示されます。
「作業予定役割」には、作業予定登録の役割の摘要が表示されます。

処理

ゾーンには、選択した1つ以上の作業予定登録に対して特定の処理を実行する機能が用意されています。

グリッドに表示されているすべての登録を選択するには、結果リスト見出しのチェック・ボックスをクリックし、特定の登録を選択するには行のボックスをクリックします。次の処理を使用できます。

優先度を更新したり、選択した作業予定登録に「ユーザー詳細」ログ・エントリを追加できるポップアップ・ウィンドウを開くには、「更新」ボタンを使用します。
選択した作業予定登録にユーザーを割り当てるには、「割当」ボタンを使用します。監督者にはポップアップ・ウィンドウが表示され、そのウィンドウで監督者は、作業予定タイプの少なくとも1つの役割のメンバーであるユーザーのリストから割当先を選択できます。ユーザー検索には、各ユーザーにすでに割り当てられている作業予定登録の数に関する情報が含まれます。監督者アクセス権のないユーザーの場合、現在のユーザーが割当先であると想定され、ウィンドウは表示されません。監督者以外の場合、別のユーザーが作業中の作業予定を自分自身に割り当てることができません。
選択した作業予定登録を再オープンして割当先を削除するには、割当解除ボタンを使用します。監督者以外は、別のユーザーが作業中の作業予定を再オープンできません。
選択した作業予定登録を完了するには、「完了」ボタンを使用します。監督者および監督者以外の両方が、他のユーザーに割り当てられているものを含めて任意の作業予定登録を完了できます。