作業予定登録による役割の参照

すべての作業予定登録が役割を参照します。役割は、オープン登録に割当可能なユーザーを定義します。

作業予定登録に割当可能な許容役割は、登録の作業予定タイプで定義されます。登録を作成した後で、その役割を、登録の作業予定タイプに対して有効と定義されている役割に変更できます。

基本パッケージでは、次のように初期作業予定役割が決定されます。

  • 登録のメッセージ・カテゴリ/番号が特定の役割に再ルーティングされるかどうかが確認されます。その場合は、この役割がデフォルトとして設定されます。詳細は、「作業予定役割の調整」を参照してください。

  • 作業予定登録にリンクされたオブジェクトに関連する、役割の上書きを必要とする他の条件がある場合があります。作業予定作成前プラグインを使用して、条件ロジックをチェックし、該当する場合は役割を上書きします。

  • 前のステップのいずれかで役割が決定されず、開始プロセス(アルゴリズムまたはバックグラウンド・プロセス)によって役割が提供された場合は、その役割を使用して登録が作成されます。

  • 前述の処理の実行後に、登録に役割が設定されていない場合、その登録には、登録の作業予定タイプのデフォルト役割が割り当てられます。

    注意:

    インストール時には、初回インストール時にシステム作業予定タイプに割り当てられたF1_DFLTと呼ばれるデフォルト役割が用意されています。これにより、組織に適した作業予定役割を実装する前に、システムをテストできます。すべての作業予定タイプは、適切なビジネス志向の作業予定役割を定義した後に、その役割を使用して構成することをお薦めします。

役割の監督者

ほとんどの組織には、指定の役割に割り当てられたすべての登録に対して責任がある監督者という概念があります。監督者とみなされるユーザーは、役割で有効なユーザーである必要があります。さらに、アプリケーション・セキュリティを使用して、追加機能、つまり、他のユーザーに割り当てられた作業予定登録を確認する機能および他のユーザーに作業予定登録を割り当てる機能への監督者アクセス権を提供します。

作業予定監督者の機能にリストされているページは、監督者専用です。そのため、これらのページのセキュリティは、監督者とみなされるユーザーに制限する必要があります。作業予定管理ポータルおよび「作業予定検索」ページはすべてのユーザーが使用できます。監督者には、作業予定登録を他のユーザーに割り当てることができるようにする特別なアクセス・モードがあります。